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記事一覧

もし同棲したら

セミダブルの右半分が私、左半分はあげる

マグカップは色違いのペアで、自分の髪の毛からも、二人して同じ匂いで

「早く家に帰りたい、会いたい」って思ってもらえるように

お互いにとって家がそういう場所になるといいな

「これ洗っといて」「ちゃんと捨ててよ」

もしかしたら、迷惑をかけてしまうかもしれない

生活をするのと、鮮度を保ちながら恋をしたり愛を表現することの両立は結構難しくて、恋人から家族

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ラフロイグ10年

ラフロイグ10年

甘いと思ったのだ、痛みも刺激もなかったのだ、喉を通るとドロンと食道の最後の方を溶かし、胃が濁るのを感じる

目と前頭葉とちょうど正三角形にあたる位置が麻痺していく、やはり口の中にある時間に関してはすっきりとして、ほぼH2Oかアクエリアスと変わらない

例に習って食道の最後の方をどろんと溶かし、胃の中で暖かいイルミネーションを創り始める

まだ4回しか口に付けてないじゃないか、もう水滴が

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セフレに恋した女の子2

23:10「タクシー代あげるから、家までおいで」

今日が金曜日でこの時間に連絡来るってもう分かって、シャワーを浴びて丁寧にメイクをして、脱ぎやすいワンピースに着替えてしっかりとブローして、お気に入りの香水をつけて、私は

「ちょうど近くで飲んでました」
と返信する

口にしたら終わってしまうとおもっていた「好き」だったのに
私にとっては重くて怖くて怖くてそれでも言いたくて、漏れてしま

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無能なバカ

根本的にバカだから、いつも周りの背中しか見えなかった

焦り、自分を責めて、周りの世界を簡単に憎むことが出来た。

愛の欠如は、孤独の欲求を深める。

他者がいることによる愛の反射に耐えられず、孤独に安心する

一人で成し遂げなければ認めてもらえない
一人で楽しみや愛を見つけなければ受け入れてもらえない
一人で証明しなければ、存在価値がない

その脅迫が日に日に濃くなると私の影

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清々しい朝

未来のことを考えると吐き気がしてくるし
過去はマッキーで塗りつぶしたから、何も無い。

毎秒更新される自分に好きなところが一つもない。
「自分のことを好きにならなければならない」
「人を愛さなければならない」
「関心を持って親切にしなければならない」
という人間としての最低限の存在価値のようなものが自分にはないから、なんだか私みたいなのが生きていてごめんなさいという罪悪感の元、心拍数が蓄積される。

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山崎賢人に似た美青年の舞台を観に行った話

何年か前の冬、コウと言う名の美青年が舞台に出ると言うので、1人で観に行った。

黒い立方体の中の、半分が舞台で、残りの半分の空間に観客は押し込まれた。

蒸気のような埃の粒子たちが空気の流れをなぞり、きらきらしていた、これだけたくさんの人が押し込まれているというのに、静かだった。

きっと宙に漂う埃の粒子たちが、立方体の中で生まれた音を吸収し、光に還元していたんだろう。私もそんな発光体になれたらい

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セフレに恋した女の子

一度セックスすると好きになる人の情緒がわからない。

好き、触れたい、もっと深く繋がりたい、でも相手はどう思ってるんだろう、嫌われないかな、みたいな面倒くさい欲望と弱さが脳のミキサーでぐっちゃぐちゃにしたものを1滴ずつ焦らされながら恋人になっていきたい。

心の信頼関係ができてないのに肉体的な深いスキンシップを取ると、心を開くタイミングがなくなる。
「この人ともっと気持ちよく、心地よくなる為の

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世界一メンヘラサイコパスな女の日記

好きな男の荒くなった息と、好きな男の正式な恋人のか細い喘ぎ声と、リズムよく軋むベットの下で、仰向けに寝っ転がって明日の朝ごはんについて考えている

炊き立ての白米に納豆と生卵とねぎとしらすをかけて食べようか

表参道にある白い店と生クリームのもちもちしたパンケーキを食べに行こうか

昨晩から漬けてあるフレンチトーストにしようかカフェでホットコーヒーとバタートーストのセットにしようかツナ

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廃品回収リスト

好きな男に性病を移され処方された薬

その性病は好きな人の正式な彼女が移したものだと知ったLINE

お母さんに頼まれて雨の中知らない男に傘を渡しに行った時の白い長靴

クラスメイトが私以外で回していた交換日記

小学生のころ友達の筆箱から盗んだ良く消えるでかい消しゴム

お母さんの「ごめんね」が聞きくて悔しくて泣いた夜

結婚できたらなと思ってたのに別れた男との一年記念の

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初恋の味

7歳になったばかりの2月、滴る血が、冬の終わりに染み出していた。

仲良しのあやこちゃんが、薔薇のほうがおいしいんだよと言った
みんな椿の蜜を吸うでしょ、でも薔薇のほうが何倍も甘い蜜なんだよ

二人で慣れない花屋に入り、薔薇を一本ずつ買った

あやこちゃんは花の香りをかいでからそのままむしゃむしゃ薔薇を食べた
一口目は一番外側の花びらを一枚剥いでゆっくり口に含み、そのあとは上から花を噛

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