宮﨑駿「君たちはどう生きるか」という傑作の夢日記
宮崎駿さんは、氏が尊敬するサン=テグジュペリの事を『原石のまま海に消えたダイヤモンド』と表している。『流行にも、時代の風浪にもカットされない原石は決して古びない』と。
この「君たちはどう生きるか」という作品もそうなのだと思う。原石が溶けた海であり、風に立つ波に合わせて如何なる姿にも凝結する。核となるのは視聴者それぞれの心だ。
宮崎駿さんが作品の記号的消費や共有、野暮な解剖を嫌うのは存じているが、今の私の心のままに凝結したものを、日誌的に、夢日記的に、記録しておきたいと思っ