見出し画像

懐古厨の桃鉄令和定番攻略⑦〜発祥地考察〜

8年目の4月以降、プレイヤーの発祥地を設定するイベントが起こります。どの地方のどの駅に設定するのも自由ですが、どうせならできるだけ恩恵を大きくしたいものです。
なお、里帰りカードは序盤ではカード駅やイベントでしか入手できませんが、50年目4月以降は大網(房総半島)・綾部(京都)・指宿(鹿児島)のカード売り場で販売されるようになるため、設定した発祥地によっては戦略に組み込めるようになります。


発祥地の利点

発祥地の利点としては、以下のものがあります。

①止まった時にカードがもらえる
(8年目4月〜31年目3月は北へ!カード、特急周遊カード、お殿様カード、テレポートカードから、32年目4月以降は☆飛びカード、のぞみ周遊カード、お殿様カード、刀狩りカードからそれぞれランダムで1枚。太字のカードがやや確率が高い)
②所持金がマイナスの場合、所持金が0になる
③里帰りカードで移動できる
④プロ野球チームがある駅の場合、プロ野球チームを購入すると、その駅すべての物件の収益率が3%増える
発祥地のプロ野球チームが日本シリーズイベントで優勝した場合、収益が2倍になる

④⑤の効果から、プロ野球チームがある駅を発祥地に選ぶのが、収益のうえでは有利となりますが、それ以外にも有力候補はあります。以上を踏まえて、おすすめの候補地を考察してみます。

幕張

プロ野球チームがある駅の中で独占時の収益が最も高くなるのが幕張です。その収益額はなんと(864億6000万円+3%(発祥地+プロ野球チーム所有ボーナス))×2倍(独占時ボーナス)=1781億760万円!!ちなみに発祥地に設定していない場合と比べて、毎年約52億円も収益が多くなる計算となり、他のプロ野球チームのある駅と比較しても圧倒的です。東京が近いため、アクセスが良好なのも強みです。
ただし難点としては、高額物件が極めて多く、独占するのに2兆円以上もの大金が必要になることです。この駅の収益のほとんどは東京ネズミーランド以下、超高額物件で出していると言っても過言ではなく、独占できなければ物件価格の割に雀の涙程度の収益しか出すことができません。独占できれば強いですが、そもそも独占までのハードルがあまりに高いため、ロマン砲に近いと言えるでしょう。

大阪

プロ野球チームがあるため、収益率アップの恩恵が受けられます。独占に必要な費用が171億4000万円と、プロ野球チームがある駅の中では比較的手頃で、近隣に収益率の高い駅も多いです。駅自体のアクセスが良いのに加え、御坊(弁慶)や赤穂(赤穂浪士)、彦根(井伊直弼)、出石(桂小五郎)、さぬき(源内)、京橋(豊臣秀吉)、神戸(源義経)、名古屋(織田信長)等、強力な歴史ヒーローを味方にできる駅が付近に多数あることも魅力です。さらに最寄りの周遊駅まで10マスと近く、リニア周遊カードやスペシャルズカード等、使用頻度の高い周遊系カードをリセットしやすいため、総合的に見れば大阪を発祥地にした時のメリットの多さはトップクラスだと言えます。
強いて言えば、大阪駅は6大都市カードでも移動できるため、里帰りカードでなければできない動き・メリットがないというのが難点となります。

博多

こちらもプロ野球チームがあるため、収益率アップの恩恵が受けられます。中国や四国が近く、空路を使えば近畿や関東もさほど遠くありません。鹿児島以南の離島や沖縄へも比較的行きやすく、最寄りのヘリポートまで7マスと近いのも魅力です。さらに80年目以降はみらい駅の開業によって福岡と小樽が直接接続されるため、各地方とのアクセスの良さは群を抜いています。近隣には鹿児島(大久保利通)、博多(黒田官兵衛)、萩(高杉晋作)、奄美大島(西郷隆盛)、熊本(加藤清正)、長崎(坂本龍馬)、下関(伊藤博文)等、強力な効果を持つ歴史ヒーローも多いため、メリットは十分です。
難点としては、こちらもやはり6大都市カードで移動することができるため、里帰りカードでなければできないメリットはないということになるでしょう。

