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温むすバスツアー(あわら温泉)

~執筆途中、完成後SNS公開予定~

 みなさんおはようございますこんにちはこんばんは初めまして、もっきぃです。

 つい先日の9月30日(土)、10月1日(日)の2日間、「温泉むすめと巡る福井・あわら温泉 満喫バスツアー」に参加してきました。
 どんなものかとざっくり言いますと、あわら温泉(とそこに近い温泉地の下呂温泉)の温泉むすめ(芦原小梅ちゃん(の声優、相良茉優ちゃん)と下呂美月ちゃん(の声優、佐伯伊織さん))と一緒に、あわら温泉を堪能しつつバスで近くのいろんなところでいろんな体験をしよう!みたいなよくあるやつです。

 ちなみにこのバスツアー、申込時に「殿様プラン」「贅沢プラン」「スタンダードプラン」と選べて部屋の豪華さとか恩恵とか値段とかが違い、2台のバス(小梅号と美月号)にランダムに分けられ、いろんなイベントごとに島が分かれた状態で進行する、というものでした。
 2日間の流れは以下のとおり(旅のしおり参照)。

1日目 9月30日(土)
10:30 芦原温泉駅 発
11:00 福井駅 発
11:30 大安禅寺での座禅体験
12:10 終了
12:30 萬松閣にて昼食(お弁当)
    昼食の前に声優からご挨拶
13:00 終了
14:00 清風荘 貸切温泉イベント(希望者のみ)
14:40 終了
15:00 チェックイン
    ~自由時間~
18:00 宴会
20:00 終了

2日目 10月1日(日)
10:00 清風荘 発
10:30 東尋坊にて自由散策
11:30 終了
12:00 十楽の森
    (ブドウ狩り&日本初のアクキー狩り)
12:30 終了
12:45 十楽の森(昼食:ランチBBQ)
13:40 終了
13:50 芦原温泉駅
14:00 終了(解散)

 こんな感じのスケジュールでした(実際には多少遅れたり巻いたりしてはいるものの大きく影響がなかったため割愛)。
 要所要所で「思いつき感と見切り発車感あるけど大丈夫かなぁ(・ω・ )」という一抹の不安を抱きつつも、参加してみないとわかんないしとりあえずせっかく来たし楽しむか~というテンションで行くことに。乗りかかった船というやつです。タイタニック号になろうもんなら手を横に広げた殿の肩に手をかけて写真を撮って帰ろう。
 そんなこともなく、「なんだかんだ楽しかったに落ち着くだろうな、という感想に落ち着くんだろうな」という想定を大幅に上回る楽しいイベントになりました。


前編「各イベントの感想」

1.芦原温泉駅 発

 まずは出発前の集合。ぼくは前日に小梅号の殿を京都で拾って清風荘で前泊していて、美月号の殿は他の旅館に前泊していたため、朝から清風荘のシャトルバスを利用して芦原温泉駅前の「a CUBE cafe」で殿2人とゆったりモーニング(なお前日既に前夜祭と称して3人でちびちび飲んでました)。「2日間は殿2人が少しでも楽しめるように御付きになるか~」的なテンションでスイーツをむしゃむしゃしてました。
 もう1人のオタク(ぼくの同室)も合流して「いつもの4人だな~」(※あくまでぼく視点、最近在宅気味なので他3人からすると「いつもの3人+α」)と思いつつ、駅前のバス停にオタクが集まり始めてたので知り合いに挨拶しに。
 「もっきぃさんひさしぶり!」何気ないひと言がもっきぃを傷つける。推しがほぼ毎週稼働しているのに現場来たの実に1ヶ月ぶりだからそれはそう。金の切れ目は縁のなんとか。一刻も早く関東に異動したい。
 塩対応されつつもなんだかんだ構ってくれるオタクたちの優しさにほっこりしながらバスの搭乗案内を待ち、時間少し過ぎてバスへ。いつも「関東へ13時間かけて運んでくれる乗り物」に、こんな大勢のオタクが乗り込むことあるんだ~とか思いながら腰をかけた。

