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2023年8月の記事一覧

くっきりと澄んだ青空の土曜日の朝の薔薇

 ゆっくり起きて朝ごはんを食べてから、コーヒーを飲みながら本の話のnoteを書こうとしたら、いきなりパソコンの電源が切れました。今までにない現象が起こった!壊れたのかとドキドキしながらもう一度電源を入れたら、そのまま使えました。よかった!本の話を書いて投稿して、その後散歩に出かけたら、空はくっきり青くて澄んでいました。  午後からは音楽を聴きながらのんびりしていました。だんだん眠くなってきて、必死で目を開けて耐えました。昼寝できない体質⁈なので。夕方から雷が鳴り出して、今も

最近読んだ本の話 vol.110

 「最近読んだ本の話」の第110弾です。もう8月も終わりです。だからといって涼しくなるわけではないという。あともうちょっとだ!今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、深沢 仁『眠れない夜にみる夢は』  5篇の物語が収録されています。読み始めてすぐ、独特の雰囲気がある文章だなあ、と感じました。  1つ目の物語は、深夜2時に夫婦喧嘩をして赤ちゃんを連れて知人の家に逃げてくる女性が登場します。迎い入れた男性はちょうど家に来ていた恋人ではない女性を急いで帰らせて、その女性と赤

最近読んだ本の話 vol.109

 「最近読んだ本の話」の第109弾です。台風が去ってまた猛暑が戻ってきました。いつまで暑いんだろう?今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、森沢 明夫『ロールキャベツ』  「チェアリング」って聞いたことはあるけどやったことないです。好きな場所にイスを持って行って景色を見ながらコーヒーなど飲んで楽しむらしいです。  主人公の夏川誠は大学2年生ですが、将来の夢も趣味も特にありません。ある日気晴らしに海を見に行ったら、同じ大学の女子2人と出会って、彼女たちはチェアリングをし

最近読んだ本の話 vol.108

 「最近読んだ本の話」の第108弾です。毎日暑くて耐えられないですが、やっと8月になりました。最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、河野 裕『愛されてんだと自覚しな』  以前河野さんの作品を読んだ時に、なかなか書けないような作品を書かれる作家さんだと驚いたことを覚えていたので、この作品も期待して読みました。  主人公の岡田杏は、神戸のカレー屋さんでバイトをする24歳の女性ですが、千年生きているという。どういうこと⁉と思わず前のめりになって、読み進みました。私には到底思い付