恥メニ
わからぬのです。
今現在、朦朧としております。それは現実感の喪失であります。
朦朧と現実感を喪失してなかった時がない様にも思われます。
自分が何者か、社会のシステムなど何もわかりません。
わからぬままに芸術をやろうと思ってます。
ですが、私は無能です。無能と言いつつも何もできぬわけではありませんが、コンスタントな活動やリターンを社会やあなたにお約束することはできません。なのでそういうことにさせてください。
無能な私が芸術をやろうとすることで、同じような無能が芸術をはじめてくれることを望みます。
そして、無能がのさばる世を望みます。
人間は傷つき、傷つけていること、無駄だと言われ、言い続けていることを忘れぬためだけに。
21世紀に50世紀を夢をみて、無能が悩んで、もがく様をお楽しみくださいませ。
私は下賎な無能ですが何かやりたいです。どうぞお恵みを。
最後に敬愛する歌手である豊田道倫さんのUFOキャッチャーという歌の一部を引用させていただき、この文章を締めさせていただきます。
「狂おしく生きてゆく
死にもものぐるいでがっついて
明日も今日も昨日も明後日も飯を食わねばならぬみじめさ
私は幻か 君は人間か」
豊田道倫『たった一行だけの詩を、あの人にほめられたい』(晶文社、2013年)166ページ
どうぞ皆様、心身ともに健康でご機嫌でありますように。
2022/07/03
持木 永大_モチキ ハルキ
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