『フォトグラフ』と『初恋』、『地下道』

監督:クシシュトフ・キエシロフスキ

『フォトグラフ』はドキュメンタリーなんだけど割と編集されている感じがした。切り返しショットもあるし、音声も後付けのところがある。一枚の写真から浮かび上がる社会と人間。夫の昔話のところが一番好き。
『初恋』は初期ケン・ローチっぽい。というか本人が敬愛していた気がする。たまに演者がカメラの方を見てしまっていた。そっけないのに出産シーンはエモーショナル。産まれたての赤ちゃんを映さずに終始女性を映すのが誠実。車を待つ二人の小さい後ろ姿、これからどうなるんだろう。ラストショットはやはり窓越しの子供たちであった。
『地下道』はあんま分からん。はい。

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