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MF2バトルクラブQ&A

前々回の記事では、MF2バトルクラブの概要について解説いたしました。ここでは、MF2バトルクラブに関するさまざまな疑問点について解説していきます(今後も加筆される可能性があります)。

<登場人物>

もち:このコーナーのアドバイザーである桜餅の精霊。
もっくん:このコーナーのアシスタント。得意技はドリブルアタック。

エントリーに関すること

Q1. エントリーは必ず3体?

もっくん:「エントリーは必ず3体ですか?」

もち:はい、必ず3体選出して下さい。

Q2. エントリーはフルモン前提?

もっくん:「エントリーするモンスターはフルモン(ALL999)じゃなければいけませんか?」

もち:フルモンでなければならないということはありません。しかし、ほぼすべてのプレイヤーはフルモンのエントリーを前提としているので、フルモンでない場合は基本的にハンディキャップを背負うことになるでしょう。

Q3. フルモンを持っていません。

もっくん:「フルモンを1体も持っていないのですが、これでは大会に参加できませんか?」

もち:必ずしもご自身が育てたモンスターである必要はありません。参加者は多くのフルモンを持っている場合が多く、相談すればその方が当日使う予定のモンスター以外はたいていレンタル可能だと思われますし、当日参加していない方のモンスターを使っていただいても問題ありません。ただし、他の方のモンスターを使った結果何らかの問題やトラブルが発生した場合、その責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。

Q4. 同じモンスターを2回以上エントリーするのはあり?

もっくん:「同じモンスターを2回以上エントリーしてもいいですか?」

もち:OKです。ただし、3体合計で12ポイント以下という基本ルールが前提条件です。その範囲内であれば問題ありません。

もっくん:モック3体とかでも?

もち:OKですよ。てゆーか、やった人いるよ、それ 笑

もっくん:マジデ!?

Q5. レシオポイントの基準は?

もっくん:「今回の種族ごとのポイントはどのようにして決まったのですか?」

もち:まずベースとして、私が2021年に著した著書「モンスターファーム2バトルマニア」に記されているTier表が用いられています。

「モンスターファーム2バトルマニア」より

これをもとにレシオポイント表を作成し、MF2バトルクラブのメンバーに公開して一定期間を設けたうえで意見を出し合ってもらい、最終的に決定したのが今年度のレシオポイント表になります。

もっくん:今年度のってことは、今後変わる可能性はあるの?

もち:もちろん。強さが見直されたりすることで、今後変わる可能性はある。でも、少なくとも今年度中は今のままだろうね。年度途中に変わるのは、トラブルの方が多くなるだろうから。

Q6. 一部の特定のモンスターだけポイントが違うのはなぜ?

もっくん:「フェニックス・カムイ・ベニクレだけ通常種とポイントが違うのはどうしてですか?」

もち:これら3体は、従来から存在していた通常種と比べて明らかにガッツ回復や技などのスペックが違いすぎるため、例外的にポイントが分けられています。

もっくん:モスト(シロモッチー)は?

もち:モストはどうしようかという話はあったんだけどね。ガッツ回復は通常種最速のマンナと比べて1速いだけだし、固有技の炎も環境にはそこまで影響を与えていないと判断されて、今回は据え置き(3ポイント)となった。

Q7. ヴォルケーンのポイントは?

もっくん:「ヴォルケーンはどうなりますか? ヴォルケーンもフェニックス同様、ヒノトリの通常種(G14)とはスペックが違いすぎますが……」

もち:ヴォルケーンについては少なくとも今年度は、4ポイントとなっています。通常のヒノトリとパッと見ただけでは区別できないというのも理由のひとつです。

Q8. この種族がこのポイントなのは納得いかない!①

もっくん:「ピクシーってどうして3ポイントなんですか? 少なくとも、高火力の技を多く持つロードランナーやダックンと同じというのは納得できません」

もち:確かにピクシーは全体的に技の癖が強くて、技の火力もそこまで高いわけじゃないから、火力という点で見れば2ポイント級だと思う。

もっくん:じゃあ、どうしてさ?

もち:ピクシーって、やっぱりなげキッスが強いのよ。こいつがいると、重量級モンスターは出てきただけで運ゲーになってしまうのよね。軽く2、3回当たるだけでもう何もできなくなるし、手遅れになる前にダメージを与えようと先に技を出して外してしまうと、詰むのがさらに早まってしまう。このように、一部の種族に対して極端に強く出ることができるために、2ポイントでは強すぎるんじゃないかという意見もある。よって今回は3ポイントということになった。ひとまず今年度は、これで様子見。

もっくん:確かにピクシーのガッツ回復最速は6だし、2ポイントで使えるのはちょっと強すぎるかもしれないね。

Q9. この種族がこのポイントなのは納得いかない!②

もっくん:えっと、「モッチーって3ポイントなんですか? シロモッチーやマンナはともかく、他はどう考えても2ポイントだろ」って意見もあるんだけど……。

もち:それは桜餅の精霊である私への挑戦と受け取ってよろしいかな?

もっくん:そんなことはいいから、質問の答え。

もち:冗談はさておき、確かに言うとおりだとは思うね。種族としての技の特徴とガッツ回復が合ってないというか。

もっくん:種族としての技の特徴って?

