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タイの日系レストランへの投資を決めました。(1)

コロナの非常事態宣言が続くタイで、日系レストランへの投資を決めました。

政府は外国人旅行者の受け入れは慎重に進める構えで、外国人向けの名所が苦境に陥っているのに対し、コロナの市中感染はほぼ収まっていて、タイ人をターゲットとする施設は年内の予約が取れないほどの人気を回復させている今が、ベストなタイミングだと考えたからです。

<マクロ経済>タイ経済は、1997年のアジア通貨危機で一時混乱するも、以降2000年代半ばまでは年平均約5%の成長率に回復。その後、リーマンショック(2009年) 、大洪水(2011年)、軍事クーデター(2014年)の影響で、成長率は乱高下を繰り返すも、ここ数年は、実質GDP成長率5%弱で比較的安定してきました。

<業界動向>飲食業は、依然として成長期にあり、2018年のホテル・レストラン業(GDPベース)の伸び率は4.1%に達し、サービス産業全体の成長に大きく寄与し、過去20年間でGDP構成比1.5倍となりました。

<競争環境>中間所得層が増加する中で、当然に競争は激化傾向にあります。コロナ前であっても、飲食業の売り上げの伸びは、20~30%減が多く、1.はっきりしたコンセプト、2.マネージャーから給仕までの人材育成、3.特徴あるメニューなどの対応が遅れた店は撤退を余儀なくされる状況でした。その一方で、堅調に売り上げが推移しているレストランに、MKスキやオイシ、フジ、中華などがあります。経済が上下しても、家族で食事をする機会があり、土日曜は混んでいる状態で、1週間に1回は家族で食事をとるところも多く、ファミリー向けのレストランは根強い印象があります。

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