あわい その2

↑前置きのようなそうじゃないような。

朝と夜ってあるじゃない。朝でも夜でもない瞬間は、ここでは1日に2回ある。

たった2回ぽっちか、って思う日もあるし、2回もあるのかよ…って思う日もある。
↑(これをどう考えるかがその日の自分の気分の浮き沈みをはかるバロメーターなのかも?)

夜が朝になっていくとき、朝(昼?)が夜になっていくとき、固体をもつことを知らないそれらに誰かが一瞬だけ、ゼラチンをふりかけたりする。
ジンジャーマンブレッドの型抜きをするかのように、そのプルリとした、朝と夜のあわいをくり抜いたもの。それがわたしたち。

そりゃあ、朝か夜かハッキリしないといけないところじゃ呼吸しづらいわけだよね。
だって私たち、見事に曖昧なところを無理やりくり抜かれたんだから。

じゃあ、その曖昧なあわいからくり抜かれた私たちのあわいって?待ち合わせ場所って?
それは本当に、それはちっぽけな欠片くらい、狭い面積を持つものだと思う。小さなそれが奇跡的に重なった瞬間に生まれる場所が、私にとってのトンガリ倶楽部かもしれないし、その仲間かもしれない。どうなんだろ。
その居場所について、ずっとずっと考えている。

まだ少し距離のある冬の先を見据え、私はその居場所の答えをひとつ、探さなくちゃいけない時期に入ってしまった。本当に難しい。困る。

だからこれから私は、少しずつゼラチンを溶かして、ゆるりととけたものになる場所へと行く。
必要なときに、また、プルリと固まれますよう。

今日は昼と夜のあわいになって来るね。

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