2.福井駅 発

 朝の交通量多いな~と思いつつうとうとしていたら、45分ほどかけて福井駅に到着。窓際からバス停にいるオタクに軽く手を振ってみたら(全員とは言わずとも)すごい勢いで手を振り返してくれた。声優の気持ちってこんな感じなんだなぁと苦笑いしつつ、福井駅集合のオタクの搭乗を見守りつつ、知り合いに挨拶しつつ過ごしてた。約1名乗り込むと同時に「おはようございます!!!!!(クソでか大声)」ってめちゃくちゃ元気に挨拶してるオタク(知り合い。いつもの)が。殿3人目かな?めちゃくちゃ目が覚めました、挨拶ってすごいね。元気そうでなによりでした(おまいう)。
 全員がそれぞれのバスに乗車し終わり、スタッフさんから挨拶とイベント全体の案内が。「しっかりしてるイベントだな~」って感じました。2日間の時間拘束をする団体イベントだからそれはそう。幼稚園のころに見たことのある「花の形をした名札」をつけて出発(もう少し大きい方が見えやすいのではと思いつつ、小さいからこそ声優さんがのぞき込むこともあるという利点なのかもしれないと思うことに(そんなことはない))。
 出発してすぐに車内で小梅ちゃんと美月ちゃんの掛け合いによる各イベント案内のミニアニメが上映される。「うぉぉおおお芦原小梅ちゃんの新規キャラ声だ……!!!」ってテンションが爆上がり大明神(感情の詳細は後述)。温泉むすめって大きく取り上げられていないキャラってキャラ設定とたまにある4コマやショートストーリーぐらいしか供給がないはずなのに、キャラ設定を遺憾なく発揮させた脚本で、初見でも2人のキャラがわかりやすく入ってくる、楽しめる内容になっていました(ちなみに芦原小梅ちゃんは人に教えることが好きな自尊心の高い温泉地オタク、下呂美月ちゃんはインドア趣味の自分に自信がないタイプのオタクで同属性の対称キャラのため、親和性はバチこり高いです。関係性のオタクがニヤつくやつです)。
 そんなこんなで更に期待を膨らませつつ、大安禅寺に到着。

3.大安禅寺での座禅体験

 大安禅寺に着いて、早速靴を抜いて広間に移動。中に入ると前方目立つ位置におもむろに2つ置かれた座布団と縦10列横6行に綺麗に離して並べられた座布団が。
 なるほどねー!ここでオタクが文字通り一堂に会すわけだ。宗教か?(※寺なので宗教です)
 自分の本名が達筆で書かれた名札の場所に座って待っているとスタッフの案内に応じて副住職が登場。家の関係でたまにお坊さん見るけど、最近のお坊さんって特にコミカルな方が多い気がする。なんというか小梅号の殿様と同じ匂いを感じました。
 そんなこんなで副住職の掛け声に応じて相良茉優さんと佐伯伊織さんが登場。相良さんひさしぶりだな~~~と思いながら眺めた後、佐伯さんかわいいな~~~と思いながら眺めていました(初見です)。低身長で大きめの眼鏡で髪まとめてる姿っていいですよね。私はそう思います。
 声優に来てもらいつつも、この時間は座禅体験。副住職から座禅の組み方を教わる流れに。胡坐をかいて片足を太ももに乗せた後、もう片足も太ももに乗せる。あとは背筋を背筋を使わずにへそを前に持ってくる意識をして伸ばす。視線を正面からやや下に向けて鼻で息を吸い、口からゆっくりと吐く。これを繰り返すことで、雑念を捨て、自分の世界にこもり、集中状態を生み出すことが目的とのこと。足を組む姿勢が「座禅」というわけではないらしい。(なお声優2人は椅子に座ってそれを眺めてる様子。相良さんは煩悩払うためにやった方がいいんじゃないかなと思っていました)
 みんな組んだ後、いよいよ朗読劇開始。内容は「座禅を組んでいるぽか旦那、ぽか女将に2人の会話で煩悩を芽生えさせて座禅を崩させよう」というもの。性格ぅ~~~。誰だ脚本書いたのはwwww面白いしわかりやすいからいいとして。「お腹すいたなぁ。お昼楽しみだなぁ」とか「5,000兆円ほしい!」とか。舐めんなwwwwwちなみに劇の内容聞く感じ本当に座禅を崩させてノらせるつもりで誘惑したみたいで、微動だにしなかったみんなに「みなさんノりませんねぇ……笑」ってアドリブ入れてたけど、事前にスタッフさんがサクラ用意しとかないと無理よなぁ~とは思った。楽しかったからヨシ!
 終わったら警策で叩かれる(?)体験。ぽか旦那ぽか女将を代表して殿2名が叩かれることに。漫画とかで "罰" みたいな感じで描かれがちな警策だけど、実際は肩こりや脳神経のツボがある場所を叩いて気を引き締める効果があるとのこと。両手を反対の肩のところに置いて前傾姿勢になった状態で肩甲骨と背骨の間のところを叩くらしい。マッサージするときに一番気持ちいいところ(個人差があります)だから、たしかに理に適ってるなぁと思いながらみんなの前で叩かれる殿様を見てほのぼのしてた。
 「私も叩きたい!」高らかに声を上げるのは言うまでもなく相良茉優ちゃん。長年見てきてるけどそのハキハキ宣言するのはお笑いをわかってるのか性格的なものなのか未だ謎ではある(たぶんベースが後者で前者も理解しているパターン)。しかし、叩かれて気持ちよさそうにしている殿様を見て「私も叩かれたい!」に変わる。字面だけ見るとセンシティブですが至って健全です。仏様も見ていますし。
 その後声優2名も叩かれて気持ちよさそうにして終了。集中したいときにでも座禅組んでみようかなぁって思いました。

