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平均利回り12%!誰でも簡単に海外投資で高収益を上げられるようになる3つの心構え

海外投資は利回りが良さそうだけど、リスクも大きそう・・・
自分のような初心者には無理だ、と思う人も多いかもしれない。

でも、最初から諦めてしまうのは、とてももったいない。

ゼロから始めて、海外投資に成功した人がたくさんいるからだ。
誰も最初から知識や資金があったわけではない。わたしもそのうちの一人である。

決して大げさではなく、海外投資で失敗と成功を分けるのは、心構えの差に過ぎない。
海外投資の平均利回りは12%、定期預金と比べて100倍以上の差になる。
日本株の平均利回り6.5 %をさえ、大きく上回る。

そこで本日は、海外投資で高収益を上げられるようになる心構えを詳しくご紹介する。

この基本さえ守っておけば、初心者も失敗することなく、高い収益を期待できるようになる。

ぜひじっくり読んでいただいて、実践してみてほしい。

1.ローリスク・ハイリターンを見つける

世の中には無数の金融商品がある。銀行預金、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式、不動産投資、オプション取引など様々だ。

金融商品によってリスクの大きさが変わり、それに対して得られるリターンも変わるというのが、投資の世界の常識だ。

ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンというキーワードもここから来ている。

例えば、銀行預金の場合は元本が保証されるのでリスクは低く、それによって得られるリターンとしての利息もほとんどゼロに等しい。
国内株式と外国株式の場合は、元本保証はなく株価が絶えず変わるリスクがつきまとう。だけど、相場と経営が好調なら株価が上がって、リターンが数十倍、数百倍になることもある。

しかし、常識はあくまでも常識に過ぎない。

金融商品は無数にあるのだから、リスクとリターンが完全に比例することはない。

図1に商品の種類別リスク・リターンの関係を示した。

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リスクが高い割にリターンが小さいギャンブルや海外不動産みたいな商品もあれば、リスクが低いのに高いリターンが得られる海外未公開株やオフショア積立保険のような商品もあることがわかる。
たとえ同じ種類であっても、個別の商品によって、リスクとリターンの関係が違ってくることがわかる。

でもほとんどの投資家は、これがわからないままに、大切なお金を投資してしまっている。
a.ローリスク・ローリターン(グレー)
b.ミドルリスク・ミドルリターン(緑と黄色)
c.ハイリスク・ハイリターン(茶色)
というように、表面的な言葉だけで分かった気になって、思考停止してしまっている。

投資家として収益をあげるには、いかなる商品であっても、他の投資家が気づかない間に、ギャップを見つけて、先回りする必要がある。

いくつか商品が同じリスクなら、その中で一番リターンが高いものを選ぶ。
いくつか商品が同じリターンなら、その中で一番リスクが低いものを選ぶ。
それだけで、世間の9割の投資家よりも優れたパフォーマンスを期待できるようになるはずだ。

ただし、個別の商品が平均リスク・リターンとどれくらいギャップがあるかを評価するには、評価基準を自分の中に持つ必要がある。それには知識と慣れが必要で、一朝一夕で身につくものではない。

だから、それができるようになるまで、もう少し簡単な、インデックス投資と呼ばれるやり方から始めてみることをおすすめする。

インデックスとは日経平均株価のような市場全体の値動きを示す指数のことである。

今は金融市場が発達しているので、インデックスと同じ値動きをするETF(上場している投資信託)やファンド(上場していない投資信託)に、安い手数料で手軽に投資できるようになった。中でも、外国債券と外国株式のインデックスは、平均リターンが毎年4-7%と比較的高めだ。自分で個別銘柄を選ぶ必要もない。もし10年間毎年7%で運用できれば、複利効果で資産額は10年でおよそ2倍になる。

個人投資家は下手な知識を身につけるよりも、インデックスだけに集中して長期投資すればいいという論調は、このような背景から生まれてきた。

それは楽だし、一見正しい。

しかし、現実は違う。インデックス投資にも大きな落とし穴がある。
答えはシンプルで、相場が暴落したときに、平常心で保有し続けられる人は、皆無だからだ。インデックスでいちばん有名なアメリカの主要企業で構成された「S&P500」を例に取ろう。

S&P500が30%以上下落したケースを暴落と定義して、1920年代から遡ると、
暴落は8回も起きている。ほとんど10年に1回のペースだ。

1929年8月~1932年6月: -86% 【世界恐慌】
1937年2月~1938年3月: -53%
1968年11月~1970年6月: -33%
1972年12月~1974年9月: -46%
1987年8月~1987年11月: -34% 【ブラックマンデー】
2000年3月~2002年10月: -49% 【ITバブル崩壊】
2007年10月~2009年3月: -56% 【リーマン・ショック】
2020年2月~2020年3月: -34% 【コロナショック】

