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言語ゲーム、炒飯スナイパー

写真は先日フェスに行った時の私です。友だちが後ろから撮ってくれた。自分の後頭部見るの久しぶり。

仕事が忙しい。やることがたくさんあること自体は苦ではないし、むしろ好きなんだけど、色々な仕事が並行し始めると考えることが増えてきて脳がギリギリし始める。心配性でかなり先の先まで考えるタイプなので、考えることが多すぎると脳の処理速度を焦りや不安が追い越してしまって「何かしてないと不安だけど何してても不安」状態になってしまう。とにかくメモしたり毎朝スケジュールを立てたりして整理するけど、結局のところ不安の根源は潔癖と負けず嫌いなのかもな〜。生きづらい〜。

会社を出たら仕事のことを考えたくないけど、ぼんやりしていると気になってきてしまって良くないので、気を紛らわせようと筋トレとゲームに打ち込んでいる。夫が教えてくれた『Chants of Senaar』というゲームがすごく面白い。

バベルの塔に住む様々な人種の様々な言語を会話や看板等から解読し、引き裂かれた人種間のコミュニケーションを取り戻すゲーム。文字も文法も語順も分からない言語を少しずつ解読して行くにつれ世界の謎が明らかになり、コミュニケーションが取れるようになっていくのが楽しい。各言語の特徴が細かいところまでよく考えられているなと思うし、とにかくビジュアルが綺麗で没入感がある。SteamでもSwitchでもあるみたいなので皆やってみて欲しいです。日本語対応してるけど、英語で開発された言語ゲームなので、できれば英語でやるのが良さそう。

台湾の警察小説を読んだ。イタリアで持ち帰りの炒飯屋を営む凄腕の台湾人スナイパーと、定年退職まであと12日の台湾の刑事。舞台はヨーロッパと台湾を行ったり来たりしながら、ふたりの主人公それぞれの視点で話が進む。とにかく謎の散りばめ方がうまい。文章がうまい。登場人物達がみんな魅力的。そして何より、登場人物のほとんどがずっと何かしら食べていて、それがどれもすごく美味しそうだった。私は特に、オンラインミーティングで角煮バーガーの断面をアップで見せてくる刑事が好きだった。この人が一番食べてた。

台湾のハードボイルド小説といえば『台北プライベートアイ』が話題になったけど、これも主人公の探偵がずっと何か食べてるなという印象だった。たまたまなのか、ずっと何か食べてるのは台湾の文化なのか。もし後者なら、台湾が舞台の台湾小説では登場人物がずっと何かを食べている可能性がある。気になるので他の台湾小説も読んでみたい。


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