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配当情報 2021.8.20

国/地域:タイ

業種:システム開発

配当利回り:14.0%(年)

配当性向:50%

配当回数:年1回

投資額:約500万円

投資期間:2018年7月より

上場/非上場:非上場

優位性:
タイ王国は親日というだけでなく、ASEAN諸国の中でもITインフラが整備されており、日系企業にとって、オフショア開発先として安心できる国。HP制作やソーシャルゲームのイラスト制作などに強く、主なSNSツールも日本と変わらないため、SNSマーケティング業務の一部委託も期待できる。
投資先企業が3期目に入った2018年に投資を決めた。主な理由は以下のとおり。
①日本企業によるオフショア開発マーケットにおいて、単なるコスト競争に陥らず、SNSマーケティングとイラスト制作に強みを持っていること。
②タイ国内の日系企業、日本人向けタイ企業の顧客開拓を進める意向があり、事業拡大が望めること。
③タイにおける長年のビジネスパートナーが取締役代表の親戚にあたり、人間関係が最初からできていたこと。
④タイ国内でITセクターへの投資が少なく、ポートフォリオの調整が必要なタイミングだったこと。

業績(前年同期比):売上2.8倍、営業利益2.9倍、税前利益約4.3倍と安定成長

財務:自己資本比率100%。

経営:
代表取締役は日本に留学経験がある20代のウェブマーケター。ビジネスパートナーの親戚で、裕福な環境で育ち、良質な教育を受けている。MBAこそ取得していないものの、経営学の基礎を学び、同年代の起業家の繋がりもある。

コメント:
長年のビジネスパートナーの親戚が立ち上げた企業ということもあり、タイで初めてスタートアップに投資。
スタートアップ案件は、市場の不確実性とコミュニケーション不足で、うまく行かないことが多いけれど、ゼロベースではなく、最初から資金と人脈がある場合は、例外的に成功しやすいと手応えを感じた最初の案件。
コロナの状況でも、日本企業向けのオフショア開発は順調で、タイ国内案件も着実に受注が増えている。今後の更なる成長に期待。

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