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6/18 父の日

日付を跨ぐギリギリの時間に書き出している。
6月18日父の日である、と言っても
人から言われてあぁそうかと気づき
ならば、父の話でも書こうと思って書く。

餅屋の父は野球が大好きで自身も小さい頃から
野球をしていて世代的にも王さん長嶋さんが
幼少期のヒーローで根っからの
巨人ファンだった。

そんな野球好きの父を持つ餅屋は
野球さほど興味も無く、中学生ぐらいの頃に
野球に興味を持ちルールを教えてくれと
父に願ったが説明した所で
分からないだろうから教えないと冷たく言われ

結果として自分で野球ゲームを買い野球に
のめり込んでいった。

多分父の日のエピソードや素敵な思い出を
他のnoteを書いている方たちは
感謝や例の言葉など文章の節々に
散りばめているだろうが

餅屋はどちらかと言えば暗めの話とかに
なるかもしれないが

父は餅屋が小さい頃、酒を飲んでは
管を巻いて帰宅してそれを察してのか
母はさっさと母、姉、餅屋の三人で

眠く無くても布団へ入り父の帰りを
無視していた。普段はあまり無口で
会話をそこまでしない父だがお酒を飲むと

ストッパーが外れたかのように
よく喋り、よく絡んできて、甘え、暴れた

そん時に痺れを切らしてかまってくれないと
嘆く父にうるさいからもう、寝ろよと
母や餅屋や姉それぞれが怒りその時の
父の口癖が「ごめんね、ごめんね」と平謝り

態度と言葉の不一致さに苛立ちを覚えて
ムカついたことも沢山あり
それから人からごめんやすみませんと
言われると無性に気分が悪くなる事が
しばらく続いた

父の見た目はパンチパーマにセカンドバッグに
エナメルの靴にサングラスに柄シャツと。
どっからどう見てもそっち系の人だ
もはやコントのキャラクターか

今の時代ならば敢えてそーゆー格好で
アドリブで音に乗り相手をディスる
ラッパーのフリースタイルバトルの
呂布カルマさんみたいな見た目だ。

よく高校生の頃の土日の深夜の時間帯に
電話がかかって来て、どこどこに居るから
メシご馳走してやるから来いと
呼び出したが来て自転車を漕いで行って

店に入ると既に昼間から酒を浴びるほど飲んだ
であろう父がそこでもお酒を飲んでいて
ラーメンなり蕎麦なりを頼む餅屋の横で
甘えた声で、カレーを一口で良いから
食べたいと言ってきてその残りを餅屋が
食べるみたいな事ばかりだった

中学生か高校生の頃、テレビのドラマで
ビートたけしさんの幼少期の話をドラマ化した
菊次郎とさき。というドラマでたけしさんの
お父さんである大工で毎日飲み歩いては
いろんな人へ迷惑をかけていた菊次郎さんが
そっくりそのまま父のようで親近感が湧いた。

そんなある日夜は夜でもそこまで遅い時間では
時間に呼び出しをくらいご飯を食べて
家まで帰ってくる途中に父が尿意を催し

自宅付近の駐車場の壁に立ちションをし始めて
こちらはソワソワしていて誰かに見られたら
困るなと思って辺りを見渡していると

なんと中学の同級生のクラスメイトの女の子の
ご家族が乗った車が丁度その父の立ちション中の壁の前のスペースが
駐車スペースだったらしく、まさかまさかの
トラブルに慌てながら早く帰るもとい、
逃げるぞと言っても父は止まらないと

そのまま立ちションをしたままで
そんな事とは知らなかったクラスメイトの家族
が乗った車のヘッドライトがまるで
アニメのルパン三世のルパンが盗みに入った時の追い詰める時のサーチライトの様に照らして

餅屋は顔が真っ赤になるのを通り越して
真っ青になりつつ逃げた事を覚えている。

このままだと、父の日の嫌な話ばかりで
終わるので良い思い出でを1つ
かなり随分小さい頃の記憶で具体的に全ては
覚えてないが夏の時期かなんかに
父方の田舎で親戚が亡くなり

父と祖母と餅屋など家族で帰省していたのだが
普段とは全く違う環境で、人見知りも出て
泣いて泣いて喚いてしまい
それを見た父が片道2.3時間かかる

道のりを餅屋を1人だけ車に乗せて
帰ってくれた記憶がある
その時に何かを話したとかは
記憶は無く

ただ覚えているのは
ニュースの夏休みの時期などに見る
高速道路の夜の時間帯に渋滞していて
ヘッドライトが連なっている
映像と父が仕事があるので帰省出来なかった
母が待つ家へ一緒に帰ってくれた
記憶だけが未だに記憶の片隅にある。

父よ素敵な、名前をくれてありがとう。
昔は何も感じなかったが
つい最近になり人様に名前の説明する時に
とても素敵やカッコいいと褒められるよ
ありがとう。名前負けしないように
これからも一歩一歩歩んでいきます。
またね


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