直近のコロナショックのように1~2ヶ月で相場が回復するとは限らない。
一つ前のリーマン・ショックを例にとっても、1年半にもわたって暴落が続いた。
そんな中で、毎月コツコツインデックス投資を続けるのは現実的ではない。

価格が下がり続ける中で買い増しなんて、できる人のほうが稀だ。インデックス投資から最大のリターンを得られるのは、価格が下落しても生活への影響がない富裕層や、相場を的確に読んで、たくみな売買技術でリスクヘッジできる機関投資家だけだ。

だから、多くの個人投資家にとって、インデックス投資は相場の動きを経験するのに適している。その上で、個別商品を分析し、好景気と不景気に強いものを組み合わせることで、高いリターンを実現できるようになる。

2.投資と投機を組み合わせる

資産形成する上で、「投資と投機」の違いを理解することは大切だ。

投資とは「企業や不動産が生み出す付加価値や経済成長の恩恵を受け取るために、資産を売買すること」

投機とは「企業や不動産の相場が変動するタイミングを利用して差益を得るために、資産を売買すること」である。

単純に言えば、投資の本質は「成長」であり、投機の本質は「予想」である。

これに時間を組み合わせると、図2のように、4種類の投資スタイルを示した表ができあがる。①長期投資、②長期投機、③短期投資、④短期投機の4種類だ。(カッコ)内は、それぞれのスタイルの主な投資対象を指している。

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①と④だけを比べて、当たるかどうかわからない短期の投機をするよりも、安全な長期の投資だけをすべきというアドバイスをよくお見かけする。

しかし、それは半分正しく、半分間違いだ。

長期的には成長するという先入観は危ない

投資対象の将来の成長を期待できるかどうか判断するのは、プロでも至難の業。限られた情報とノウハウしかない個人投資家なら、意に反して成長できない対象に投資してしまうこともある。

それでも持ち続けていれば上がるはずだと我慢していると、価格が回復せず、ずるずると損が膨らんで手も足も出なくなる。「塩漬け」と呼ばれる状態だ。

含み損を抱えていても、ゴールで利益を得られる保証はない。むしろ、数日で価格が変動する方向が分かる短期投機は、決着が早い分、失敗しても傷が浅く済む。

長期的に成長したところでリターンが大きいとは限らない。

海外投資を考える人は、人並み以上にリターンを得ることに関心がある。
でも、長期投資は時間をかけて高まった価値の一部をリターンとして受ける代わりに、時間をかけずに得られるリターンと、市場を予測して得られるリターンを捨てている。

それでは結局、経済成長と同じくらいの、人並みのリターンしか得られない。
だから、人並み以上をめざすなら、②短期投資と③長期投機を取り入れる必要がある。

どちらも、むずかしく考える必要はない。

短期投資をするなら、日頃からニュースや身の回りの変化に気を配ろう。
気を配っているとこれから伸びそうな業界や、生活に定着しそう(継続性がありそう)な商品に、自然と気づくようになる。他人よりほんの少し早く気づくだけでいい。

そういう企業は、近い将来、ロングセラーの高利益商品を生み出したり、大規模な資金調達で成長を加速させたりする可能性が高い。一年もしないうちに、価格が10倍になること(10倍株、テンバガー)だって夢物語ではない。日本国内株式だけみても、10倍株は毎年のように誕生している。

長期投機をするなら、経済の歴史を学ぼう。
まずは、過去100年さかのぼって、世界経済の大きな事件を読み解いてみよう。

歴史は繰り返される。相場が大きく動くパターンを見つけることは難しくない。たとえば、アメリカ金利の動きは為替、株価、新興国経済と密接につながっている。中東情勢は、原油や金価格と深い関係にある。

答えはすべて歴史に書いてある。たとえ明日の値動きが分からなくても、年単位、10年単位の相場は予想できる。

いかがだろうか?
長期投資だけにこだわるよりも、時と場合によって投資と投機を組み合わせるだけで、リターンを大きくできる。

これは海外投資の基本なので、ぜひ抑えておこう。

3.意味ある分散投資で勝負を重ねる

1つの案件にすべての資金を集中させたら、運用がうまくいかないと全部がダメになる。全損で一発退場する可能性もある。

しかし資金を分散して投資すると、たとえ1つや2つ、案件がうまく行かなくても、全部がダメになることはない。残りの案件がうまくいくこともある。残った資金で再起をはかることもできる。

例えば、1/2の確率で、コインの表が出れば資産が20倍、裏が出れば資産が1/10倍になるゲームがあるとする。

平均の期待値は

1/2×20+1/2×1/10=10.05

つまり、このゲームを1回やると資産は平均で10.05倍になるのだから、やったほうが得だ。

でも全額を1回で賭けてはいけない。運わるく1回目に裏が出たら、資産がいきなり1/10になって、元手を回復させるだけでも大変な努力と運が必要になる。だから何回かに分けて賭ける。

