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【敬愛されるレンジャー、ミンスク】100枚解説

今回も見ていただきありがとうございます。
もちドラの第4回の手前からnoteを始めたため、第4回のラサード・イン・バシール&ソード・コーストの船乗りデッキからの解説になってしましたが、弦巻マキが使用したデッキは他に2つありましたよね?
ということで、今回は敬愛されるレンジャー、ミンスクについて解説します。

ちなみに下記動画で使いました。

ちなみにデッキレベルは5~6になります。
多分5.5ぐらい。


もちドラにおけるミンスクとは

という訳で敬愛されるレンジャー、ミンスクについて、とりあえずどんなカードなのかを見ていただこうと思う。

ナヤカラー(赤緑白)の統率者で3マナ3/3。
戦場に出たときに1/1トランプル、速攻を持つハムスターを1体生成。

ミンスク曰く、ミニ・ジャイアント・スペースハムスターとのこと

まぁこれだけだとかなり弱いんですが、特筆すべきは下の効果。

XマナでクリーチャーのパワータフネスをX/Xに変更できる!
これでハムスターをデカくして殴れってこった!

馬鹿野郎!ターン限定、しかもソーサリータイミングの効果に7マナも8マナもかけてられるか!

と思うでしょうが、実はこの統率者、かなりの強統率者らしい。
というのも、X=0にすることで能動的にクリーチャーを墓地に送ることができます。
なるほど、悪いことできそうですね。
こういう使い方をするとデッキレベル7~8は平気でいくんですが、私はクリーチャーにそんな可哀そうなことはできません。

もちドラ構築ではデザイン通り(?)
X=40でハムスターを巨大化させ、殴るプランでデッキ構築をしています。

これを真似するにあたっての諸注意

このデッキ、とても大味で日本で行われているEDHというよりは、本国で大ウケするタイプのデッキとなってます。
というか実際ウケました。

※イベントで同卓になった外人ニキ相手に「X=37、シヴの壊滅者!」とかやって「Oh~Crazy!!」を頂きました。
そして布告除去で死にました。

なのでソリティアしたい人は絶対作らないでください。
1ターンに1アクションしか取らないデッキなので。

あとそっくりそのまま真似すると意外と高い(4万円ぐらい)ので、変更案を最後に乗せておきますね。

最後に動画時点より微妙に変わっている部分があるので、そこはご愛敬。

デッキ内容解説タイム

さて、前置きが長くなりましたが、ここから解説タイム。
正直動かし方もクソも無いデッキではありますが。

具体的には全除去撃ちながらマナを好き放題伸ばしてデカい生物出して遊ぶだけのデッキです。
とりあえず初手は土地3、マナ加速1くらいあれば十分でしょう。
そして凄く重要なのが、

白2マナ、赤1マナが出る状態になるように土地を持ってくること。

まぁ白マナは最終的に3マナいるけど、全体除去を構えるために白2マナは必須です。
それが捻出しにくい手札ならマリガンした方が得策です。

統率者

【1】敬愛されるレンジャー、ミンスク
という訳で統率者は敬愛されるレンジャー、ミンスクです。
意外と1回も出ずにゲームエンドしたりします。
X=0はほぼ使わないんですが、手持ち無沙汰の時に効果を使います。
というのも、この効果は基本のパワーとタフネスを変更するので、ハイドラのスタッツを底上げできるんですね。
で、本当にやることが無くなった時にハムスターをデカくして遊びます。

クリーチャー

【2~7】Xマナクリーチャー

このデッキのキモになるXマナクリーチャー達。
ハイドラの繁殖主だけはXマナじゃないけど、怪物化Xのせいで無茶苦茶な盤面を作ることがある。
まぁ動画もこれがフィニッシュだったし。

中でも一番面白いのがネヴァーウィンターのハイドラ。
こいつ、X個のサイコロを振って、出た目の合計だけ+1/+1カウンターが乗って出ます。
このデッキは平気でX=10ぐらいはいくので、「X=10!(ジャラジャラジャラ)」ってするだけでクラスの人気者になれるぞ!

【8、9】マナが増えるクリーチャー

で、こいつらがやたらデカいシステムクリーチャー。
ヴォリンクレックス君は人に迷惑かけちゃうのでちょっと困ったちゃんなんだけど、ニクス咲きの古きものは人に迷惑をかけず3倍のマナを産めるぞ!

