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2024/03/03 水平線が好き

・LOVEこと小田原

「自治」と「覇気」
わたしもこれで行きたい

𝑳𝑶𝑽𝑬こと小田原に行ってきた。

いつもは城のある海側に行くけど、今日は山側へ。なんとなくスマホを使いたくなくて、観光案内所で地図をもらってから出発する。

駅を出てさっそく迷い、地図を信じた結果、教えてもらった道よりも大幅に遠回りした。山を切り開いて作られたような坂道を上り、競輪場と学校を通り過ぎるとドデカお堀が現れる。

小峯御鐘ノ台大堀切東堀(コピペ)

今も残っている小田原城の総構えの一部。総構えは敵の侵入を防ぐための場所で、城の外側を囲っているらしい。小田原は城下町も囲っていて範囲が広い。
ここはGoogleマップで見つけて気になっていたところで、実際に見るとやっぱり規模が大きかった。東堀はこういうお堀が300mくらい続いている。木ってこんなに斜めに生えても平気なんだね。

駅や小田原城の天守付近と距離があるからか、ほとんど人がいなかった。むしろ鳩の方が多い。約50°の斜面に30匹くらいの鳩が溜まり、人が通るタイミングで一斉に飛びはじめた時はさすがにちょっと嫌だった。

お堀のすぐ近く、相模湾ビュー!


相模湾の方向に路地を下っていくと、左手に古稀庵(読み:こきあん)が見える。

茅葺いてる!

古稀庵は山縣有朋の別邸で、今は企業が所有している。建物は新しくなっているけど庭は残されていて、毎週日曜に庭の見学ができる。

山縣が造園好きなことは日本庭園のことを調べるまで知らなかった。ガーデニング好きと言われたらなんとなく分かるけど、日本庭園を作るのが好きってまったく想像がつかない世界だ。

ブルブルくんにも川を渡ってもらう

古稀庵、良かったな〜〜。庭の中をいくつかの川が流れている。滝も3つあって、それぞれ違う趣きがある。「浸み滝」がかっこよかった。そしてわたしの好きな高低差のある地形だ。山とか森の中にいるような気分になれる庭はやっぱり楽しい。

渡り廊下


古稀庵のすぐ近くにある皆春荘(読み:かいしゅんそう)。元は別の人の家で、後に山縣有朋の別邸になったんだって。別荘多いな……。
建物を見学したくて入ったら個展開催中だったから、さらっと見学だけにした。門から玄関につづく石段がかっこいい。相模湾ビューだと思っていたら生垣で隠されていて見えなかった。

近くの薬膳喫茶KURAでランチ。建物は外観も内装もすばらしい洋風の近代建築だった。外観の写真を撮り損ねてしまったな。通されたソファ席は日当たりが良い。

カレーもだけどスープがとてもおいしい
良いガラス
調度品もすごくすてき〜〜〜〜〜〜

築90年以上の家。こんな素敵な建物を残してくれて、本当にありがとう……………
食事もおいしかった。おいしさを噛み締めながらカレーを食べたのは久しぶりだ。デザートメニューにクラフトコーラのアフォガードがあったから次に行った時は食べたい。コーラの名前はゴジアイコーラで、なんとなくアイシナを思い出した。

大倉喜八郎の別邸(閉業、非公開)


日曜だから早めに帰宅したけど、もっとゆっくり散歩していたかった。道に迷って見つけた相模湾ビューの景色が忘れられない。地元(狭義)で小高い場所に行けば東シナ海や太平洋の水平線が見えたのが好きで、今でも海を欲している。おしゃれなベイエリアともまた違うあの情緒が欲しい。
いま自分が海なし県に住んでる理由がわからなくなってきた。もう少し気軽に海を、せめて遠くてもいいから水平線を見られるところに住みたい!!

次に行きたいところ→松永記念館、椿山荘東京の庭園(山縣がつくった庭!)


・長々とビバレンの話

みんなは既に観てると思うけど、YouTube公式チャンネルに全部のストーリーと曲があるからみてね。

もしかして、フラドラ終わった……?????

