『傷跡』

監督:クシシュトフ・キェシロフスキ

ずっと会議シーンで話もあんまわからんかった。監督自身も認める失敗作らしい。歪んだ社会主義リアリズムへのアンテテーゼのような感じ。テレビマンも主人公の家に行くことによって彼の人間性を知る。社会的である自分と個人的である自分の間の葛藤は、ラストのカメラの後退によってドア枠に切り取られる主人公の姿から見てとれる。

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