入院5日目(退院日)

結局、最終日まで睡眠も食事も散々。
この日の朝ご飯はお味噌汁だったのでその中にご飯6割ほどをぶち込んで無理矢理流し込みました。
行儀悪かろうと食べないより良い、と開き直りです。
いくら頑張っても臭いで吐き気が出てたんで、食べれないものは食べれない…。
基本、食事に対して残すって勿体ないお化けになる人なので、ほんとこの期間は精神的にもつらかったです。

朝のバイタルチェックに来られた看護師さんは何とも言えない顔。

「…どうします?退院します?」
「へ?え?あ、いや、帰ります…」

ここに来てまた選択肢あるの?いや、でも、もう帰らせてくれ、と言う気持ちでした。
毎夜毎夜ナースコール押す程度に痛み残ってる状態で心配してくださったのはわかるんですが、通常食じゃなくてお粥とかうどんとかそう言った胃に優しいものが食べたかったし、暗い部屋で寝たかった。

退院手続きは、朝食後に身一つで行ってもいいと聞いていたので入退院の受付窓口へ。
限度額適用認定証のお陰で、個室差額と食費など保険外合わせて、9万弱でした。
入ってる保険にもよりますが、入院日額と手術給付とで賄える感じでしょうか。
ちょっと行くのが早すぎて、窓口が開くのを待つ事になりましたがささっと終わらせてまた病室へ。

最終、部屋のチェック。
胃腸の動きが悪い事を相談しつつ看護師さんにも室内を全部チェックいただき、腕に巻かれてたネームバンドをちょんっと切ってもらって終わりです。
退院後の過ごし方のアドバイスや、いつでも何かあったら電話して!と優しい言葉をかけていただき、ナースステーションにも挨拶して病棟を出ました。

10時までに退室だったので9時半過ぎには出たんですが、その頃の入退院窓口はまたもや大賑わい…。
それを横目に迎えにくる予定だった親に連絡を入れるともう少しかかるとの事。
でもちょうど台風が接近している日だったので本当に助かりました。
10分程待って、駐車場も送迎の車で混みあっていましたが何とか車へ。

が、ここからが地獄の第二章。
悪天候もあって道路が混んでいたので自宅まで時間がかかり、車の揺れと言うか振動がダイレクトに子宮に伝わっていたのか、道中から耐え難い痛みに悶絶。
駐車場についた時は車から転がるように降りて、駐車場の支柱に爪立てて痛みにほぼ泣いてました。
正直、この期間の中でMAXに痛かったかもしれません。
半分泣いてる自分を情けなく思いつつ、母に支えられ自宅まで戻り、リビングで四つん這いに。
異様な雰囲気だったからか、初めての長期不在だったせいか、愛猫には、誰だお前!?という反応をされました。
つらい。

朝食後にロキソニンは飲んだところだったので追加を飲むか散々悩み、でもやはり時間が短すぎると我慢しました。
自分のベッドがロフトベッドなんですが梯子の上り下りが出来る気もせず、ひとまず母のベッドを借りて横になり痛みをやり過ごしました。
昼食はうどんをそれなりに食べ、夕方頃まで寝たり起きたり。
そう、寝れたんですよね、痛くても。
夕食を食べる頃にはだいぶ落ち着き、お風呂にも入って、自室のロフトベッドにも上がれました。
夜何度か痛みで起きてトイレには行ったんですが、入院中に比べてゆっくり出来たと思います。
そして何より食事。
家だと多少無理しても食べれるんですよね。
想像していたより美味しく食べれる!と初日に思った病院食ですが、やはり体調が悪いと一気にダメになったのが、今後もし入院する機会があったら困るなぁと心底思いました。