サントリーオールド(と山崎NA)
安いジャパニーズウイスキーに最近興味しかない。「なぜ安いのか」。これ。
サントリーのジャパニーズウイスキー(新定義)
これは、つまり海外の原酒を使っていないということである。以下の銘柄が相当するんだそうな
「響」
「山崎」
「白州」
「知多」
「ローヤル」
「スペシャルリザーブ」
「オールド」
「季 (TOKI)」
外国用途の季はちょっと追いといて、結局ローヤル、リザーブ、オールドは国内のブレンドなのだから、山崎(蒸留所)、白州(蒸留所)、知多(蒸留所)の3つの酒が混ざってるのはほぼ間違いないわけだ。ただ、山崎白州、そして知多さえも味わいが微妙に違うロットを沢山抱えているから、山崎蒸留所で出来た樽に入ってる奴が問答無用で製品としての「山崎」になるわけではないのはこれはもうシングルモルトの常識であーる。別に日本に限った事ではない。シングルカスクではないからだ。
さて、そういうわけなのでここで問題になってくるのが
「ローヤル」
「スペシャルリザーブ」
「オールド」
これであり、スペシャルリザーブは
ここで見たように白州(蒸留所)ベースの知多(蒸留所)グレーンブレンドである事が何となくわかってるんだけど(要するに白州と知多の、「蒸留所」)、手元に白州が無いのね。ただ、サントリーオールドは山崎ベースとも言われているので飲み比べができるぞやったね!ミニボトルしかないけど…
まずオールド自体を飲む
うーん、香りは非常にケーキのようなハチミツのような甘い感じの香りが漂っており、実にうまそうだ。ストレートで飲んでみればアルコールの刺激こそやはりあるものの、基本的に非常に甘みを共なっており、うまい、が、後味にはやはりちょっとビリッと来るものがある。これはもう若さとしかいいようがないね。
ただ、確かにシェリーの感じが強く、またグレーンの丸みも確かにあり、これがいいように作用して飲みやすさに寄与していると感じるでござる。リザーブはちょっとストレートには向いてないと思ったけどオールドは全然いけるからねこれ。
やや加水すると、香りっていうとちょっと微妙に消失する感じもあるんだけど、アルコールの刺激がいい感じで取れてくる。非常にうまい。
氷を少し落とすと、これは、リザーブでは冷やされる事によるバニラ系の甘味の広がりを感じたものの、これはどうだろう。どう見ても甘味が温度によってシマっちゃった感じがある。いやまあこれはこれでビターな感じでうまくもないんだけど甘みさを楽しむなら氷というのは少し外れるのかな、、
今回はソーダは割愛w
さて、本題の山崎との飲み比べ
まあぶっちゃけどっちも量がそんなもう無いので、集中して飲むぞーw
なお、ブラインドでシャッフリングしている。右と左に並べてあるから右とか左で指摘していくよ
香り
左: 深い、ディープなとりわけwoody感が強い。この時点で山崎なのか?と予感をさせる
右: 系統としては確かに同じなのだが、ややバニラ感が感じとれる。セメダインっぽさもある。
ストレートで飲む
左: うーん、シェリーが支配的に感じるが余韻が穏かである
右: シェリー系なんだけど広がりという意味では味の放散が広い。そしてやや刺激感が強い。アルコール由来いや、、はたして。これは改めて飲みなおしても右には感じられないものだ
結論から言うと旨いのは左
答は…
右が山崎でした笑
いやー、結構ショックだわ…芸能人の格付けでやらせてくださいよ。飲みやすいのは確実に左と思うんだよ。でも右が山崎なんだって。ううーん、グレーンが入ってねえからこういう味になるんかー!
ただ、本当にこれ甲乙付け難いんだよ。なんか山崎ばっか注目されててオールドはその辺でやすくかっさらえるから、俺の馬鹿舌にははオールドでいいかなw 12年ともなるとまた違うんだろうけどねw
まあでもみなさん是非やってみてください
そして答え併せが終わったあとに2回目のシャッフルやってください。これは必ず当てれるはずです。記憶がまだ若いからね。でもその2回目でもやっぱ思い知る事になるのは個人的には「山崎より飲みやすいわ」ということでした。誰だよ、アバフェルディーがどうのこうのとか言ってたやつわ。オールドでも飲んでおけよ、とも思ったけどオールドが適当に買えなくなるのはやなのでやっぱそんなのしなくていいです。アバフェルディーとか飲んでたらいんじゃねえか(いや、それも今ちょっと困ってるんだけど…)
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