そして後で解説するんですが、この3『倍』って書いてあるの、超重要なんですね。

【10~18】マナ加速

こちらは縁の下の力持ち。好き放題する前に死んでは元も子もないので、このあたりのクリーチャーでライフを守るのが良いぞ!
たまに相手に恩恵を与えるマナ加速がいるが、マナが伸びきった時はこっちの方が好き放題できるので、気にしてはいけない。

【19、20】カード回収

正直危ないパーマネントだらけなので、躍起になって破壊されるのが目に見えているので、拾う手段を少しだけ入れている。
マナを倍にするパーマネントを拾うもよし、X呪文を拾うもうよし。
どうしようも無いときはマナ加速を拾ってください。

【21】アカデミーの学長

やべーおばあちゃん。
こいつが死ぬとゲームエンドまで持っていかれることも多いので警戒されるが、うちの場合はせいぜいマナが増えるだけである。

手札が潤沢なら強靭の徳目、リソースが無ければゼンディカーの復興者を持ってくるのが鉄板。

【22】歓楽の神、ゼナゴス

大体倍にするマン。
速攻を得るのが割と偉いポイント。
ちなみにエンチャントを多用すると顕現しやすいが、顕現しても6/5破壊不能では何の役にも立たない。
というか顕現すると弱点が増えるから困る。

【23】真実の解体者、コジレック

最近何故か高騰しだしたコジレック。
滅殺4は確かに強いが、このデッキの12/12は「まぁ圧はあるなー」ぐらいなので、4ドローする呪文と弾避けだと思ってください。

【24】世界棘のワーム

こいつも弾避け。
まぁ15/15トランプルが居座れば勝てるし、5/5を3体並べればこっちを殴ってこなくなるので、こいつをオトリにするぐらいの感覚で出して良い。

ソーサリー

【25~30】Xマナ呪文

軟体の起源、正義の命令、天使への願い、栄光の終焉を使う頃には大体20~30マナぐらいは平気で出るので、エンドカードになる。
ターンが回ってきたら大群と30/30ぐらいのハムスターで蹂躙して終わりがこのデッキの勝ち方だ。

森林の目覚めは大抵次のビッグアクションに備えるときに使う。
流石に1/1が20~30体ではゲームエンドは無理だが、これを使った次のターンには100マナぐらい出るので、4/4の天使を40~50体出して同卓の人を爆笑させよう!

ワーム呼びは何にもすることが無くなった時にとりあえずバイバックでワーム出す用です。
防御的な行動なのであまりやりたくはない。(15/15ぐらいのワーム出しながら)

【31~36】マナ加速

とにかく土地を沢山持ってくる必要があるので、遥か見やら三顧の礼は不採用。
卓の速度が速すぎるのなら入れ替えてもいいが、そんな速度の卓でやるデッキではない。

辺境地横断、境界なき領土、大地の作り直しは「いやどれだけ土地出すつもりだよ」と言われかねないが、このデッキを遊びつくすには土地が10~15枚ぐらい欲しいのだ。

ちなみに1回大地の作り直しをエターリで取られて大惨事になった。

【37~42】全除去

正直後2枚ぐらい入れていいレベル
こっちはコツコツ積み上げる構成をしてないので、雑にぶっ放して良い。
白の太陽の黄昏と軍部政変はこっちが返しで好き放題出来るカードなので、大切にしましょう。

ちなみに冒涜の行動はこっちのハイドラだけそびえ立つから面白いです。

【43】魂の威厳

10~20枚ドローのソーサリー。
本当に困っているときはハムスターをデカくしてドローする。
コスパを考えると4~5枚ドローできればそれなりなのだが、あいにくそんな器用なデッキじゃないので訳の分からない枚数引くことが多い。
聖遺の塔や思考の器は入っていないので、ディスカードで特殊地形を中心に捨てましょう。

【44】補充

このデッキ、進歩の災い等をされると機能不全になるので保険の1枚。
高額カードなので入れなくてもよいが、あると安心。

ジャイルーダ相手に使ったときは楽しかったです。
(急にマナが20倍ぐらいになった)

