日本にもファンタジー×ブロマンス漫画ってあるの？【SILVER DIAMOND・アスタリスク・氷の魔物の物語】
初めて中国の魔道祖師を見たとき、衝撃を受けました。
本格的なダークファンタジーの世界観に、先の読めない展開、主人公二人の絆の強さ…全てドストライクでした。
まず「ファンタジー×ブロマンス」というジャンルがあること、それも中国でドストライクな作品に出会えたことにも驚きました。それから『日本にもファンタジー×ブロマンス作品ってあるの？』と疑問に思い、探してみることにしました。
最近の作品は分かりませんでしたが、10～20年以上前に出版されたもので好きな作品が見つかりました！今回はそんな個人的におすすめしたい日本の「ファンタジー×ブロマンス」漫画を３つ紹介します。
①SILVER DIAMOND
SILVER DIAMOND 杉浦志保 著
全28巻（本編27巻＋外伝1巻）
2003年〜2012年に連載
杉浦志保さんの「シルバーダイヤモンド」。
こんな名作があったなんて〜！！杉浦志保さんは現在、漫画家を引退されているそうなのですが、本当に出会えてよかった作品です。
♢あらすじ
主人公は植物の世話と家事が得意な羅貫。羅貫は植物が生い茂る大きな庭のある家に一人で住んでいた。ある日突然、家の裏庭に銃を持った不思議な男・千艸が現れる。千艸はある人物を追っていたところ、異世界から飛ばされて来てしまった。しかし、千艸との出会いをきっかけに、羅貫には触るだけで植物を育てる能力があると知る。羅貫の能力は異世界でまさに必要とされていた能力で……
まず巻数からして全28巻となかなかの長編です。
読んでみるとかなりファンタジーな世界観が作り込まれているのがわかります。ジャンルとしては“異世界ファンタジー漫画”と称されることが多いです。
シルバーダイヤモンドは異世界を舞台にしているので、専門用語がちょくちょく出てきます。たとえば主人公・羅貫の能力は沙芽と言って、植物を成長させる人のことです。個人的に独特な専門用語や異世界特有のキャラクターの名前があるとワクワクするので、異世界ファンタジーが好きな人にはたまらないと思います。
長編で描かれる壮大なストーリーに思わず、一気読みしてしまいました。28巻すらあっという間で、読み終わるとキャラクター達へのロスを感じてしまうくらいハマってしまいました。ブロマンスなので主人公との絆が描かれていますが、他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します（しかも美形キャラ多）。
また杉浦志保さんの作画もハマった要素の一つです。
個人的に作画が本当にドストライクで。まず美形キャラは文句なしに好きだし、服装や小物、植物や色遣いまで凄く綺麗で…！！はじめて漫画家さんの画集を買いました。この画集は割と最近発売されたので今なら紙で買えます。ファンの方はぜひ…！
①アスタリスク
アスタリスク 森本秀 著
全8巻
？？？年に連載
森本秀さんの「アスタリスク」。
これ漫画サイトで見るとなぜかBLに分類されるのですが、恋人設定でもなければ、当然キスシーン等もありません。若干1巻の表紙が肌色っぽく見えますが、それは二人が天使（※設定）なだけなので安心してください。バリバリ全年齢対象です。
☆あらすじ
主人公のキオは正義感が強く、心優しい天使。キオの仕事はマニヒスと呼ばれる悪魂を退治すること。マニヒスは人間に取り憑くため、マニヒスから解放することが天使の使命だった。しかし人のために無茶するキオはしょっちゅう怪我をしていた。そんなキオを幼い頃から見てきたフラウは、いつかキオの助けになろうと努力し、今では七天使の一人に。ただキオの側にいたいフラウは七天使の一人であることをキオには秘密にしていて…
ジャンルは“天使バトル漫画”と言うのでしょうか？
キオの仕事柄、戦うシーンは多いですが、ホラー系が苦手な人でも大丈夫なレベルです。
また主人公のキオと幼馴染のフラウは仲良く、変に拗れるシーンもほとんどないので安心して読めます。全8巻なのもちょうど良い長さで、サクッとブロマンスファンタジー漫画を読みたい人にはおすすめです。（まぁ個人的には8巻の続きがあっても大歓迎！！なのですが…）
あと「アスタリスク」はつい最近読んだばかりなので、まだ森本秀さんの他作品を読めていません。次はぜひ、長編モノを読みたいと思っています。絶対面白いですよね！！
③氷の魔物の物語
氷の魔物の物語 杉浦志保 著
全25巻（本編24巻＋外伝1巻）
1995年〜2003年に連載
杉浦志保さんの「氷の魔物の物語」。
また杉浦志保さん？と思われるかもしれませんが、シルバーダイヤモンドにどハマりしてから「氷の魔物の物語」「終点Unknown」と続けて買いました。案の定、どれも面白かったです。
一つだけ注意点を挙げるとしたら、序盤だけキスシーンがあります。これは作者の杉浦さんが説明されていたのですが、掲載していた雑誌が連載中に変わったため、最初だけ（1〜2巻？）BL前提で描いていたそうです。なので、『BL描写は…』って人だけ注意してください。
♢あらすじ
主人公のイシュカは心優しくて、どこか抜けている青年。ある日、氷の魔物がいると恐れられる洞窟に訪れる。イシュカは洞窟に囚われている魔物のブラッドと出会い、二人の人生は大きく変わっていく。
「氷の魔物の物語」は1995年に連載開始したとは思えないくらい、良い意味で古さを感じない作品です。「シルバーダイヤモンド」の後に読みましたが、そんなに絵柄が変わらなくて、私の好きなキャラデザ＆世界観でした。あと画集にも「氷の魔物の物語」のキャラが登場するので、ぜひ見てください。超超超！綺麗だったので！！カラー紙面の威力やばいです。
🌱👼🧊
◾️皆さんのオススメ教えてください
今回は「シルバーダイヤモンド」「アスタリスク」「氷の魔物の物語」を紹介しました。ファンタジー×ブロマンスが好きな人はぜひ読んでみてください！
個人的にファンタジー×ブロマンスのジャンルは、もっと注目を浴びてほしいです。せっかくこんな面白い作品があるのに、知られないなんて勿体なさすぎませんか？？それに私みたいに今まで見逃してた人、絶対いると思うんですよね〜。読んだらハマるのに。。
もし『他にもこんな作品知ってるよ〜！』って人がいたらコメントで、ぜひ！！教えてくれると嬉しいです！
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