もち:例えばゴーレムの場合、技の命中率が全体的に低い代わりに、当たった時の火力は非常に高いことになっている。これはガッツ回復が遅いほど火力と命中率に大きな補正がかかるのを利用することを想定しているというわけだ。種族としての想定がそうなっているから、アストロやヘビーダイアナなど、そこまで大きな補正がかからないガッツ回復の速い個体がガッツ回復の遅いモンスターと同じ戦い方をしても、強さを引き出すことは難しいだろう。

もっくん:ふむふむ。

もち:モッチーの場合「技のコストが全体的に高く、当たった時のガッツダメージが大きい」というのが種族としての特徴になっている。これは軽量級の特徴だ。コストが高いということはガッツ回復が速くないと試行回数を稼げないし、1回ごとのガッツダメージが大きいという利点を生かすこともできないからね。つまりモッチー種の中でもガッツ回復が遅めの個体は「種族としての技の特徴とガッツ回復が合っていない」ということになり、強さを引き出すのは難しいだろうね。

もっくん:じゃあ、シロモッチーとマンナ以外は2ポイントってことにしたら?

もち:そんなことしたら、すべてのモンスターにポイントを振らないといけなくなる。全部で38種族/500種類以上いるんだぞ? 移植版以降は既存のモンスターでも移動速度やガッツ回復だけが通常と違う特殊個体も多いから、そういうのも含めたらとんでもない数になる。

もっくん:あ、それは確かに大変かも……。

もち:それぞれのモンスターにポイントを振るのも大変だし、それをいちいち確認してエントリーする側も大変だ。キリがなくなってしまうから、さすがにそれはないな。むしろフェニックス・カムイ・ベニクレの方が例外だと思ってもらいたい。

もっくん:ピクシーも、ガッツ回復が遅い子は2ポイントっぽいもんね……。

もち:うん。ピクシーの強さはなげキッスやフレイム等の小技の回転率あってこそだから。重量種はおそらく2ポイント級だろうね。でもこれも、同じ理由で種族全体が3ポイントなんだ。


勝敗に関すること

Q10. ドローの場合は?

もっくん:「ドロー試合になった場合はどうなりますか?」

もち:めったにないことなんだけどね。その場合は、その場で再試合となります。

もっくん:引き分けのままにはしないんだね。

もち:勝ち数で順位を決めてるからね。勝ちにも負けにも含まれない引き分けがあると、ややこしくなるから。きっちり白黒つけてもらいます。

Q11. 予選ステージで同率の場合は?

もっくん:「予選ステージで同率が複数いた場合は、どうなりますか?」

もち:該当者全員が同じ順位となります。同率3位が3人いた場合は、3人全員が3位です。

もっくん:順位決定戦とかはやらないのね?

もち:やってもいいんだけど、時間的な都合で厳しそうでね。少なくとも今年度に関しては、やりたいなら時間に余裕がある時に、該当者同士でやって下さい、ということになるでしょう。

Q12. 予選ステージで同率1位や2位の場合は?

もっくん:「予選ステージで同率1位や2位が複数いた場合は、どうなりますか?」

もち:関東方式の場合は2つのステージからそれぞれ上位2名、関西方式の場合は1回の総当たり戦で上位4名が、決勝ステージに進出できることになっています。

もっくん:そうだね。

もち:例えば関東方式で2位が2人いた場合は、決勝ステージに上がれるのはどちらか1人だけなわけだ。この場合は、該当者同士で順位決定戦を行っていただきます。対戦方法は通常と同じ、エントリー順に3回対戦してもらい、その結果で順位が決定する

もっくん:じゃあね、同率2位が3人以上いた場合は?

もち:その場合は、該当者全員で再度総当たり戦を行っていただくということになりました。

もっくん:でも、3人で総当たり戦したら、全員が1勝1敗になることもあるわけでしょ? その場合はどうなるの?

もち:その場合は順位決定戦の最初からやり直しだね。例えば4人で総当たり戦をやって、2勝1敗が3人出てきたとかなった場合も、次はその3人で再度順位決定戦を行います。

もっくん:じゃんけんとかでは?

もち:やりません。順位決定戦の結果で判断します。

もっくん:どんなに時間がかかっても、てことだね?

もち:そうです。これは決勝ステージに上がれるか、予選敗退となるかの瀬戸際で、かなり重要な場面だからね。きっちりと対戦で白黒つけた方が、勝っても負けても遺恨を残さないだろうということで、多少時間がかかっても、対戦で順位を決めようということになりました。

もっくん:じゃあさ、関東方式で、同率1位が2人の場合は?

もち:ん?

もっくん:同率1位が2人なら、その2人で決勝ステージ進出決定なわけでしょ? 順位決定戦しなくてもよくない?

もち:いや、決勝ステージの結果次第では、予選1位通過者にアドバンテージが与えられる場合があるからね。同率1位が2人の場合でも、やっぱり順位決定戦だね。

もっくん:そっか。

Q13. 決勝ステージで同率が発生した場合は?

もっくん:「決勝ステージで、同率が2人以上発生した場合は、どうなりますか?」

もち:その場合は、予選ステージの結果がアドバンテージになります。つまり、決勝ステージの上位2名が同率で、ひとりが予選ステージ1位、もうひとりが予選ステージ2位で通過した場合、1位通過した側の優勝となります。

もっくん:両方とも1位通過だった場合は?

もち:関東方式で、それぞれのステージで1位通過したプレイヤー同士が同率だったケースだね。その場合は、決勝ステージでの直接対決の結果になります。

もっくん:そのプレイヤー同士の直接対決の時に、勝ち越ししたプレイヤーが優勝ってことだね。

もち:はい、その通りです。

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