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xのない世界

小学生に算数を教えていると、「x」の高い能力を思い知ることになります。

小学校6年生で出てくる、比や割合、速さなどなど・・・。

中学生の問題では「分からないものをxと置く」これが基本なのに、それが小学生には通じない・・・。


比の問題なんて、xを使って比の式を作って、内側の積=外側の積で答えが出るのに、それが通じない・・・。

しかも6年生より5年生、5年生より4年生、学年が下がっていくごとに、何を知っているのか、何を知らないのかが、分からない。


小学3年生の問題で以下の問題がありました。

問題 84÷4=

当然、割り算の筆算で解くのかと思ったら、まだ筆算を習っていないと聞き、愕然としたこともあります。

(ちなみに、この問題は8÷4と4÷2というように、それぞれの位で割り算をして解きます)


小学生の問題を解くのは簡単だけど、これを説明するのがとても難しくて。

これを全教科やっている小学校の先生ってすごいなぁと思います。


小学生を教えている時、心の中で早く中学生になってほしいと思わずにはいられません((+_+))

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