見出し画像

配当情報 2021.10.20

国/地域:インドネシア

業種:貿易業(化学工業品)

配当利回り:12.0%(年)

配当性向:100%

配当回数:年1回

投資額:約800万円

投資期間:2016年1月より

上場/非上場:非上場

優位性:
インドネシアはASEANきっての資源大国。パーム油、ゴム、LNG、石炭、錫、石油など、数多くの動物・植物性油脂、化石燃料を世界中に輸出している。
皮肉なことに資源輸出に依存していたがために、1990年代より工業化が遅れてきたが、その人口つまり内需の大きさの恩恵を受ける形で経済発展し、近年、世界銀行によって下位中所得国から上位中所得国に分類を引き上げられるまでとなった。

輸出依存の脱却と長期的な内需拡大を見据えて、日本から化学工業品を仕入れ、インドネシア国内に広く販売する貿易会社へ投資を行った。

日本の仕入先と長年良好な関係をもち、インドネシアでも多くの産業へ販路を持っていることがシンプルに競争優位性となっている。

前期はコロナ下で売上減少するも、その影響を最小限に抑え、経営努力によって、むしろ高収益体質に改善できた。

業績(前年同期比):売上0.9倍、営業利益1.2倍、税前利益約1.2倍

財務:自己資本比率80%、増資でやや高い割合となったが安全水準に変わりはない。

経営:
インドネシア人の2代目社長。社長として10年以上の業界経験があり、ビジネスの隅々まで知りつくしている。日本式のきめ細かい経営管理手法を導入しており、オペレーション効率が極めて高い。

コメント:
日本・インドネシアの合弁企業の増資話が耳に入り、運良く投資できた案件。インドネシア投資を拡大させるきっかけにもなった思い出深い案件。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?