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映画やドラマのこと

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2023年12月の記事一覧

ファーゴシーズン5。作り手の視点がまともなので気持ち悪くならずに観れる。脚本が上手くて見応えがある。大変な目に合いながらも大切な人を守り知恵で防衛していく主人公がスゴイ。これから今まで敵のようだった義母が味方となり対処していくのに期待している。策略で生き抜いてきた義母が頼もしい。

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映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
人間は今もなお人と違うことを特別だと思うと同時に恐れる。その恐れは無意識に自分を追い込み、更に弱いものを馬鹿にして自分を守ろうと必死となる。すり減っていく精神。その状況が悪なる犬の力。キリストが赦したように自分と人を受け入れ赦すことで癒やされる。

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面倒くさいことからはできる限り逃げ回る。けれども卑怯者としてはみられたくない。
窮地に陥ったのは自分のせいではなくていつも責任を押し付けられる人のせいにする。だから悪いのは自分ではなく人のせい。そういう自分が酷い人間だとはうすうす分かっている。でも結局負のループから逃れられない。

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映画『ミッドサマー』
妹と両親が亡くなっても依然と大事にされない。別れたいとも思っているのに体裁を取り繕うため誘われたミッドサマーのコミュニティの祭り。自分のことしか考えない恋人が裏切り嗚咽。クイーンに選ばれたゆえ残忍な判断を下す。そして不安定さが消え充足感に満たされていく狂気。

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映画やドラマの倫理観が明確に分かることって重要。観ていて不快になるのは制作者が悪を悪と認識して描いていないこと。どうして精神をやられるのかと思ったら、その部分がよく理解できてないまま作られているから。脳が矛盾点を理解しようとして疲弊してしまう。観た後にストレスでヘルペスができた。

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