【初心者向け】ポケカで勝つための基礎基本
はじめに
こんにちは。静岡県中部でポケカを嗜むアラサーポケカプレーヤーの負け犬です。
自主大会での2回の優勝とシティリーグベスト4が4回と実績らしい実績はございませんが、プレイヤー歴約5年のアラサーの知識を読みやすく書くつもりですので皆さんのご助力となれば幸いです。
本記事はポケモンカードを始めてみてルールは覚えられたからジムバトルや公認大会、自主大会に参加してみているけどなかなか勝てずにいる方に向けた記事となります。
全文無料ですのでお時間があれば是非最後までお読みください。
1.サイドプランを考えよう
まず、前談としてポケモンカードがその他TCG(遊戯王、デュエマ、ワンピース等)と大きく異なる特徴としてターン中にわざ宣言(攻撃宣言)が1度しかできない点が挙げられます。
そのため1回1回のわざ宣言が対戦の勝敗に大きな影響を及ぼします。
そのことを念頭に置いて皆さんは対戦中何回わざ宣言をして勝つのかを考えながら対戦を行う必要があります。これを行うにはある程度の対戦相手のデッキに入っているカードの知識が必要となるのでX(旧Twitter)などのSNSで紹介されている環境デッキの内容を見ておくクセをつけるのも大切ですのでお時間のある時に見てみてください。
これまでの対戦の中で「あと1ターンあったら勝てたのに…」という経験をしたことありませんか?しかし、皆さんが望んだその1ターンは本当に来るはずだったターンなのでしょうか…
それについて本章では書いていきます。
本題ですが、勝つために考えなければならないターン数の考え方は2種類あります。一つは①自分が勝利条件を満たすために必要なターン数。もう一つが②対戦相手が勝利条件を満たすために必要なターン数です。当然ですが勝利するためには①<②である必要があります。
この考え方を形にするために‘‘サイドプランを決める‘‘という行程が必要になります。サイドプランとは対戦中にどんなポケモンを気絶させ、何回のわざ宣言で6枚のサイドを取りきるのかを考えることです。
ポケモンカードには非ルールのように気絶させると1枚のサイドを取ることができるポケモンとexやVのように気絶させると2枚以上のサイドを取ることができるポケモンが存在します。効率的に勝利を目指すためにはサイドをきれいに6枚取りきることを目指します。
相手のデッキが非ルール主体のロストバレットやお祭り音頭デッキであれば最大6回のワザ宣言が必要となり、ミライドンデッキやアルセウスデッキのようにルールポケモン主体のデッキに対しては最小で3回のわざ宣言で6枚のサイドを取りきることが可能です。
そのことを念頭に置いて、自分自身の使用しているデッキで対戦相手のデッキに勝利するために何回のわざ宣言でサイドを取りきれるのかを対戦中に考えてみてください。
例えばそれが1-1-2-2のサイドプランだとした時に自身が先攻で2ターン目からわざ宣言ができる場合、最速で5ターン目に対戦に勝利することができます。そうした計画を対戦中に組み立てることを目指してみてください。サイドプランの理解への第一歩です。
自分のサイドプランを考えることに慣れてきたときに、逆の立場になって対戦相手が自分に勝利するために取りそうなサイドプランを検討してみてください。検討した結果、自分の方がサイドを取りきるのが早い場合、順当に対戦を進めるようにして、もしも対戦相手の方がサイドを取りきるのが早い場合、対戦相手が順当に対戦を進められないように妨害などによって対戦相手がサイドを取りきるターンを増やして勝利を目指してみましょう。
冒頭にも言った「あと1ターンあれば勝てたのに…」と結果だけをみたら思うかもしれませんが、その来なかったターンは対戦相手の努力によって得られた1ターンであることがほとんどです。実力不足であったと認めましょう。自身の実力不足を認識することが成長への一歩には不可欠です。
次に両者のサイドプランを考え、順当に行ったら自分が敗北してしまうとわかった場合について書いていきます。
上記もしましたが、簡単に言ってしまえば対戦相手が勝利条件を満たすために必要なターン数を増やしましょう。
例としては手札干渉を行いながらボスの指令などのカードを持たれないようにしながら7枚以上のサイドを取らせるように動いたり、また相手のベンチにいるビーダルなどのシステムポケモンを呼び出し気絶させることで相手のデッキの回りを悪くすることによってアタッカーの準備をさせない、さらにはボタンなどで一度ダメージを負ってしまったポケモンを手札に回収することで1回のわざ宣言を無駄にさせるなど多岐に渡ります。
挙げればきりがないのでこれくらいにしますが、方法はいくらでもあります。
自身の採用しているデッキのカードを使ってそれをどのように行うのかフリープレイやジムバトルで考えてみてください。とてつもない速度で成長を感じられると思います。
自分自身の動きを良くし、対戦相手の動きを悪くすることがカードゲームの鉄則です。この事実を対戦中に再現できるようになれば脱初心者だと思います。
これからサイドプランを検討するにあたって現在(2024年5月)環境のスタンダードレギュレーションで覚えておきたいカードを紹介してきます。
ベンチのポケモンを呼び出し効率的にサイドを取るカード
①ボスの指令
このカードについては説明不要かとは思います。ターン中に1度しか使えないサポートカードの権利を使ってはしまいますが、条件もなく自分の好きなようにベンチポケモンを呼び出すことができる最強サポートの一つです。どんなデッキでも1枚は採用しておきたいカードです。
②カウンターキャッチャー
このカードについては主に非ルール主体のデッキで活躍しているカードになります。サイドが負けていないとただの紙ですが、うまく相手にサイドを進行されているときの一発逆転を狙えるカードです。カウンターキャッチャーでベンチのピジョットexを呼び出し、ツツジを打って相手をバグらせましょう。脳汁が出ます。
③テツノツツミ
