最近読んだ本の話 vol.125
「最近読んだ本の話」の第125弾です。毎日暖かくなったり寒くなったりの繰り返しです。今年はまだ雪を見てないけどもう降らないかもしれないなあ。今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、佐川 光晴『あけくれの少女』
主人公の真記は広島の尾道で生まれた12歳の少女で、真記が伯父夫婦の家に度々遊びに行くところから物語は始まります。時代は1980年代で日本はバブルの時期です。伯父夫婦の養女にならなければならない運命から、父が株と土地で儲けたおかげで養女にならなくてよくなり、真