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限界就活生、JO1と出会う。

初めに

「JO1の魅力とは?」
と聞かれたら「見るたびに進化する姿」かなと思う。

常にチャレンジを忘れず、シングルを出すたび、雑誌やテレビに出るたびに爪痕を残していく。
日本のエンタメ界に新しい風を吹かせているJO1の姿を見ると、「私も頑張ろう」という気持ちになる。

私自身、去年どれだけJO1の存在に救われたことだろう。
JO1と出会っていなかったら今の自分はいないかもしれない。
そこで去年の出来事を振り返りつつ、JO1にいかにしてハマったかを記していく。

人生のどん底にいた去年の夏。

突然だが、私は現在2回目の就職活動をしている。
去年の就職活動では思うように結果が出なかった。
私が志望する業界はとても狭き門で(どの職業もそうだろうが、その業界はやたら採用人数が少ないのと面接回数が多い)、入るのがめちゃくちゃ大変。志す人は多いが、夢が叶わず全く別の業界に進路を変える人も多い。
ゆえに色んな人から「他業界にしたら」と言われ続けてきた。

それでも私が諦められなかったのは、“どうしてもやりたい仕事”だったからだ。
仕事は人生の大半の時間を費やす。
だからこそ、好きなことで食べていきたいと思っていた。
なにより私はその職業に就くことが小学生の時からの夢だった。
「自分の好きなモノに囲まれて暮らせたら幸せだろうな」
「過去の自分に恥じないためにも頑張らなければ」と思い、必死に頑張ってきた。

とはいえ、ずっと落ち続けていると途中から病んでくる。
しかも去年の就職活動はコロナ禍で緊急事態の真っ最中。
筆記試験の形態が変わるわ、面接が延期になるわでもう大変。
息抜きしようにも今のように外出するのもはばかられて、私のストレスは募るばかり。

そして去年8月。
遂に持ち駒が0になる。当然内定も0
正直めちゃくちゃ焦った。このままでは卒業と同時に無職確定だ。
夢を諦めたくない。でも今のところ就職活動を続ける気力がない。
就職活動を始める前はある程度高かったプライドと自己肯定感は今や皆無。
周りは大手企業や自分の納得した企業に内定をもらう中、自分だけ取り残された気がした。

精神的に追い詰められた私は、
・自分に自信がなくなり、大嫌いになる
・毎日「疲れた」「もう何もかも嫌だ」が口癖
・不眠症とストレス性胃炎のせいで体がだるすぎて体調はどん底
・将来のことを考えると底なしの不安に襲われて全く笑えない

ざっと思い出しただけでもこれだ。まさにこの世界は限界である。

今まで欲しいと思ったモノは全部手に入れてきた。大学も運よくいいところに入ることができた。それなのに就職活動で躓くなんて...。

人生何があるかわからない。まさに大・大・大挫折だった。
心身共に限界が来てることを察知した私は、一度就職活動を休んだ。

たまたま見た『OH-EH-OH』。

静養中、JO1がセカンドシングル『STARGAZER』を出した。


もともと日プは全て見ていたが、JO1の活動はデビュー時期が就活と被っていたこともあり、軽ーく追うぐらい。

ちょうどこの当時、やりたいことが全く見当たらなかったので『OH-EH-OH』のMVを見ることにした。


見終わったあと、衝撃が走った。

「え、なんか日プ時代より全体的なパフォーマンスが格段に上手くなってない!?」
「ダンスがめちゃくちゃそろってる!!すげぇ!」
「歌とかボーカル担当じゃない人たちの声もめちゃくちゃ安定してるじゃん!」
「発声とか相当頑張ったんだろうなあ。」

曲自体もサウンドが良くて気に入った。
後で知ったが、『OH-EH-OH』は私の大好きなpentagonのフイが制作を手掛けたらしい。
(めちゃくちゃ余談だが、フイが作った曲はマジでサウンドがいいので聞いてほしい。X1の『少年美』とかWANNAONEの『Never』とかがおすすめ!)