インスタント

【45~49】除去

1マナ残す器用な動きが出来ないことが多いので、ソーサリータイミングで撃つことも多い。
その分活性の力は非常に優秀。
これ1枚は必ず入れてほしい。
ちなみに剣を鍬には自分のクリーチャーに撃つことが稀にあります。

【50】野生語りの帰還

ガラク・ザ・ドローエンジン。
基本的に10~20ドローするインスタント。
ちなみに稀に大量に兵士トークンが並ぶので、+3/+3を使うことがある。
あいつら人間じゃないので。

エンチャント

【51~57】マナが倍エンチャント

このデッキのキモ。
たまに相手に恩恵があったりするが、こっちが馬鹿やるためには仕方ないと割り切ってください。
大抵マナを追加で1点加えるのだが、強靭の徳目とマナの反射だけは明確に『〇倍』と書いてあるので、この2枚があると急にマナが6倍になる。
倍倍ゲームにならない時があるから気を付けような!(1敗

【58~61】その他の2倍カード

倍増の季節はトークンとカウンターが倍。
解き放たれた繁栄はXの値が倍。
枝分かれの進化は+1/+1カウンターが倍。
不自然な成長はパワー・タフネスが倍。

このあたりと組み合わさるとハイドラが100/100みたいなことになることが往々にある。
知ってます?統率者って40点を削るゲームだって。

【62】守護者計画

名前の異なるクリーチャーが場に出たら1ドロー。
緑が絡むデッキなら入れとけ感があるカードなので、みんなもデッキ組む時はこれの存在をしっかり覚えておこう。

アーティファクト

【63~66】マナが倍アーティファクト

エンチャントでは飽き足らず、ここまで採用。
超次元レンズのために冠雪の森を採用しているが、面倒なら普通に森でいいぞ!
一番偉いアーティファクトは倍化の立方体。
これは明確に2倍と書いているので、これとニクス咲きの古きもの、マナの反射、強靭の徳目で36倍マナが出る
そんなにマナ出して何するって?
世界一デカいハイドラ作るんだよ。

プレインズウォーカー

【67】原初の狩人、ガラク

ガラク・ザ・ドローエンジン。
10~20ドローするソーサリーです。
上下の2つはインクの染みです。

土地

【68】統率の塔

まぁ入れない理由は無いです。
森じゃないことが難点ではあるが、白・赤の土地をかなり切り詰めているので、助かる方が多い。

【69】邪神の寺院

何で入ってるんだこれ?
これ入れるぐらいなら冠雪の森か太陽の指輪入れましょう。

【70~72】タップイン多色土地
森タイプがついていることが重要。
サイクリングも意外と役に立ってくれるので、全部サイクリングランドです。

【73~76】条件付きアンタップイン2色土地

こちらも森タイプ持ちを4種類。
ちなみにこのデッキでは土地の総枚数が減るのでフェッチランドを採用していません。

【77~81】平地

このデッキでは5枚採用。
白トリプルシンボルがあるので割と白マナはあってもいいが、ありすぎると邪魔なのでこれぐらいがいいかも。

【82】山

まさかのピン差し。
というのも赤マナを要求するカードがめちゃくちゃ少ない。
なんならミンスクは出なくても回るし。

【83~100】冠雪の森

18枚採用。
多くね?と思うかもしれないが、境界なき領土や大地の作り直しを使っていると、このぐらいいるのだ。

入れ替え候補

最後に…
「ちょっと興味があるけど4万円は高いよー」となる人も多いと思う。
正直こんな馬鹿デッキに4万円はかけてほしくない。
という訳で、高額カードのIN、OUTを記載します。

OUT
・真実の解体者コジレック
・アカデミーの学長
・補充
・倍増の季節
・寺院の庭
・踏み鳴らされる地

IN
・調和
・導きの嘆願
・蔵の解放
・永遠神ロナス
・聖なる峰
・樹木茂る尾根

多分これだけで2万円ぐらいになると思う。

ここまで見てくださってありがとう

という訳でもちドラ第1回の解説でした!
馬鹿デッキだし、どう考えても危ないパーマネントばかり置くので勝率がいいデッキという訳ではありませんが、やってる側は非常に気持ちいいぞ!


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