艦つく(良作)、瀕死の船出

2019年8月、艦つく という、戦艦やら駆逐艦やらでドンパチするスマホゲームがリリースされていました。

大雑把に表現すれば、鋼鉄の咆哮シリーズの造船部分と、World of Warships (WoWs) の戦闘部分を合わせたものです。

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砲台・艦橋・煙突などを甲板に、ボイラーやタービンなどの機関を艦内部に配置していきます。砲台は威力や重量のほかに、回転できるかどうか・他の設備に当たらずに砲撃できるかどうかがきっちり評価され、土台を置いて高く配置することもできます。この画像では全て砲台が同じ方向に向いているのがわかりますが、これは敵艦が初期配置の右側にしかいないマップを巡回するための特化武装をしています。楽しそうでしょ?楽しいです。無限に時間を食えますよこれは。

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戦闘画面は、射撃・照準・照準倍率変更・武装切り替え・加減速・舵(押している間だけ有効)、それを全部こなしつつ周囲の警戒までスマホで全部やるのはすごいつらいです。無理です。まあなんとなく移動しつつ射撃くらいまではできます。大量の砲台が回転し、ちゃんと可動範囲や斜線をチェックして、実際に弾が飛んでいくのはかなり頑張っていると思います。なぜかスマホが発熱しない(計算力に余裕がある?)のもなかなか。

しかしこのゲーム、ガチャがありません肌色の多い女の子キャラも出てきません。どうやって儲けるんでしょうか?実際どうなんでしょうか?ランキング推移をGame-iで見てみましょう…

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死亡確認!

待望の初イベント開催!

そんな艦つく、先日ついに初めてのイベントが始まりました。盛り上がれ!生き返れ!

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いったいどんなストーリーが、敵が、新要素が待っているのか。期待とともに内容を確認した我々に突き付けられた現実は、ただミッション報酬が増えただけ というものでした…

どうにかならんのか

こんなんスマホで毎日触らせるタイプのゲームに仕上げられても困ります。出す舞台を間違えたのではないかと思います。といっても、専用ゲーム機の経験ない企業が予算をつけてゲームを作るとスマホ向け基本無料しか選択肢がない…。Steamは日本特化した新作ゲームが大ヒットする予定組んで企業の予算が降りるかどうかちょっと謎だし、PCで遊ぶのに耐える企業製クオリティのゲームを作るのは大変です。

ゲーム自体にも、燃料(スタミナ)設計が大きく誤っていることを筆頭に問題は2つ3つあるのですが、そのへん完璧にできていてもどうか…という感じがします。スマホでは女の子や既存IP(権利もの)に頼らないFPS/TPSは壊滅していたので、あの方面に倣ってバトロワにしてしまったら可能性はあったのでしょうか?(厳しいか…)


note試用中。投げ銭が時々でも入るようなら真面目に続けようかと。COMP買って栄養の足しにします…