雑談:がんばらないワーママになる

暇つぶしのnote。

いや、暇じゃないんですけど、研究とか講義準備に疲れた時に日記的なものを書くと頭がスッキリします。それと、FacebookはじめとするSNSは知り合いがいっぱい見てるぞ、というプレッシャーであまり書く気がなくなってしまいました(笑)。もともとネット匿名時代の人間なので(掲示板とか)、オフラインではあったことない人になんとなく読んでもらったらウレシイという気持ちなのです。

さて、最近よく思っていることは、はたらくお母さん(通称:ワーママ)って、なんでがんばること前提なんだ?というモヤモヤです。そもそもがんばらないと仕事と育児両立できないよってことだと思うんだけど、いわゆる「ロールモデル」と呼ばれる人たちのキラキラが凄まじい。

研究界隈ってそもそもハードワークな人が多いのですが、加えて「ママ研究者たるものこうであれ」というロールモデル的な人たちは、だいたい土日も深夜(もしくは早朝)もバリバリ仕事して、うまくベビーシッターや祖父母に頼りながらやっていますというパターンが多いんですよね。

でも、私自身は子どもが小さいときは土日は一緒にいて遊び相手になりたいし、自分の心身の健康も大切にしたい(もともとロングスリーパーなので8〜9時間寝ないとキツい)、とつくづく思っています。(もちろん土日も家族やシッターさんに子供を預けてバリバリ働きたいというママ研究者もよいと思います!)
もともと、「ワーママ」っていろいろグラデーションがあると思うんですよね。バリキャリで子どもよりも仕事優先したい人もいれば、仕事はそこそこでいいやって思う人もいる。(ママだけじゃなくてパパも)
わたしはどちらかというと、子どもが小さい時は「仕事はそこそこでいいや」派(でも家計は支えないといけないのでそれ相応の給料は必要)なのですが、そういう人は研究界だと「怠けてる」「やる気がない」とみられがちなんですよね…。

※ちなみに「仕事はそこそこでいいや」派といっても研究に真摯に向き合いたいという気持ちは変わりません。学会でバンバン報告したり、ドシドシ論文投稿したりというわけでなく、自分のペースで研究や研究にまつわる方々と付き合っていきたいなという意。

研究も教育活動もやる気はもちろんありますが、子どもや家族との時間を大事にしたいというのは贅沢なんでしょうか。もし研究界でそれが認められないとしたら「女性活躍」というのもなんだか薄っぺらいスローガンのように思えます。(産前産後で体調が悪くても、家事育児負担が多くても、トップで走り抜けてくださいというのは本当に辛い。今も血を吐く思い(というかほんとに吐いてる)でやってるのに。涙)
そしてそんなスーパーウーマンばかりを求めるかぎり、女性にとって研究の世界は遠いものになってしまいそう。

死に物狂いで走り続けるか、競争から降りるか二択ではなく、「ゆるく走り続ける」という選択肢がもっと認められていいな。
というわけで、がんばらないワーママのロールモデルになれればいいなと思っています。

**追記**
とは書いたものの、まあそもそも研究者は時間ではなく実績(=論文とか書いたものの数)で認められるので、あまり「どれくらい時間を費やしたか」にこだわる必要はないよな~と思いました。むしろ短い稼働時間でどれくらい成果を出せるかが大事でしょう!ということで、しばらくはその路線で「がんばりたい」と思います。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはありがたくオムツ代の足しにさせていただきます…!