4.萬松閣にて昼食(お弁当)

 バスで5分ほど移動して萬松閣に。調べてみるとどうやらここも有名な温泉施設らしい。食堂を借りてお弁当を食べただけだけども。声優の挨拶で昼食開始なので席についてしばらく待つことに。
 ここでも席に名札が置いてあって気づいたことがある。並べられ方は違えどこれ大安禅寺のときとほとんど配置が同じだ。今回のバスツアー、殿様プラン→贅沢プラン→スタンダードプランという3つのクラスに分かれていたが、おそらくソート順位は「クラス」→「性別(女性優遇)」→「申込順」になっている。そう考えてみるとなるほど、顔見知りの参加者の席位置を見てみるとわかりやすいなぁと思った。
 そんなこんなで待つこと5分程度。声優2人が食堂に現れてひとこと交わして合掌。退散。……えっ、終わり?終わりらしい。一緒の空間で食べたりとか「肉ちょうだい」って言ってくる相良茉優ちゃんとかはいなかった。なんというか、ひとことの挨拶にだけ借り出されて大変だねぇ、ゆっくりご飯食べられるといいねぇとか思いながら、小梅号の殿とおしゃべりしながら完食。ちょっと美味しいお弁当でした。

5.清風荘 貸切温泉イベント(希望者のみ)

