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生で観るライブで感じたこと。

2020年最後のライブは、1月に行ったZeep Osaka Baysideでの
Nothing's Carved In Stoneのツアーファイナルだった。
広いホールの最後尾での参戦だったけど、ライブはもちろん最高で、
満たされた気持ちでいっぱいになって、ホテルに戻っても全然眠れなかった。また絶対ライブにいくぞ!と固く誓っていたのに。

2月ごろから雲行きが怪しくなってきて、ライブがどんどん中止、延期になっていった。春ごろからは徐々にオンラインでの配信ライブが浸透してきて、地方に住んでいる私には、普段見れないようなライブもたくさん見ることができた。家で観るライブは快適だった。座って観れるし、温度だって適温。冷蔵庫には冷えたビール。アーカイブもあるから、期間中は何度も観れる。曲間で普段のライブと同じかそれ以上に、砕けた雰囲気でおしゃべりする大好きなメンバーの声もよく聞こえて嬉しい。

でも、やっぱり生で観るライブのパワーとは全く別物だと痛感した。
それを強く感じたのが、9月13日。福山市にあるMUSIC FACTORYで行われた、「POPLIFE 15th Anniv. RADIO WAVE Vol.141」。

弾き語りでのライブだったが、出演していたkeishiさん、亮介さん、拓さん、全員が本当に楽しそうに、噛みしめるように歌っていたのがとても印象的だった。

keishiさんの優しく包み込んでくれるような声も、亮介さんのハスキーなのに聞き取りやすくて心に響く声も、拓さんのセクシーで伸びのある声も、全部本当に最高だった。あの場にいて涙がこぼれたのは、きっと私だけじゃないと思う。いつものライブとは違って拍手を送ることしかできなかったけど、自分の気持ちが伝わるといいなと思いながら拍手を送った。アンコールでも、兄弟みたいにじゃれあいながら和やかに話して、歌う時はびしっと決めてくれた。遠い地方まで歌いに来てくれて本当にありがとう。

観客を動員するライブを開催することは、自分が思っているよりもずっとたくさんのハードルがあったと思う。公演も予定を変更して2部制へ振り替えての開催だったし、席もゆったりと設置されていて、準備が本当に大変だったろうな…。そんな労苦をものともせずに、ただただ浸れるような場所を用意してくれた主催・スタッフの方々には心から御礼を申し上げたいです。本当にありがとうございました。

会場で観るライブでしか感じられない空気やエネルギー、パワーは確かにあって、配信ライブはその代替にはなり得ないけど、好きなバンドを応援する手立てのひとつだなと感じた。いつかまた今までみたいに密なライブハウスに戻れる日が来ることを祈ってやみません。

すごく心が動いた体験だった…。この気持ちは絶対残したいと思って、こねこねしていたらライブから数日経ってしまった。でも、まだ余韻が覚めなくて、3人の歌ばかり聞いている。自分の中でこれからも支えになるライブだった。関係者のみなさまへ深く感謝を。本当にありがとうございました!


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