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朝飯前ってスペイン語でなんていうの??

朝飯前〘名〙
朝食をとる前。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三一「霧烟朝食前の事成に ようあゆふたそ六里来て露」
② ずっと以前。〔俚言集覧(1797頃)〕
③ (形動) 朝飯前の空腹のときにでも、あるいはそれぐらいの短い時間ででもできるような容易なこと。たやすいこと。あさめししごと。

出典 精選版 日本国語大辞典/コトバンク

今回は③の朝ごはんの前にだって出来ちゃう、簡単なこと!という意味の朝飯前について。
英語でもいろいろな言い方が出来るけれど、私の気に入っているのはこちら。

A piece of cake

直訳:一切れのケーキ。この表現、とにかく簡単だ!ていうときに使うけどルーツはあいまいらしく、19世紀とか20世紀とかに作られた割と新しい表現らしい。それと比較すると朝飯前も19世紀くらいから使われているみたいだから歴史は同じくらい。

では、本題。

朝飯前ってスペイン語ではなんていうの?

Pan comido

直訳:食べたパン。上記同様に「簡単だ!」ていうときに使うけれど、食べ物のチョイスがパンなのにはスペイン人らしくて笑った。ちなみにこの表現も正確な起源は不明なものの、14世紀くらいからは使用されているとみられており、この三か国語の表現の中では最もお兄さんといえる。
発音は「パンコミド」

¡El examen fue pan comido!
試験は超簡単だった!
みたいに使えるけど、直訳すると
試験は食べたパンだった!
ってなってかわいさが止まらない。

食べたパン pan comido

いずれにしても食べ物絡みなのが面白いところ。
やっぱりどの国にいても食べることが大切なことは変わらないんだな。

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