歌詞もよい。特に

眩しい光が 君を照らしてる
輝く光が 俺らを待ってる 

のところでめちゃくちゃ元気が出た(10代への応援メッセージらしいけど、20代の私も勝手に元気をもらってくスタイル)。

衣装の学生服コンセプトもJO1にピッタリ👏
しかも天下のルイ・ヴィトン!
私が追えていない間に、彼らは“アイドル”としての地位を確固たるモノにしていたのだ。

JO1は夢のある存在だなと感じた。キラキラした彼らの姿に吸い込まれた。
“うわぁ、かっこいいなぁ...。”

このとき、久しぶりに笑えた気がする。
就活休止中に見た『OH-EH-OH』こそ、私が本格的にJO1にハマったきっかけだった。

どん底の自分を救ってくれた碧海の言葉。

そこから、今まで追えていなかったJO1供給を一気に見始める。
YouTubeを片っ端から見て、JO1Houseなどの映像コンテンツも全部網羅した。
つまらなかった毎日が、ちょっとだけ楽しくなったような気がした。

雑誌もめちゃくちゃ読んだ。
数多ある雑誌の中で、特に印象的だったのが『anan 2203号』
この号のテーマは“自己肯定感”
まさに当時の私にピッタリなテーマである。

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私より一足先に社会人になった11人からのアドバイスは、どれもタメになるものばかり。
中でも印象に残っているのが、推し・碧海の言葉だ。

他人と比べず、努力を重ねればおのずと自信は生まれてくる。

2歳下の彼からのアドバイスに私は感銘を受けた。
「そうか、今まで私は他人と比較しすぎたのか」と。

どうしても就活中は周りが目に付き、比べて焦ってしまう。
しかし、私は私だ。
自分のペースでゆっくり進もう。その中でも努力は怠らないようにしよう。
きっといつか自分の努力は私の自信になってくるはず。
そう思えてから、少しは前を向けるようになった。

さらに調べていくと、碧海は高校卒業後フリーターとして働いていたらしい。
碧海の存在自体が「アルバイトをして働きながら、夢を叶えるという道もある」ということを証明していた。

9月。就職活動を再開。
行きたい業界とは違う会社だったが、内定を頂いた。
私は悩んだ。もう就活を終わらせたいけど、夢を諦めたくもない。

じっくりと考えた末、私は卒業してフリーターをしつつ就職浪人をしようと決めた。妥協してファーストキャリアを歩むより、私は自分の体力が持つ限り自分の夢を追い続けたいなと思ったのだ。

結構博打のような決断だなと私も思うが、それでいい。
今の私はJO1に出会い強くなった。
私も碧海のように一度本気で努力し、夢を叶えてみたい。
もし叶わないとしても後悔せずに終えられる気がする。
不思議と自身の決断を後悔することはなかった。

辛いとき、傍にいてくれたのはJO1だった。

そして現在、絶賛就職中である。
去年は大学生という肩書を失うことを極端に恐れていたが、実際にその身になってみると大したことない。
むしろ、何もない今の私だからこそ、ありのままの自分を見せられている気がする。

やっぱり私の選択は間違っていなかった。
こう思えるのは背中を押してくれた碧海のお陰だろう。

就活は相変わらず大変ではあるものの、前回ほどの徒労感はない。
今まで積み重ねてきた努力はいつかどこかで花開くはず。
そう思って夢に向かい全力で邁進し続けることができるからだ。
上手くいかなくてもへこたれない。その時は上手く切り替えていこうと思う。

人生に道は沢山ある。だから私は今日も歩み続ける。
だって私の可能性は“無限大”なのだから。

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終わりに―ありがとうJO1―

色んな人のJO1沼落ちブログ(正式名称わからん)を読んだ。
色んな経験を通してJO1にハマっているのを見ると、自然とJAMの皆さんに仲間意識が芽生えてくる。なんならハグしたい(普通に不審者)。

私はたまにとてつもない孤独感に苛まれる時がある。
コロナ禍で実家に1年くらい帰省していない。
周囲に頼れる友人や先輩たちはいるが、彼らには彼らの生活があるから私のことなんて考える余裕はあまりないだろう。だから込み入った話ができない。
そんな中で生きていると、時々「自分は一人なのでは?」と思えてくる。

それでも私が毎日それなりに生きていられるのは、間違いなくJO1の存在が大きい。
JO1ないしラポネが常に沢山の供給をし続けてくれることで、
「そうだ。私の傍にはいつもJO1がいるんだよな」と思える。
よく、「オタクが貢ぐことでアイドルは生きている」という人がいるが、私はどちらかというと「推しに生かされている側の人間」だ。
JO1の存在が、“私の生きる理由”になりつつある。

JO1、本当にこのメンバーでチームになってくれてありがとう!
碧海、アイドルという夢を叶えてくれて、私の希望になってくれてありがとう!


これからJO1とJAMの皆さんが心身ともに健康で、毎日を楽しく過ごせるよう心から祈ってます!
私も頑張らなくては!