仙台

プロ野球チームがあるため収益率アップの恩恵を受けることができ、かつプロ野球チームがある駅の中では最も容易に東北の各都市にアクセスすることができます。6大都市カードで飛ぶことができない駅なので、東北の駅が目的地になった場合や東北の物件を買いたい時に里帰りカードで仙台に飛び、そこから目的地を目指すという動きが可能になります。
注意点として、この駅は秋田から13マス圏内にあるため、1月に里帰りカードを使うと翌月に名産怪獣ナマハーゲンが出現する可能性があります。他プレイヤーを襲わせる目的で意図的に呼びたいならともかく、そうでなければ1月に近づくのは避けた方が良いでしょう。ちなみに仙台近郊だと福島が秋田から14マスでぎりぎりナマハーゲン出現条件圏外になるため、ナマハーゲンを警戒するなら福島が良いでしょう。

那覇

プロ野球チームはないため駅全体の収益率アップの恩恵は得られませんが、こちらはアクセス重視です。沖縄は九州本土からでも行くのがやや大変なため、里帰りカードですぐに飛べるのはメリットです。
那覇を発祥地に設定する強みは何と言ってもカード戦術です。那覇周辺には多数のダビング駅があるため、貴重なカードを入手したら里帰りカードを使い、すぐにダビングを開始することができます。リニア周遊カードやゴールドカード、シンデレラカード、乗っ取り放題カード等、入手困難で強力なカードであっても、里帰りカードさえあればすぐにダビングができるのは大きな強みです。使用回数が尽きかけている周遊系カードをダビングして、擬似的に周遊駅として活用することもできます。用が済んだら近隣にヘリポートもあるため、他地方へのアクセスも悪くありません。特にカード売り場で里帰りカードが販売されるようになる50年目以降は、活躍の幅が広がるでしょう。
難点としては那覇に飛ぶ目的の大半がダビングに集約され、それ以外にできることが本部のちゅらら水族館や収益率の高い食品物件の物色くらいしかないため、飛んだついでにできることが少ないことが挙げられます。

銚子・鴨川・館山

いずれも千葉の房総半島にある駅です。付近に多数のナイスカード駅と宝くじ駅があるため、カード集めがしたくなった時に里帰りカード1枚ですぐにカード集めができるのが魅力です。東京が近いためアクセス良好なのも高評価です。他にもキングボンビーに襲われたりしてお金もカードも失ってしまった時に、里帰りカード1枚で借金を帳消しにした後、すぐに宝くじ駅でお金を稼ぎ、ナイスカード駅でカードを集めて再起を図ることができるのもメリットと言えます。

岸和田

一見すると何のメリットもなさそうに見えますが、周遊駅が5、6マス目にあります。よって急行系カードを使わずに周遊駅を目指すことができ、しかも少ないターン数で周遊駅に到達できる確率は極めて高いです。この「急行系カードを使わずに周遊駅を狙える」ことが最大のメリットとなります。
もちろん大阪が近いため、大阪の項目で解説した「近隣に収益率の高い物件が多い」「近隣に強力な歴史ヒーローを味方にできる駅が多い」というメリットもあります。プロ野球チームがないため収益率アップの恩恵は受けられないので、アクセス面と収益率を重視して大阪を取るか、周遊駅へのアクセス重視でこちらにするかは悩むところです。

イベント発生時点の目的地

発祥地設定のイベントが発生した時点での目的地を発祥地に設定し、里帰りカードを使えば確定で目的地に入ることができるうえにカードも入手することができます。10年トライアル等、短期決戦の試合で有効です。
ただし、この使い方の場合、これ以外の目的に使うことはほとんどできません。1回限りの使い捨てと考えましょう。

発祥地にしない方が良い駅

基本的にはどの駅に設定しても自由ですが、前回の記事で考察したような駅(夕張、門司港、陸別(1月)、下関、新宮、秋田(1月)等)は避けたほうが良いでしょう。里帰りカードを使うたびに不利益を被るリスクを背負う意味はありません。
また、京都も避けた方が無難です。明智光秀を味方にしていて、6月に京都にいた場合(つまり、5月に里帰りカードを使った場合)確率で謀反イベントが発生し、総資産の1/3を奪って逃走されるという甚大な被害を受ける場合があります。明智光秀自体は物件を割引で買えたり所持金を増やしてくれたりと、5月に京都に近づきさえしなければ便利な歴史ヒーローではあるので、事実上5月に里帰りカードを使えなくなってしまう京都に設定するくらいなら、素直に大阪に設定すべきです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?