雑記:旧目蒲線全線開通100周年記念限定NFTラリーについて
「旧目蒲線全線開通100周年記念限定NFTラリー」をやってきました。
◆イベント概要
目蒲線(目黒線・多摩川線の前身)全線開通100周年を記念して開催されているNFTラリーです。駅掲出のQRコードをスキャンすることでNFTを取得できます。4駅分を集めると蒲田駅で記念品がもらえます。
◆NFT関連情報の整理
NFT界隈はよく分からないので、仕組みとか用語とかを調べてみました。
▶NFT概念図
NFTの売買が行われる場合はマーケットプレイスが必要みたいですが、今回のような無料配布の場合はマーケットプレイス不要みたいです。たぶんこういうことなんじゃないかと思います。違ったらTwitterにリプとか質問箱にアドバイスください。
▶用語
NFT
Non-Fungible Token 非代替性トークン
ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータNFTウォレット
暗号資産やNFTなどを保管するための口座・財布のようなもの
どのウォレットにも公開鍵と秘密鍵がある
公開鍵:ウォレットアドレス 口座番号的なもの
秘密鍵:プライベートキー パスワード的なものWallet Connect
QRコードを利用して、マーケットプレイスやDAppsにウォレットを接続できるサービス。NFTマーケットプレイス
NFTを売買するためのオンラインプラットフォーム
大きく分けて3種類
①汎用型
誰でもNFTのミント・売買が可能 ジャンルも多様
例:OpenSea ImmutableX Magic Eden
②特定ジャンル型
ジャンルを絞ったマーケットプレイス
例:Super Rare(アート) Audius(音楽)
③ブランド専用型
特定のブランド・企業が独自に運営するマーケットプレイス
例:NBA Top Shot(バスケ) Delta Time(F1)ミント
NFTをブロックチェーン上に記録するプロセス
無料NFT配布はフリーミントというDApps
Decentralized application 分散型アプリケーション
ブロックチェーンを用いたアプリの総称
スマートコントラクトを利用して管理人・運営などの第3者を介さずに取引可能などのメリットがあるスマートコントラクト
ブロックチェーン上で、事前に指定されたルールに従って自動的に動作するプログラム
◆今回のNFTラリーの仕組み
駅掲出のQRコードをスキャンしてNFTを取得(NFT Shot)
取得したNFTがNFTウォレットに入る(unWallet)
取得したNFTを閲覧する(SUSHI TOPマイアプリ)
NFT ShotはSUSHI TOP MARKETINGが提供するサービスで、QRコードをスキャンするだけでNFT配布できるツールだそうです。
unWalletはSIVIRA株式会社が提供するWEBアプリケーション型NFTウォレットだそうです。最初にQRコードを読み込んでNFTを取得する際に、unWalletのアカウント作成画面が表示されます。
※NFTウォレット:暗号資産やNFTなどを保管するための口座・財布のようなもの
SUSHI TOPマイアプリは複数のNFTウォレットを接続してNFTを管理できるサービスとのことです。
◆東急新横浜線開業記念NFTとの比較
東急新横浜線開業記念NFTでは、NFT Shotで無料配布というのは一緒でしたが、ウォレットはブラウザウォレットというものが使われていました。
QRコードを読み込むと、ブラウザのキャッシュ上にブラウザウォレットというウォレットが自動生成され、NFTを受け取ることができるものでした。
しかし私個人としては難しさも感じていました。
キャッシュクリアで消える
キャッシュに一時的なウォレットを作成するので、キャッシュクリアするとNFTが消えます。一応バックアップカードから復元可能ですが、バックアップカードの管理が難しいと思いました。公式でMetaMaskへの移行が案内されていたので、やっておきました。アプリみたいなもので手軽に一覧するのが難しい
MetaMaskに移行したまではよかったんですが、アプリ上でNFTのビジュアルが表示されませんでした。公式で案内される閲覧方法であるtofu NFTというマーケットプレイスとMetaMaskを連携すれば、tofu NFT上で表示はできました。が、アプリで見れるほうがコレクション感あっていいなぁと思っていました。色々頑張れば表示できるらしいんですが、結局うまくいきませんでした(自分のせいです)。
一方今回の目蒲線100周年では、unWalletとSUSHI TOPマイアプリでこれらがクリアされていました。気軽に閲覧できるようになってうれしい。
ただMetaMaskとunWalletの2つのNFTウォレットを持つことになっちゃいました。チャレンジしてないですが移行できるのかな。
◆感想
「なんか新しいことにチャレンジしてる」感を感じられて良かったです。
ただNFTというものが身近ではなさ過ぎて、ハードルが高く感じてしまいました。やってみると単なるデジタルスタンプラリーという感じで特に難しさはないのですが、アナログスタンプやJRのエキタグなどと比べて操作の手数は多かったです。
あとはQRコードの写真を撮れば現地に行かなくてもNFTが取得できてしまう点は要検討なのかなと思いました。
大正義東急様の取り組みの行く末を見守っていきたいと思います。
◆その他
寿司ロボットメーカーの株式会社TOPは無関係っぽいです。
◆参考
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