フラドラ14話の終盤、赤組の二人が今までのことを振り返る。やけに最終回っぽい雰囲気を醸し出しているから不安になっていたら、たいようが「やっぱり変わったね、俺たち」とポジティブな感想を口にして、そこから本当に一区切りついてしまった。
まさかこの回で締めるとは思わなかった。でもフラドラ公開直後の生放送でビバレン自体はまだ続くと言ってたから、そこは安心しても良さそう。

(以下、フラドラ1〜14話を通しての主なできごととその感想を書きます。)

・ライゼンプロダクションのお家騒動勃発

これはフラドラ全体への感想でもあるんだけど、大人の事情でアイドルたちが困るの、勘弁してくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前提としてわたしは丁嵐(あたらし)に100%の共感を向けることはできない。明らかに極端だから。でも少しは分かる……と思うところがあるし、手放しに稲元の味方をすることにも抵抗がある。だから、せめてオーディションに関わった子たち全員は幸せになってほしい。

ビバレンのオーディションは波乱の連続だったから、「候補生全員がオーディションでの経験に納得している」ことでなんとかギリギリ成り立ったと思う。その上でライゼンプロダクションに関わる大人が候補生全員を守ろうとしているのが救いだ。

悪そうな丁嵐(左)


・オーディション落選メンバーの養成所加入
・養成所練習生のデビュー決定
・次期オーディション決定

同じ担当カラーの二人がデビューをめぐり切磋琢磨しているのに、担当カラーごとに声優が一人二役ってことは、この作品ほんとうに「「やる」」ぞ……とハラハラした日々から1年以上経った。

負けてしまった候補生たちが養成所に入ったからいずれデビューするのかなぁなんて思っていたら、想像以上に早くデビューが決まってけっこう驚いている。

待遇面でちゃんと線を引かないと、推しをデビューさせるためにCDを積みまくったり宣伝したりしたファンやその結果デビューできたアイドルを裏切ることになる。その懸念は稲元も理解していて、現実的な着地点を提示した。
練習生たちがデビューしてもオーディションで勝ったXlamVと同じ待遇ではない、と現時点で明言されている。実際どんな風に活動していくのか想像がつかない。

メタな視点だと、わたしたちの住む現実世界でもXlamVは鳴り物入りでデビューした。つまりビバレンという作品の規模を考えると、XlamVのデビューやCD発売の折には大々的にプロモーションされている感覚がある。

それを見てきたグランツ/クラリスは練習生のデビューグループとXlamVとの差がはっきりと分かってしまうはず。それを見て今まで通り応援できるだろうか。まだ何も情報がないから今後の楽しみと不安が同じくらいある。

シビアなことを言う稲元

そしてさらっと次期オーディションの開催も決定した。前回のオーディションで落選したメンバーもデビューすると分かった以上、前回のような視聴者参加型という名のCD積ませバトルでは既存ファンのモチベーションが上がらなそうだけど、どんな形式になるんだろうか。

楽曲+ドラマパートでCD展開する他の作品を見ていると、既存キャラと新キャラを同じ土俵にあげて競わせるのは良くない選択だと常々思う。
新キャラで新しいファンを取り込める反面、既存のファンによってファンダムの土台が作られているから、新キャラが勝ち上がるのはかなり難しい。と思ってるけど例外があったらごめん

その点、オーディションだと参加者は全員新キャラだろうからスタート地点の平等が保たれる。一方でその状況になると、既存のファンがオーディションを応援するモチベーションを保てないかもしれない。だから既存キャラと新キャラを同じ土俵にあげる作品があるんだな……(今気づいた)
どちらにせよわたしはビバレンの群像劇が好きだから、その点を信頼して次のオーディションもそれなりに楽しみにして待つ。
頼む、稲元……………

前回オーディションも他作品もそうであるように、CDをたくさん積ませるからこそ高頻度ですばらしい楽曲を聴くことができると薄々理解しつつも、やっぱりあんまり良くないCDの売り方だよな……といつも思う。CDを積ませるバトルは青天井だから、入れ込みすぎてしまうとソシャゲのガチャよりも大変そうだ。


・無人島でサバイバル(?)

無人島でバーベキューのはずがサバイバルすることになった場面。シンプルに楽しい回だったし、たまにドキサバを思い出して懐かしくなった。
ホラー映画や廃村に残る伝承が好きだから、妖精の伝説のくだりをもう少しじっくり聞きたかったな。
日本に妖精なんているのかなって思ったけど、小さいおじさんも妖精に入る?


あとは、XlamVが東京フレンドパークっぽい番組に出演する回もみて。

何らかの意図を感じるくらい各メンバーに最適なゲームが割り当てられていて、メタおもしろがあった。
ビバレンのファンって10代の人もそれなりにいるし、パロ元が分からないんじゃない?と心配する側になった点でも感慨深い。街中で広告とか見ててもよく思う。


オーディション時のドラマは1年以上かけて25話を放送していた。だからフラドラも同じくらいのボリュームがあると思っていた分、あっさりしてるように感じたのかも。
振り返ってみると、フラドラはXlamVや練習生をフォローしつつ、次のオーディションへの橋渡し的な役割を担っていたのかな。
4月にXlamVの初ライブがあるらしいから、そのタイミングで次の新譜とか練習生デビューの情報もあるといいな。


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