最近読んだ本の話 vol.62
「最近読んだ本の話」の第62弾です。薔薇がとうとう咲き始めて、パンジーやマーガレットも満開で綺麗です。今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、中山 七里『おわかれはモーツァルト』
2016年11月。盲目ながら2010年のショパンコンクールで2位を受賞したピアニスト・榊場隆平はクラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は、自身の付加価値を上げるための芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場が犯人として疑われてしまう。事件は深夜、