勝負の回数を増やせば増やすほど、得られるリターンは平均期待値の10.05倍に近づく。勝負1回1回の振れ幅に一喜一憂することなく、資産が安定して増えていく。

勝負しなければ資産は増えない。しかし1回の勝負に全てを託すのは危険だ。
だから勝ちやすい場面で、勝負の回数をコツコツ重ねる、これが分散投資の本質だ。

具体的には4種類のやり方がある。

①商品を分散する
国内株式、オフショア積立保険、外国債券、預貯金など、異なる種類の商品。
同じ種類の商品の中で異なる案件、銘柄など。

②地域を分散する
日本国内と海外、アメリカと中国、アジアとヨーロッパ、新興国と先進国など。

③通貨を分散する
円、米ドル、ユーロ、ポンド、人民元、トルコリラ、南アフリカランドなどの法定通貨。
ビットコイン、イーサリアム、リップルなどの仮想通貨。

④時間を分散する
デイトレード、スイングトレード、月単位の中期投資、年単位の長期投資など。定期、定額の積立投資など。
定期、定額の積立投資など。

分散投資に関する実践的なノウハウは後日具体的に説明する。ここでは「意味ある分散投資」にフォーカスしてお伝えする。

まず、資産をとにかく小さく分けて、むやみに投資を分散させるのは意味のない投資だ。

理由は2つある。

自分一人で管理できる投資対象の数が限られている。

個人投資家は一般に10以内が望ましく、経験豊富な人でも20以内が望ましいと言われている。投資対象が増えれば増えるほど、管理の手間が増えるし、実態をタイムリーに把握できなくなるからだ。売買手数料も増えてしまう。

最初は10もなくてもいい。インデックスと同じ値動きをするETF(上場している投資信託)やファンド(上場していない投資信託)を活用すれば、1つの商品で、数十から数百の銘柄に投資できる。そこに個別案件・個別商品をいくつか組み合わせることで、管理の手間を抑えつつ、リスクを分散しつつ、並以上のリターンをバランス良く期待できるようになる。

リスクを分散させすぎると、短期間で高リターンを出せなくなる。

投資対象を増やして、売買のタイミングを一定にするほど、リスクもリターンも市場全体の平均に近づく。リスクだけでなく、リターンまで分散されてしまう。それでは、せっかく投資対象を真剣に選び、タイミングを見極めて勝負する意味がない。

そんなときは、魅力的な投資候補をたくさん見つけておいて、ランク分けするテクニックが使いやすい。わたしは下記の3つにランク分けしている。

a.今すぐ買ってもよいもの
b.もう少し安ければ買ってもよいもの
c.保有中のものが売れたら買ってもよいもの

そして買う直前に、新しく投資する代わりに、保有中のものを一つ捨てていいかと自問している。迷いがなくなって、はじめて、実際に投資する。投資対象の数をあらかじめ絞っておいて、よりよい商品が出てきたときだけ、乗り換えるということだ。

だから、意味ある分散投資とは、自分が管理できる範囲内で、リターンがリスクを上回る投資対象をタイミングよく入れ替えながら、投資することを指す。

覚えておいてほしい。

まとめ

ここでご紹介した心構えを守って海外投資を実践いただくと、初心者でも失敗することなく、平均よりはるかに高い収益を期待できるようになる。最後に、それぞれの要素をもう一度確認しておこう。

1. ローリスク・ハイリターンを見つける

● 投資家として収益をあげるには、他人よりも先に、個別商品と平均のリスク・リターンの差に気づいて、先回りして行動すべし。
● インデックス投資は手軽に始められるが暴落に弱い。個人投資家はインデックス投資で相場を体感しつつ、個別商品を組み合わせて、高リターンを実現すべし。

2. 投資と投機を組み合わせる

● 投資の本質は「成長」であり、投機の本質は「予想」である。
● 長期投資は塩漬けの危険があり、人並み以上リターンは得られないので、グロース株の短期投資や、原油・ゴールドの長期投機と組み合わせて、高リターンを実現すべし。

3. 意味ある分散投資で勝負を重ねる

● 勝負をしなければ資産は増えない。でも1回の勝負に全てを託すと全損退場の危険がある。だから勝ちやすい場面で、回数をコツコツ重ねて、資産を安定的に増やすべし。
● 自分が管理できる範囲内で、リターンがリスクを上回る投資対象をタイミングよく入れ替えながら、意味ある分散投資をすべし。


面倒だと思われるかもしれないが、ご紹介した3つの心構えを守って海外投資してみてほしい。一度身につけてしまえば、投資自体が楽しくなるし、驚くほど結果に差が出てくる。

ぜひ試してみていただきたい。

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