『他人の家』

監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ

おもしれー。この監督のいいところは会話。小気味良いし、みんなかっこいい。音楽的。バーの主人なんてちょっとしか出てこないのにおしゃれやなあ。「タバコ禁止なんだ」と言いながら差し出すところ。ファム・ファタール的なヒロインも魅力的。初めて家を訪れたときの、コートを脱ぐことによる意思表示の艶やかさ。階段を登ること→回想シーンあるいはマックスを突き落とすためであり、その対比としてのマックスが階段を駆け降りるラストが上手い。にしてもマックスがどこで改心したのかわからなかった。

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