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曽野綾子 断れる

頼まれたら断れない、

という神経も

私には

昔からなかった。

誰が頼むのか

どんなことを頼むかによるけれども

頼まれたら

自分ができる限りのことは

したいと考える。


特に

私にしか頼れないという状況においては

何とかしたいと考える。


しかし

肝心なことは

どんなことなのかによるのだ。

これは

あるべき感覚が

欠損しているのかもしれないが、

私は

どんな相手でも

筋が通らなければ

断れる。

私も

筋が通らないものであるなら

断ることができる。

どんな人が頼もうと断る。


もし

脅されたとすると

それまで以上に

断る気持ちを強くする。


そして

権力を行使すること自体を

脅すという行為自体を

侮蔑する。


悪く思われても仕方がない、



初めから

思っているのだ。

悪く思われているということで

安定するのであれば

その方が

心が乱されることがなくなっていい。


私もそう考える。


できるかぎり

凛として

生きていきたいのだ。

『自分の顔、相手の顔』

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