比較的に最近出たカードですが、環境でよく見かけるカードです。相手のベンチの状況によりますが、ネストボールやボウルタウンがボスの指令になりえるカードです。このカードをうまく使えるようになったら脱初心者です。
➃プライムキャッチャー
デッキに1枚しか入れられないですが、条件もなく好きなベンチポケモンを呼び出せるカードです。エーススペックの中でも汎用性の鬼です。自分も入れ替えを強要されるのでこのカードを使うターンに間違えてわざを打ちたいポケモンをバトル場に出さないように気を付けましょう。
相手のサイドプランを妨害するカード
①ナンジャモ
博士の研究を使用された後、相手がちらちらこちらのベンチを見てきてるときは次のターンにボスの指令を打たれる合図です。その前にその手札を山札に戻してあげましょう。また相手のサイドが残り1枚の時に使用して相手の手札を1枚にしてあげましょう。勝利は目前です。
初動にも使用できる汎用性の塊。間違えて手札を山札に混ぜないよにしましょう。ジャッジを呼ばれてサイドペナルティを受けます。敗北は目前です。
②ツツジ
条件は厳しいものの一発逆転を狙える強カード。このカードで手札をバグらされて嘆いている人々をこれまでたくさん見てきました。サイド3枚目を取るときには撃たれる覚悟をしてください。あなたが強運の持ち主ならツツジを撃ち返せます。撃っていいのは撃たれる覚悟があるやつだけです。
③アンフェアスタンプ
詳しくは書きません。相手にサイド1枚取られたらすっと手札から出しましょう。勝利は目前、いや勝利です。
相手のサイドプランを狂わせるカード
①ボタン
②フトゥー博士のシナリオ
③チェレンの気くばり
➃ポケモン回収サイクロン
⑤レガシーエネルギー
⑥崩れたスタジアム
上記カードについてはレガシーエネルギー以外は自身のポケモンを回収もしくはトラッシュに送ることで相手のサイドプランを狂わせるカードになります。対戦相手のデッキによっては採用させているのでケアができるならケアしましょう。レガシーエネルギーについては現環境においては主にルギアVSTARデッキに採用されているイメージです。ルギアデッキが重たいと感じるのであれば、シンオウ神殿や改造ハンマーの採用を検討しましょう。
2.強い山札を作ろう
ん?デッキ構築の話か?と思われた方、申し訳ございませんが違います。
デッキ構築については現在これだけSNSが発達した世の中ではコピーし放題です。本記事ではデッキ構築については触れませんのでご承知ください。
では、強い山札を作ろうとはどういったことかといいますとナンジャモやツツジを使用された際、回答札を引きやすい状況を作ったりだとか、博士の研究で山札を引きに行く際あらかじめ引きたいカードを引く確率を上げたりといった作業になります。
そういわれても何言っているかわからない方もいると思いますので具体例を挙げます。
上記画像の盤面を想定し、このターン中に次のターンボスの指令を使用すれば勝利できそうとなった場合、あなたはどうしますか?
エネルギーを手張りして博士の研究を使用すると思った方は後で職員室に来てください。
このターンに行いたいこととしては、次のターンに使用するボスの指令を引きに行くことと可能であれば山札と手札の総数を減らし、相手の手札干渉に強くすることです。
そのためこの盤面で行える最大限の努力を考えてみましょう。
私であれば、まずスタジアム「タウンデパート」を使用し、山札を確認。この対戦では使用が見込めないと考えるポケモンのどうぐ「デヴォリューション」を手札に加えます。次に「ハイパーボール」を使用し手札に加えた「デヴォリューション」と手札にある「タウンデパート」をトラッシュに送り、同じようにこの対戦では使用が見込めない「イキリンコex」を手札に加え、ロストスイーパーなどの道具を破壊するカードをケアするため、ベンチの「テツノカイナex」に手札の「基本超エネルギー」を手張り。その後「博士の研究」にて手札をすべてトラッシュに送り7枚山札を引きます。
そのまま手張りを行い、博士の研究を使用する場合と比較し、山札の不要カードが2枚(デヴォリューションとイキリンコex)を減らすことができています。
この作業を‘‘強い山札を作る‘‘と呼んでいます。
ポケモンカードに限らずTCGは確率の世界です。こうした山札を作ることで最終ターンに必要なカードをトップで引ける確率を上げることができます。運の世界ではないのです。
特にポケモンカードは他のTCGと比較しても、山札に触る回数、対戦中山札を引く枚数が異様に多いカードゲームです。こうした些細に思える作業をコツコツと積み上げることによって勝率は大きく上がります。対戦中必ず考えられるように努力してみてください。
それでは本章最後となる練習問題を出します。
これができれば本章の理解はできていると思いますのでご安心ください。
答えが分かった方おめでとうございます。
分からない方についてはいつでも質問を投稿主のX(@mochio_pok)のDMで受け付けてますのでDMを送ってきてください。
最後に
まず、最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。
読んでいただいた上で、皆さんのご助力となれば幸いです。
初心者向けと思い書いてみたものの難しい話が多くなってしまったと反省しております。そのため理解できない部分であったり、具体的なお困りごとが解決できなかったするかもしれません。そういった方は気兼ねなく投稿主のX(@mochio_pok)にDMを送ってください。ご回答できることであればご回答いたします。
初めてのnote執筆であったため読みにくいところもあったかとは思いますが、最後までお読みいただき再度感謝申し上げます。
期間限定
最後まで読んでくださった方へ
ポケカの構築相談サーバー作ったので興味があれば是非ご参加ください
https://discord.gg/cXFedR32
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?