『生きるべきか死ぬべきか』

監督:エルンスト・ルビッチ

面白かったけど、拾えていない小ネタがかなり多いような気がする。ルビッチの省略法はこの映画でも実践されていて、若男とヒロインの再会シーンがなかったり、作戦の場面がなくていきなり本番が始まったり、と大胆。だから場面のサスペンスを理解するのに時間がかかって笑えなかったところも結構あった。
チーズの件とか題名のセリフとか、しつこいぐらい反復するんだけど、笑ってしまう。反復はコメディの基礎だと思う。
一番好きなシーンは、付け髭があっけなく取れるところかな。緊張→緩和の緩急がすごく上手いと思った。

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