2022/03/29 突然消えた本のことを思い出し記
・図書館で勉強して初めて「家で集中して勉強する自分像」が清々しいほどの幻想だったと気づく。今回の試験に落ちる前に気づけてえらい。過去2回は落ちているが……
・図書館はものすごく静かだった。比較的にぎわっている場所にあるのに、館内は利用者の規範意識で静けさが保たれている。そのギャップがなんだかおもしろい。しかも無料で利用できるのにこんなに静かだなんて、人間の善意を信じてしまうよ…
・1時間ほど勉強しに行くのに往復1時間かけるのが効率的か疑問だけど、家ワークでたるんだ日常にメリハリができたから許してほしい。
・あとやっぱり、自宅のローテーブルでへにょへにょの座椅子に座りながら集中できるわけがなかった。次のボーナスでちゃんとしたワークデスクを買おうかな。やだな。なんとか経費で落ちてくれないかな。
・久々に図書館で勉強して、高校の頃を思い出した。
・高校の頃、勉強のためにとある施設の自習室を利用していた。
・わたしはそこを自習室と呼んでいたけど、部屋の片隅に本や図鑑が数百冊ほど並んでいて、本来は簡易的な図書室らしかった。古びた本ばかりだったからか、わたしの見た限り、そこに置いてある本を読んでいる人はほとんどいなかった。
・そこで唯一好きな本があった。タイトルはたしか『学校歳時記』だったと思う。内容はほとんど忘れてしまったけど、分厚めの本で、小学校くらいの教員向けに季節の行事などが書かれていた。(かなりおぼろげ)
・勉強の息抜きがてら読むのが楽しみだったけど、いつのまにか自習室から本が消えてしまっていた。その後、地元でも現住地の図書館でも探したことがあるけどまったく見当たらない。幻か……?
・カーリルで東京を中心に調べてみる。お目当てであろう本だけやたら検索が遅い。この本だけ書影も蔵書もない。怖い。
・あ、国会図書館には蔵書されているらしい。なんなら出版社のサイトで販売されていた。
・校長向けか〜。
・買おうかな、校長になる予定ないけど…。
・これが目当ての本なら2000円でノスタルジーを手に入れたことになるけど、もし記憶違いだったら、校長になる予定もないのに校長向けの本を買った事実と本だけが残る。この感触だと、試し読みができる最寄りの施設は国会図書館だろう。
・校長になる予定もないのにわざわざ国会図書館で読もうとしたら取り締まられない?大丈夫??
・ちょっと、考えさせてください……
・この本が自習室から消えた理由は未だに分からない。簡易的な図書室らしいとはいえ、そもそも借りることはできなそうだった。誰かが借りパクしていったのかな。あれ面白いもんな。
・あまり公立図書館に蔵書がないのは教員向けの本だからかな? それとも出版社がターゲットを絞って販売しているのかな。どちらにせよ、珍しい出会いだったかもしれない。
・調べながらミステリーの気持ちになってしまった。本にまつわるミステリーといえば、亞書を思い出すね…
・これ。当時ツイッターで知って夜中に読んでゾクゾクしたの覚えてるな〜〜。ざんっちが「存在しない回bot」に言及した記事と似た読後感があるかもしれない。インターネットおもしろすぎ。
・ネルジュンビして寝ます