何もしなくていいですよ
そういえばこの前の診察の時、主治医に「何もしたくないなら何もしなくていいですよ」「だって絶対しなきゃいけないことなんてないでしょ?」と言われた。
「はい……」と答えるしかなかった。
いや、そりゃあ私は専業主婦で社会的になんの責任もない人間ですよ。
絶対しなきゃいけないことなんて別にないですよ。
でもなんかそんなこと言われると、「あなたはいなくてもいい存在です」と断言されたような気になる。
これが原因なのかわからないが、その日から無気力がさらに加速し本当に何もしなくなった。
それまでなんとか毎週こなしていた掃除のルーティンも崩れた。
家の床はほこりだらけ。
言葉の力は偉大だなと思う。
強い力を持った人、立場が上の人の言葉は特に。
医者が言うことは絶対。
患者がごちゃごちゃ言ってもあんまり意味はない。
とにかく私は何もしたくないならしなくていいらしい。
医者の言葉を丸呑みして何もしないでいたら、もっと自分のことが嫌いになりそう。
でも頑張って何かをしても特に価値はないようだから、黙って寝ているのが一番いいのかもしれない。
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