 車で1時間ほどかけて清風荘に。ちなみにこのバスツアー、声優が同乗しているわけでもなければバスガイドがいるわけでもないので、バスの中は最高の休憩時間である。同室のオタクと適当な会話で暇をつぶしたり昼の日差しを浴びながら寝たりして過ごしました。夜行バスより落ち着く。
 そんなこんなで清風荘に到着。とりあえずロビー横のソファーに腰を掛け、スタッフが準備できるのを待つ。割とこういう待ち時間が多い。しかしなんだかんだ急かされはしないので気が楽だったりする。殿を呼びつけて小梅ちゃんのパネル付近に立たせて記念撮影したり顔なじみのオタクに挨拶回りしたり自由に暇をつぶしてた。
 ところでぼくは普段から加熱式たばこを嗜んでいて、萬松閣のときもいち早く昼食を済ませ目に入った喫煙スペースではんなりしてたんだけど、清風荘でもその待ち時間(スケジュールにはない)にスーッっと喫煙スペースに入って時間つぶそうとしていまして。名札を付けた知り合いではないオタクに世間話振られて楽しく暇をつぶしてたら、名札をよく見るとあれ?最近ほぼすべてイベント参加してるな~すげ~って印象を持ったオタク(当時FF外)とXのハンネ一緒だ~と思い(ネトストやめーや)。「えっ?○○さん?○○ちゃんアイコンの人ですよね?」とつい衝動で積極性のあるコミュ障(性質悪い)が発動。なんだかんだ楽しく話して仲良くなりました。バスツアーの力ってすごい。
 到着して20分ほどしてようやく温泉に入れることに。この時を待っていた。ところで前日ここに前泊していたために、温泉の脱衣所から露天風呂まで網羅していたため、「いち早くキャストオフして(キャストだけに)身体を洗って僅か3つしかない外の桶風呂を勝ち取るぞ」という気持ちで入浴RTAを始めてた。先着案件は情報戦である。たぶんそんな気持ちで風呂に向かっているのはぼくぐらいだと思う。少し出遅れたため1番乗りではなかったが無事2位入賞。端っこの桶ではんなりしつつ「このまま音声流れ始めるの待っとこ~」と優雅に浸かっていたが、知り合いのオタクから「もっきぃさん、向こうの露天風呂(広い方の浴槽)でもうボイスドラマ流れてますよ」と言われ、ぼくの桶生活は3分で幕を閉じた。
 そんな感じでいつの間にか流れ始めていたらしいボイスドラマを聴きに広い方の浴槽へ。既に5割ほどオタクで埋まっていてかき分けつつ開いているところに腰をかけて聴いてみる。どうやらループしているらしいので、とりあえず待って1周することに。その間にオタクが集まる集まる。お堂のときよりも密度が高い上露天風呂というシチュエーションのため、景色はさながら秘境の温泉に浸かる猿の集団だった。
 ボイスドラマの中身は小梅ちゃんと美月ちゃんが温泉に浸かりながら日常会話をするという他愛のないもの。ボケやツッコミ、オチについてはよくある日常もののベタなものではあったが、温泉むすめのコンセプトに沿っていたし日常的なシチュエーションが雰囲気に合っていたのでこれぐらいこてこてなぐらいがちょうどいいかもしれない。「ベタ」は言い換えると「わかりやすい」ではあるし、馴染みやすいものだったと思う。なんだかんだ小梅ちゃんの声は好きだし、2人の掛け合いはキャラが相対的で面白いので普通に楽しめました。
 1周して癒されたため、そそくさと上がって自由時間をゆっくり過ごすことに(ここの温泉は前日十分に堪能したので)。部屋の鍵を受け取り、部屋に荷物を置いて同室のオタクを待っていると清風荘限定アクキーが再入荷したという報せを聞き、買いに降りることに。そこからは同室のオタクと美月号の殿(集まる頻度が1番高い3人)でそばを食べに行って軽い散策に。ここまでのイベントの中身なんだかんだ楽しいじゃないですかーとか話を振ってみると、(ぼくより長く深くオタクやってる)2人とも割と楽しんでる様子でめちゃくちゃ安心した。ただ、「宴会が怖い……」という言葉にだけは、ぼくも返す言葉が見つからなかった。お酒の席で何も起こらないはずがない。そして、そんな中いじられ役として徹さないといけない殿にどんな仕打ちが待ち受けているのかわかったもんじゃない。しかし、どうやらそれだけじゃないらしい。殿が言うのだ、「殿様カツラって聞いていたのに、部屋にどう見てもカツラだけじゃなくて何かあるんだけど。手伝ってほしい」と。
 散策も終わり、同室のオタクとそのまま殿の部屋に入るとそこにはどう見てもドン・○ホーテで売っていそうな殿様コスプレセットが。「俺これ着て宴会の会場行くの?」と真顔でした。心中お察しします。そうは言っても着て行かなかったら空気の読めない、運営に気を遣わせてしまう客になってしまう。なんだかんだ人生の先輩でもある殿、そんなことは100も承知らしい。「やっぱりもっきぃさんが殿様プラン取るべきだったよ」と散々言われるも、「普段からイベント行ったりとかしてないのにこういうときだけ利を得ようとするタイプのオタクが嫌いなの知ってますよね?それになりたくないですしその点適任ですよ頑張ってください」と返して無理矢理納得してもらうことに成功。結果として「なんで生きてないんだよ○ね」と理不尽な一行矛盾を放たれました。そして向かう宴会場――

6.宴会

 会場に向かう途中のエレベーターで小梅号の殿と遭遇。初日朝に集まった4人(俗に言うメンヘラ四天王、なお四天王最弱のぼくはやられた後)で集結し、エレベーターを待つことに。
 同じエレベーターに乗ろうと後ろに待機し始めた一般客のご老人たちが2人の殿を見て「恥ずかしいのぅwwwww」とこだまし始めた。ご老人たちは何も間違っていない。傍から見ればどう考えても貸切でない旅館でこのような戯れた格好をしている殿たちの方が間違っている。オタクたちだけ無言の時間が続く。あぁ、これが共感性羞恥ってやつか――。そんなことを考えながらエレベーターに乗り、途中の回で楽しそうにはしゃぎながら降りていくご老人たちを見送った。「……あのおじいさん60年後の○○さん(小梅号の殿)みたいっすねww」そんな風に雑にお茶を濁して空気を換えるのがぼくの役目である。この後めちゃくちゃ飲まされた。
 なんやかんやで会場に到着。会場の配席だが、運良く最前最中だった。浮島にいる殿を除いて。そう、宴会の殿の配席が他の島よりも2mほどステージに近い位置で、殿同士が対面で座る構図になっているのだ。「だ…だめだ まだ笑うな… こらえるんだ… し…しかし…」と言っているときの夜神月の気持ちがわかった気がする。

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