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ダーウィン事変

『ダーウィン事変』は、うめざわしゅんによる日本の漫画作品です。

人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」の少年チャーリーが、動物解放を求めるテロ組織や社会の偏見と戦っていく物語です。

15年前、動物解放同盟(ALA)によって実験動物にされていたチンパンジーが救出され、ヒューマンジーが生まれました。
そのヒューマンジーはチャーリーと名付けられ、チンパンジー研究者のギルバートと弁護士のハンナによって育てられます。
チャーリーは優れた頭脳と身体能力を持つ少年へと成長しましたが、高校では差別や暴力に直面します。
ALAのリーダーであるマックスの画策により、チャーリーは町の人々から恐れられる存在となり、両親が殺害される悲劇に見舞われます。
所有者がいなくなったことでFBIと警察が介入しようとしましたが、それまでチャーリーの存在を快く思っていなかった警部補グラハムが里子として引き取ることになります。
成長するにつれ急速に力を増すチャーリーは、自分の過去や家族の秘密を解明するため旅に出ます。
その過程で、ヒューマンジーオメラスとの対決が起こり、兄弟であることが判明します。
最終的に、ルーシーとチャーリーはオメラスの代理母がサラ・ユァン博士であることを突き止めます。
チャーリー達は、ゴルトン社の二代目社長のアンドリューを誘拐して、グロスマン博士の行方を聞こうとしますが、ALAのマックスに先にアンドリューを誘拐されてしまい…。

作者のうめざわしゅんは、本作のテーマである「人間と動物の生存権」について、多くの文献を読み込んで制作したといいます。

連載開始時には、第1話の原稿のデータをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供しました。
これは、多くの人に読んでもらえることを目指した試みのひとつでした。

本作は、マンガ大賞2022の大賞を受賞しました。
現在、単行本は第6巻まで発行されています。

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