視点の持ち方
私が通う大学では1年の秋学期にプレゼン大会が行われる。
このプレゼン大会では春学期に学んだ文章の構成力や、春秋学期の英語の授業で学んだプレゼンテーションの仕方を活用し、最終成績がつく。
正直私はこのプレゼンに自信があった。
なぜなら、高校生の時からプレゼンテーションに取り組んでいたり、その後の授業でもコツを掴んで力がついたと感じていたからだ。
実際にクラス代表にも選ばれ、同じ学部の1年生全員の前で発表した。
クラス代表に選ばれたのは、他の人が代表になりたくなかったり、多い方に投票したからかもしれないので、たまたまかもしれない🤫
今回言いたいことは、発表凄かったんだよー!
代表に選ばれてすごいでしょー?
ってことではなく、他の発表者の持つ視点についてだ。
ここまで読まないと言いたいことが伝わっていないのは文章的には良くないことだが、あまり読まれたくないので私的には良いとする💭
発表者は全部で9人
SDGsの達成目標に関わる発表をそれぞれが行う。
その中でもいちばん多かった内容は、海洋汚染にまつわるテーマだった。
3.4名がこのテーマで発表を行っていた。
私のクラスでもこのテーマで発表を行う人がいちばん多かった。
始め、テーマを見て同じものが続いてしまうのは可哀想だと思ったが、実際に発表を見てみるとそれぞれの持つ視点が違く、どれも考え深いものだった。
1人目の発表者は、海洋汚染の原因でもあるマイクロプラスチックについて、最近では紙ストローが普及しているが実際どうなの?
という内容だった。
紙ストローの作られる過程について、紙は木で作られているから森林伐採などで森へ影響している。また、製造するのに多くの二酸化炭素が出ている。
最終的には
コスパ悪くね?
と、衝撃的な言葉も残していった。
プラスチック製のストローよりも良いとされている紙ストローを反対するような言葉を残し、このあとどのように展開されていくのかとても惹き付けられた。
その後、その発表者はSDGsの観点を持ち出し、持続可能という観点から発表を進めていった。
プラスチックは分解されるのに何十年もかかる、紙は分解するのに多少の二酸化炭素は出るが、持続可能の観点からすると良いという意見だった。
最終的には、私たちの正しい分別が大切だと伝えていた。
私の言葉で表したり、説明を少々省いてしまったせいでメッセージ性は弱まってしまったかもしれない。
しかし、私は現在の対策方法が“なぜ”SDGsの目標達成のために使われているのかを、分かりやすく、惹き付けながら発表を行う。
という、この方の視点の持ち方に衝撃を覚えた。
2人目も同じマイクロプラスチックについてだが、その方は紙ストローになるまでの経緯について話していた。
プラスチック製のストローになる前までは紙ストローが使われていたらしい、制作のコスパが優れておりプラスチック製のストローが普及したそうだ。
そしてまた紙ストローに戻ってきた。
この方も紙ストローの課題点をいくつかあげていた。
最終的な提案は竹製のストローを普及させることだった。
実際に使ってみた感想を伝えていたり、放置竹林の問題を提示しており、プラスチックの話だけではなく、森林などの環境問題について触れていたのがとても印象的だった。
この2方のテーマは同じであるが、取り上げるトピックの違いがとても強く印象に残った。
大学生になった時点でこの視点の持ち方を持っていなければならないのかもしれないが、私は持っていなかった。
そこが悔しいという思いもありつつ、今知れて良かったと思った。
私の視点の持ち方や考え方は、偏っていると思っている。
だからこそ沢山の視点や考えに触れて気づく必要があると思う。
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