11年ぶりに叶った夢
初投稿したまんま放置しておりました。はい、あれやこれやと思いつくままに衝動的に手を出してみるものの収拾がつかなくなるADHD特性あるある。
本題。
かーちゃんは「疾病・障がい」という理由で、子どもたちを1才児さんから保育園→小学校では学童保育に通わせています。もともと、幼稚園までは、おうちで、ゆっくり育ちを見守ろうと考えていたのですが。全身性エリテマトーデス(以下SLE)の症状のひとつである「光線過敏症」に阻まれました。
中1長女は歩きはじめたのが生後10か月とわりと早くて、1歳になるころには公園で2Lのペットボトルに満タンに水汲んで両脇に抱えて走りまわるぐらいに力が強く活発な女の子で(というか、今思えばふつーに多動やっただけやが)毎日どこかしらで外に出さないとストレスがたまって酷い癇癪を起こしていて。仕方がないので、毎日、荷物をバギーに載せて長女の手を引いて歩いてお買いものからの公園通いだったのですが。帰宅後、とにかく、頭が痛くて、吐き気がして、からだじゅうが痛くて、起きあがれなくて。そのうえ、中1長女から1年9か月差で、小6次女の妊娠もわかって、悪阻で死んで。
心身ともに撃沈していたタイミングで中1長女の1歳6か月児健診があり、保健師さんに泣きながら相談して。そこで、保健師さんから「保育園は共働き家庭だけのものじゃなくて、両親どちらか(あるいは両方)が病気を抱えている場合にも利用できるから申し込みましょう」と言われ。たまたま歩いてすぐのところにあった保育園に見学にいくと、園長先生から「今までよくがんばって育ててこられましたね」「長女ちゃん、僕がドアを開けたときに笑顔で『ありがとう』って言ったでしょう」「まだ1歳半で『ありがとう』がちゃんと言えるのは、お母さんが普段から周りのひとと丁寧にかかわって『ありがとう』を欠かさないからでしょう」「これからは僕たちも一緒に長女ちゃんの育ちを見守りますね」と言ってもらえて。その翌年4月から、中1長女→小6次女→小3末っ子が卒園するまでお世話になり。
小3末っ子出産とともに、今までになく病状悪化して。中1長女が小学校に入学してすぐ(小3末っ子はまだ2歳)から3年間ほぼほほ大学病院暮らし。
そこから、なんとか、在宅療養にはシフトできたものの、毎日、抗菌薬の点滴をするために通院。途中から訪問診療・訪問看護・訪問リハビリを入れてもらえるようになったものの、長すぎた入院生活で体力も筋力も(めっちゃリハビリがんばってたんやけどなあ)底をついて身のまわりのことだけでも精いっぱい。さらに「感染症で死ぬか、その治療に使うお薬の副作用で死ぬか、奇跡的に生き残れるか」という状況から奇跡的に生き残ったものの、やはり、感染症による後遺症、その治療に使ったお薬(ほとんどが極量)の副作用による後遺症もそれなりで。
ようやく少し動けるようになりつつあるかな、ぐらいのタイミングで、いろいろあって、ひとり親になり、昨年の夏に今のおうちに引っ越してきました。
前置きが長すぎる。
そんなわけで、中1長女は小学校卒業まで学童保育のお世話になりましたし、小6小3もまだお世話になっているわけで。中1長女が1才児さんから保育園に通いはじめて以来ずっと、わが家の子どもたちは、年末年始とGWとがあるぐらいで、夏休みとも冬休みとも春休みとも短縮授業も無縁でひたすら保育園&学童保育に通いつづける日々だったわけで。
それが
今春、中1長女が小学校を卒業して、学童保育も卒業して、中学生になったことで(文化系の部活動に入ったこともあり)おうちで夏休みをすごすことになって。それなら、もういっそ小6小3も夏休み全休にしてみようかな。途中でコケたらごめんやで。
ということで、私のなかで(たぶん、子どもたちのなかでも)ずーっと夢だった「おうちで夏休み」がなんとなんと11年ぶりに叶ったのです。嬉しい。
夏休みまえあるある?なんか「夏休みに楽しみなことは」と聞かれては「はじめて保育園も学童もお休みして、おうちで毎日ゴロゴロできること!」と答えていた、子どもたち(笑)まあ、ほんまに、私が長期休みのたびに貼りだす簡単なタイムスケジュール表に書かれたことをこなす以外はほぼほぼゴロゴロしていますが。きょうだい3人で学習チェアとお菓子を持ち寄って、小3末っ子のお部屋でアマプラで好きなアニメを初回から追いかけたり、それゆけ家では小3から持たせているスマホで動画撮って編集したり絵描いたりゲームで通信したり。たまたま夏休みまえに母方祖父から受け継いでから14年も使った電子レンジが壊れて買い替えたオーブンレンジで、私と子どもたちとで頭を突き合わせて取説を読みながらクッキー焼いたり。学校やら学童やらがあると慌ただしくて、あと、私の体調がよくなくて今まであんまりおしえてこなかった家事を、それぞれの発達段階にあわせて少しずつおしえてみたり。
実家も親族もほぼほぼ近くに暮らしているし、私も大学病院まで1時間以上かかるところには行けないので(何かあったら間に合わないから)遠くに旅行にいったりはしないけど(近くのモールにあるアニメイトにすら一昨日ようやくいったレベル笑)おうちで好きなときに好きなことを好きなだけゆっくり楽しめる夏休みが、子どもたちには楽しいみたい。
ようやく、ここまで、はいあがってこられたなあ。
中1小6小3になった、わが家の子どもたち。こんなふうに、おうちにいて、家族ですごせる時期は、もうそんなに長くないやろう。実際、中1長女なんかは、この夏休みに、はじめて、お友だちと駅ぶらデビューしたりもして。小6小3も少しずつではあるけど、かーちゃんから離れていってる感がある。
在宅療養にシフトしたばかりのころは、子どもたち3人とも、かーちゃん不在の3年分ぐらい心の育ちが遅れていて、いろいろ大変でしたが。ひたすら、ひたすら、体力が許すかぎり(許さなくても横になったまんまでもできることは意外にあったし)子どもたち1人1人の甘えを受けとめつづけた3年間。
元夫との別居、引っ越し、転校、気持ちを揺さぶられるようなできごとも、たくさんあったんやろうけど。そんななかでも、かーちゃんに対して、今の家庭に対して、安心感だとか、信頼感だとか、少しずつ育ってきたかな。外へ外へと踏み出しはじめた子どもたちを、ちょっと(めためた)心配しながら。
いってらっしゃい
気をつけて
もうすぐ夏休みが終わる。安全基地から外へ踏み出す、外から安全基地へ戻る。ゆっくり休んで、また明日。そんなチャレンジの日々が、またはじまる。
2学期はどんなかな。きみたちの育ちをいちばん近くで見守ることが、かーちゃんのいちばんの幸せ。
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