見出し画像

パラノマサイト、ドリー・ベル

このところの休みの日といえば、予定がないと一日中リビングの床で寝たり座ったり寝たり座ったりするばかりだった。このままでは寝たり座ったりしているうちにゴールデンウィークが霧散してしまうと思い、いつもより多めに予定を入れておいた。登山をし、高級ランチを食べ、日帰り旅行をし、コミコンに行き、映画を観た。充実していたし、精神も健康。やはり自分の性格と精神には、忙しすぎない程度に予定を入れておくのが良いようだ。

ゲームをひとつクリアした。友人に教えてもらったホラー謎解きゲーム。脚本がすばらしくて最後の最後までわくわくできたし、全体的に昭和ホラーっぽいデザインなのも楽しかった。割とちゃんと怖かった。私はホラーと謎解きと推理が好きなのでウキウキしてプレイし始めたが、序盤で私が好きなもうひとつの要素もあることが分かって思わず声をあげた。

面白かったので、次はミステリー系のゲームをやってみたい。夫が同じくスクエニの『春ゆきてレトロチカ』というゲームをやっていて、気になっている。夫は「とんちんかんな推理ばかりして評価を落としている」らしい。


久々にシネコンじゃない小さい映画館に行って『ドリー・ベルを覚えているかい?』という映画を観た。サラエヴォで撮影された、1981年の映画。当時の旧ユーゴスラビアの若者を描く青春ストーリーだったけど、美しいとか清々しいとか甘酸っぱいとか、そういうのでは全然なかった。苦くて悲しくてどんよりした、どうしようもなさ。対照的に、端々のユーモアやキャラクターのひょうきんには毎回笑ってしまうし、時々うるさいくらいに鳴る音楽はすごく美しかった。

今日行ったところは床が段になってなくて椅子の高さで傾斜をつけるタイプの映画館だったが、私の前に座った人が座高高めの人で参った。鳥の雛みたいな髪型の人で、ちょうど字幕のところにふわふわの毛が重なっていて、ふわふわの間から頑張って字幕を読んだ。

明日から仕事か~。そうか~。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?