妊娠について

元々が20代後半といまの平均の妊娠年齢からすると若い方で結果的に妊活開始から1年ほどで授かることができたが、妊娠に関する知識が明らかに薄く、肥満(BMI25前後をうろうろしていた)、冷え性、生理周期不順という状態で妊活を開始したので豆腐メンタルには割と応えた。妊活というか、妊娠までにやったことの覚書は以下の通り。

きっかけ

正直、妊娠や将来やそういうものをしっかり考えて可否を確認してからGOを出したわけではない。漠然と結婚したら子供を、という話を夫の希望として聞いていたのと、自分も子育てというものをしたかったので、じゃあ20代のうちに産んだ方が育児が辛くても体力的に無理がきくな、と思ったのがきっかけだった。

書いてみるとなんて浅はかな考え方かと我ながら呆れる。いままさに私は親になれるのか、その資格があるのかという葛藤と闘っているところなのでもう少しは開始前に考えるべきだったのかもしれない。

ただ、元来、自己肯定感が皆無な人生を送ってきてちょっとのことでくよくよするメンヘラ気質なので、むしろ思い悩んで時期を逃したりするよりはとプラスには捉えているし、間違っても子供なんかいらなかったとは言わない。ヒトとしての本能的ななにかとメンタルバランスの諸々が合致した結果、勢いでそういう方向に舵を取ることになったんだとしてもそれはよい勢いだと思う。

ちなみにわたし個人としては個人的には独身はたのしいし、夫婦2人もたのしい、同性相手でもいいし、付き合わなくてもいい、生産性なんてクソ食らえ、生きてるだけでいいじゃないというスタンス。結婚したから子供ねという流れでプレッシャーがあったかというとそうでもないので、正直きっかけというきっかけがなかったのが正直なところかも。ただ、なにかしなきゃ!と区切りは発生した。

ブライダルチェックにいく

さて、本題。そもそも子供が欲しいとなった場合の具体的な知識は学校では教えてくれないので、とりあえずはタイミング法について検索してこれで行こう、ときめて、婦人科のブライダルチェックを自費で受けた。(妊娠が可能か?病気がないか?という検査諸々セットをこういうらしい。あまり気持ちの良い名前ではない)

ブライダルチェックについてはまだ20代後半だし費用は高いし受けるか悩んだが、実母が妊娠するまでがそもそも不安で辛かったという話を聞いたこと、それまで自分の生理周期が全くの出鱈目だったことから婦人科系の病気の有無くらいは確認しておこうということで受診した。

結果、「若いから大丈夫、冷えだけ気にしてこれ以上太りすぎないように」とネットに書いてあるようなことを言われて肩透かしだった。特に治療はいらないらしいことがわかってある程度は安心したので、受けて悪いことはなかったと思う。(ただし費用はかかるし名前はクソ)

タイミング法と豆腐メンタル

問題がなければポピュラーかつ簡単やろと飛びついたタイミング法、冷えとストレス耐性の低さで生理周期と基礎体温が安定していない私にとってはそのタイミングをとるのが至難の業だった。

毎月、乱高下してどこが高温期なのかわからない基礎体温と前回生理周期を睨み、おそらくここであろうという日を狙い、そんななか仕事の繁忙期で年単位で忙しくなってストレスでさらに体温が安定しないという状態が何ヶ月も続いた。

この手探りの数ヶ月はつらかった。仕事はトラブルが重なり思うようにうまくいかない、子供もできない、外に出るとマタニティマークをつけて幸せそうな妊婦さんや子供連れがいて羨ましい妬ましい(隣の芝が青い)。私がダメだからか、と自分を責めるということを繰り返し、そのたびに夫になだめてもらうという状態がことあるごとに続いた。本当に感謝しかない。

流石に半年以上がたち、自分で明らかな指標もなくこのまま続けても光明も見えないからとAmazonでDOテスト(排卵検査薬)を注文した。結果として、これがメンタル状態の向上にすごく役立った。検査薬の購入までは指標がグダグダの基礎体温表のみで、タイミングは合っているけどダメだったのか(ランダム要素)、そもそもタイミングが著しくずれているのか(自分の管理タイミングがうまくない)の判別がつかなかったのが、検査薬で明確なタイミングが目に見えるようになったのが大きい。陽性が出たらという管理になり、自分を責める方面の不安要素が簡単に吹き飛び、ランダム要素だけに集中して過ごせたのでかなり気が楽になった。

そして、検査薬使用開始の3ヶ月目あたりで妊娠が確認でき、晴れてマタニティライフ(仮)に突入していく。1年が結果的に長かったのか短かったのかわからないが、もっと早く検査薬を使っておけば…という気持ちは妊娠判明時にあったので、個人的にはタイミングに不安のある方にはお勧めしたい。

やっておけばよかったこと

肥満、冷え、生理不順の全てにおいて全く解決しないまま妊娠生活に突入してしまったので、もっと肥満によるリスクとそれが引き起こす可能性がある症状、療法については勉強しておくべきだったとおもう。

さすがに妊娠高血圧症について存在は知っていたが自分が患うことになる妊娠糖尿病については完全にノーマークで、痩せようとか食生活にはそこまで注力しなかった(マルチビタミン程度は飲んだ)。この辺含めて本来妊活というべきなんだろうが…ツケは後で払うことになる。

猫と子と夫と私のおやつ代になります