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1年が濃くなった。~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑬~

ー昨日、大人の絵日記講座(https://enikki-gaku.com/)の忘年会に参加してきました。これまで絵日記講座を受講してきた1期から7期に亘る生徒のみんなと講師の沙和さんで集い、それはそれは楽しい時間でした。
絵日記講座の忘年会ならではなのは、絵日記学を読み返し、この1年間で自分に起こったことを振り返り、さらにはそれを通して感じたことや、起こった出来事によって自分がどう変わったなどを語り合ったりするところ。

その前日、予習(いや復習か?)も兼ねて、じっくり絵日記を読み返しました。

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毎日欠かさず書いているというわけではないけれど、嬉しいことや逆に悲しいこと、モヤモヤすることなどをちょくちょく書いているので読み返すのにはまあまあ時間がかかりました。それはつまり、それだけの出来事、そして自分の感情や思考の揺れ動きがあったということです。でもぶっちゃけ、忘れてしまっていたことも少なくありませんでした。それはきっと、絵日記に書いていなければ忘れたままになってしまっていたでしょう。絵日記のおかげで、起こった出来事とその時の自分が何を感じ考えたかということを思い出すことができます。もちろん楽しかったり嬉しかったりすることばかりでなく、つらかったこと、イライラしたこと、モヤモヤしたこともあって、だけどそれを頑張って乗り越えたり、それまで気づかなかった思い込みに気づき、思考や行動のパターンを変えることができたり、、、そんな様々なことが絵日記に詰まっていて、それゆえに自分の1年の頑張りや変化を実感することもできます。その思い出すきっかけを与えてくれるのが、絵日記を書き残していた過去の〝自分自身〟ということがまた、驚きつつ嬉しかったりもします。


以前の私は毎日、常にというわけでなくてもふとした時にどうしようもなく不安になったりむなしくなったり焦燥感に苛まれたりしていました。そしてそれは、年末になるとより顕著になるんです。
「もう今年が終わってしまう。今年も何も達成できなかった。。。」と焦りと残念な気持ちに支配されて年を越し、慌てて「来年こそは!」と目標を立てて新年を迎えるという状態でした。

そんな私に、絵日記は〝何も〟達成できなかったなんてことない、と気づかせてくれます。もちろん、達成できなかったことはあります。でも、達成できたこともあります。もっと言えば、達成まではいけなかったけれど、努力して前進したり、失敗したことで気付きを得たりしたこともあるものです。全てがパア!ってことはそうそうないはずです。しかも、達成できなかったことがあったからって、嬉しかったことや楽しかったことの価値まで落としてしまう必要もないんです。なのにそんな風に扱ってしまうのは、それを示す、実感するだけの材料を持っていなかったからなのかな、と今なら思えます。そして今は、絵日記の中に、この1年のいろいろな出来事とそこに向き合った自分の姿が確かに残っています。それを見せつけられたら(笑)、もう何もなかったなんて言えない。それに、読んでいるそばから、「こんなことあった」「お!私がんばったじゃん」「これ、めっちゃ嬉しかった!」「この出来事があって良かった」「あれは大変だったな~」という気持ちが浮かんできて、充実感や幸福感があふれ、1年がすごく濃密だったと感じられます。

そう、絵日記学を学んでから、絵日記を書き続けることで、日々がとても濃く感じられるようになりました。
そしておそらく、実際に濃くなっているとも思います。漠然とした焦燥感や不安に煽られていた私は、目の前の現実にきちんと向き合い切れていなかったんだと思うのです。心ここにあらずで、〝今を生きる〟ことに力を注げていなかったんだと。
それが、絵日記を使って少しずつ自分と向き合うことで、〝今〟という瞬間に足をつけて生きられるようになったと、体感を伴って感じています。

本当に絵日記があって良かった。絵日記学と出会えて良かった。

そして2020年も、絵日記の力を借りながら、濃い日々を過ごしていきたいと思います。

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来年の手帳は、ほぼ日手帳の新顔『day-free』です♪

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