見出し画像

白馬の構築はどれがいい?

どうも、かっちょです。

最近のシティの結果を見ていると思いのほか白馬バドレックスは勝っていますね。
Twitterの前評判を見ている感じでは黒馬バドレックスの方が評価が高いのかなとか思っていましたし、実際にまわしてみても黒馬が明らかにめちゃくちゃ強いので、逆張りの僕としては白馬の構築から煮詰めようと時間を割いていました。
(まあ逆張りというだけでなく、黒馬は概ね皆同じような構築に至りそうかなという気がしていたというのもありますが)


白馬を組むうえでのポイント


1,エネ供給手段をどうするのか
モスノウ、メロン、ユキメノコ、ローズ、またはこれら複数の併用


2,何でまわすのか
チラチーノ型、インテレオン型、フリーザー型、デデンネ採用の有無、etc...…


3,そもそも白馬バドレックス単体が強いのか
3神のアタッカーと考えるべきなのか、雪道にどこまで依存するのか


この3点が大きい要素になってくるかと思います。

まずは1点目について。

エネ供給手段

画像1


ユキメノコ ⋙ メロン ≧ ローズ > モスノウ
この評価は僕の中で堅いです。

・モスノウが弱い理由
ベンチポケモンにしか特性を使えないのが致命的です。ポケモンを入れ替えるためのパーツをちゃんと手札に引き込んでいないと機能しないため要求値が他と比べて高く、そもそもそれらのパーツをデッキに組み込むために数枚分の枠を割くのもデッキパワーの低下に直結します。
白馬バドレックスはシンプルな性能をしているが故、”頂への雪道・リセットスタンプ・やまびこホーン・ツールジャマー”等の補助パーツによる恩恵をフル活用して戦えるのが一番の強みです。デッキ枠はデッキパワーです。

ではモスノウのメリットとは?って考えてみてください。
何枚でもエネを加速できること
これに尽きます。間違いないでしょう。
是非一度ユキメノコ型で回してみてください。エネ加速が足りないことが全くないです。モスノウのメリットが活かされないことがよく分かります。

・メロン(ローズ)があまり強くない理由
もちろんユキメノコが強いからというのはあります。序盤からバドレックスのVMAXで戦うために、クイックボール・ポケモン通信・進化のお香、といったカードは多めに採用するというのは恐らく誰も異論はないかと思います。しかしそれらのカードって中盤以降あまりがちじゃないですか?
中盤以降もユキメノコをサーチして使うことができるとと非常に自然な構築に仕上がります。

それ以前に、そもそもの話でサポート権利は大事すぎます。メロンを使っている暇がありません。メロンを3~4枚採用して主軸に添えてしまうと、相手のマリィにかなり弱いです。順調にまわっているゲーム中ならメロンも強い場合はありますが、相手に手札を干渉されこちらの手札が減ってしまうとメロンの3ドローではパーツが揃いません。

さらに具体的なことを言ってしまいます。黒馬バドレックスに入っている”オーロット&ヨノワール”が強すぎます。メロンで3枚なんて貧弱なドローをしていたらこちらの手札を完全に破壊されます。

ローズについても、コロトックやヤレユータンと合わせて採用するとは思いますが、正直こちらの方がパワーは高いかもしれませんがよりリスキーでしょう。そもそも主軸にするカードではなさそうです。


というわけで僕はユキメノコを評価しています。レベルボールでサーチできるのも優秀ですよね。


次に1つ飛ばして3点目のポイントについて

白馬バドレックス自体の解釈

まず3神と組み合わせることについて、これは全否定させてもらいます。理由は2つあります。
1つはザシアンより優秀は要素が全くないことです。そもそもザシアンに弱点をつかれて負けやすいため、3神白馬は明らかに3神ザシアンに不利です。3神白馬にウィークガードエネ積みますか?オルタージェネシスの成功率落としてでも?
3神が倒されたあと進化せずにバドレックスVで攻撃する、なんて考えてる人。それザシアンでよくないですか?バドレックスVMAX使うタイミングが全く分かりません。

もう1つは、そもそも3神ザシアンですら環境的に明らかな逆境だからです。3神ザシアンvs黒馬バドレックスのマッチアップ、圧倒的に黒馬が有利ですよ。

画像2

次に雪道の評価について。これも限りなく評価は低いです。
既に理解している方も一定数いるかとは思いますが、雪道が刺さるデッキは必ず対策をしています。黒馬なんかは特に顕著で、霧の水晶でマーシャドーをサーチできるため何回挑戦しても雪道が通りません。悪を筆頭とするパーフェクション系統のデッキもムゲンダイナも、今となっては混沌のうねりを2枚以上採用する人がほとんどでしょう。

ただ白馬に採用したいスタジアムが現状何もないんですよね……
消去方的に雪道を採用したリストを回していたため、そのままの形で今回の記事では紹介してしまっています。ですが、スタジアム不採用という選択肢まで考えるべきだと今は思っています。中途半端に他のスタジアムを採用したところで結局は混沌のうねりには勝てませんからね。

チラチーノ型

画像3

デッキコード:bvVVv5-q0X57O-kFvdFv

チラチーノ型のメリットって何でしょうか?ドローが安定することですか?

先にデメリットを挙げさせてもらいます。
チラチーノ1匹の瞬間的なドロー枚数って弱いんですよね。

何が言いたいかというと、序盤~中盤で手札に何もない時 (使いたいサポートや、バドレックスVMAX等の必須パーツが欠けている時) にチラチーノで2枚引いても解決する確率が低いということです。
つまり、序盤をデデンネに依存するゲームが多発します。ちゃんとサポートを使えて、盤面を最低限整えたうえでのチラチーノということになりがちです。中盤~終盤にかけて輝くポケモンだということですね。
ただ白馬バドレックスは打点に上限があり、序盤多少出遅れても後半巻き返すという性質のポケモンではないので……
さらに言うと序盤からとんでくる黒馬バドレックスの”ナイトウォッチャー”がめちゃくちゃ厳しいこともあり……

次にダメージ調整についてです。チラチーノ型のメリットの1つに、チラチーノのワザでバドレックスの微妙に足りないダメージを補完できるというのがあります。”40+250”でTAG、”40+250+30(ダンデ)”でVMAXを倒せます。
この点は確かに優秀なんですが、即効性がないため必要ターン数が長くなり、結果的にデデンネを出した時に余計に致命傷になりがちです。チラチーノでサイドを1枚相手に渡しているので、デデンネとバドレックスでサイド「1-3-2」と綺麗に負けてしまいます。
しかもダメージ調整のためにチラチーノをバトル場に出して使った結果やりくりが使えていないのでは本末転倒という気もします。

チラチーノ以外にダメージ調整役のポケモンとして、ジグザグマ、フリーザーまでは試してみたんですが、どれもベンチ枠を圧迫しすぎて機能しにくかったです。ジグザグマとフリーザーを活用すると綺麗に打点が噛み合うこともあったのですが、チラチーノの代わりにベンチ枠を使ってしまうとそもそものチラチーノの存在意義が疑わしくなってきました

チラチーノ不採用型

画像4

デッキコード:SppSM3-8XDFqE-UMyRMS

こちらは個人的にいつもお世話になっているしもゆうさん(@shimoyou)が、ジャッジステーションカップ3(jsc3)に出るとのことで渡したデッキと数枚違いの原案になります。

・構築経緯

ここから先は

2,117字 / 1画像

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?