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薬屋のひとりごと

漫画『薬屋のひとりごと』は、小説家になろうで連載されている日向夏さんのファンタジー小説が原作です。
中華風の架空の国の後宮を舞台に、花街で産まれ、うっかり人さらいに拐われて後宮で働く少女・猫猫が、薬学の知識を使ってさまざまな事件を解決していきます。
また、猫猫と後宮の宦官である壬氏との恋愛(!?)も物語の魅力のひとつです。

舞台となる架空の国は、中国の歴史や文化をモチーフにしていますが、実際に存在した国ではありません。作者の日向夏さんは、中国の歴史に詳しいわけではなく、インターネットで調べたり、中国人の友人に聞いたりして、本作の世界観を作り上げたそうです。

薬屋のひとりごとは、もともと「小説家になろう」で連載されていたライトノベルが原作で、現在2種類のコミカライズ版があります。
ねこクラゲさんが描く「薬屋のひとりごと」と、倉田三ノ路さんが描く「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」です。
それぞれ原作に忠実な内容で、作画の違いが特徴的です。

本作の登場人物のうち、李白という名前は中国の盛唐の時代の詩人・李白から取られていますが、人生や性格は全く異なります。本作の李白は武官で、妓女の白鈴に惚れて身請けしようとしていますが、史実の李白は詩人で、放浪の生涯を送りました。

2023年10月にはアニメ化もされ、1クール12話の予定で放映されました。
1話から11話までは、原作小説の1巻から5巻までの内容をカバーしています。 12話は、原作小説の6巻の内容をベースにしていますが、アニメオリジナルの展開もあります。

薬屋のひとりごとを読んでみませんか?

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 第1〜17巻

薬屋のひとりごと 第1〜12巻

小説 薬屋のひとりごと ヒーロー文庫

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