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映画やドラマのこと

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#ベター・コール・ソウル

能力を最大限に使うことができればそれが道に外れたことでも構わない。少しだけであればと考えたのが後々大きく道から外れることになる。しかし人間はいつだってやり直しができる。本当の目的に自分が気がつくなら過去のことを後悔しながらでも充分生き直すことができる。今どう生きるかが重要だから。

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限られた選択肢の中で最大限に力を発揮して力を尽くすことができるのは、自分で納得できているから。愛情や理解が実の父親からは得られなくても身体を張って問題解決しようとする人がいるだけで満たされていく。どうにもならない状況に陥ってもそこで充分に生きたと感じる。複雑な人間理解がポイント。

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どんなに頭が良く知識があっても使うべき時に融通が利かなければ役に立たない。知恵に富んで交渉が上手いと出くわしたチャンスを活かすことができる。しかし人間社会の法律を犯すことのないようにしなければならない。また動機が自分の利益のみでもならない。そして人の心があれば何度でもやり直せる。

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夢中になれるものがあるのなら時間の感覚がなくなり一瞬のように感じる。
それがイヤイヤするとなると辛い時間が永遠に続いているように感じる。集中できないというのはイヤイヤしているからだろう。
目的意識を持ってゲームのゴールを目指す感覚ですることができれば、イヤイヤでなく夢中になれる。

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報いがあるというのが正義というのなら復讐が正義となる。けれども報いというのが復讐ではなく、自らにそれ相応の罰が下るというのなら、積極的な復讐とはならない。復讐はさらなる復讐を生み出し、きりが無い。報いがあるだろうと思い、復讐の連鎖を断ち切る勇気と理性が必要だろう。理性の愛がいる。

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言える時、言わなければならない時に言うためにも、いつも
「大好きだよ」「愛しているよ」
と言っておくことが大切。言い慣れていると言いやすい。本当の気持ちを素直に伝えることが大事。お互いに思い合っているのにすれ違うのは切ない。守りたいからこそ勇敢になれる。最後の選択は自分で決めた。

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他人の考え方、感じ方、生き方を決めるのはその人自身だから、自分が決めたり、まして強要したりすることはできないと理解することは重要だ。自分の問題と他人を明確に区別して考える。そして一番大切なことは様々な選択肢があることに気付き、他人に相談したとしても最終的には自分で決断することだ。

信頼できるということは
自分のためだけではなく
むしろ自分の利益にはならないことでも
やるべきだまたはやってはならないと判断し行動できるということだ。
判断する力と行動する力が必要となる。
それらが自分の責任の下でできるようになって初めて信頼できると言える。
覚悟があるかどうか。

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司法が公平・公正ではなく人の先入観や思い込みにかなり左右されている。これでは法治国家とは言い難い。だからこそ弱い立場の人の弁護がしたいと考える。そしてそれで犯罪に関与していくことになる。『ベター・コール・ソウル』悪徳弁護士と言われた人のスピンオフのドラマ。4シーズンまで観てきた。

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ずっと忙しく働いていたら自由な時間ができた時でも、どうにかして忙しくしてその時間を埋めようとする。悲しさや虚しさを感じないようにするため。喪失感を受け止めていかないと後で襲ってくる苦しみに一層痛めつけられることもある。悲しい時に悲しいと感じることが癒やしになる。心に素直になれば。

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面と向かうと言いたかった言葉からどんどんそれていき言いたくなかったことを言ってこじれていく。心が落ち着いている時に手紙を書くと温かい言葉が出てくるのかもしれない。誇りに思うという言葉をどれ程聞きたかったか。手紙を読む時にはもうこの世にいなくなっている。でも手紙の言葉はずっと残る。

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誤解されて仲間外れになっている人を気にかけ策を講じた。わざと自分が自分の為だけに働いているとうっかりミスでバレるように。結果わだかまりが解けて仲間外れはなくなったが今度は自分が嫌われた。泣いた赤鬼みたいだ。こんなにも人に尽くせる人がいるだろうか。ヒーローになりたいんじゃないんだ。

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負けを認められるかどうかが強さの鍵。本当はしたくはないのに兄が弟を潰しにきた。応戦するのに知恵と人の力を使う。普段から人の気持ちが分かり優しく接しているのでいざという時に人が助けてくれる。そこも兄と違うところ。固執し自滅していく兄。『ベター・コール・ソウル』行き違う心を鋭く描写。

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親の愛情を求めるのは生き残るための本能なのか。 思うようにその愛情が受け取れない時、 弟が受け取っているのを見る時、 その渇望感から悶え苦しむのだろう。そしてその矛先は親ではなく弟に向けられる。そういうドラマ。子どもから成長できずにいる。諦めて自分を癒す。自分を上出来だと認める。