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2023/3月 忙しないお出かけ記録

・東日本パスでお出かけ(初青森うれしい!)

3/10〜3/12の3日間、JR東日本パス ファイナルを使ってお出かけしてきた。

JR東日本全線(新幹線・一部3セク含む)が乗り放題になるらしい。過去に何回か販売していて、今回は鉄道開業150周年記念の第二回だった。(既に販売/利用期間は終わったよ!)

ちょうど18きっぷが恋しいタイミングだった。東海道新幹線は乗れない、そもそも2万円以上する…など懸念点はあったけど、それを差し引いても最高の旅になる予感がして買ってみた。

詳細なレポを書く予定だったけど、長すぎて書き上げられなかったからここにざっくり記しておく。

1日目:長野のミニシアターでインド映画鑑賞

観たのは「マスター/先生が来る!」「響け!情熱のムリダンガム」「バンバン!」の3つ。
3本連続で映画を観たのは初めてだけど、全部面白かったのと日本語字幕があるのでほどよく集中力を維持しつつ最後まで鑑賞できた。

特にマスターが印象に残ってる。公式YouTubeで観るか迷ったけど、劇場に行ってよかった。ヴィジャイセードゥパティさん演じるバワーニがあまりにも悪役ですばらしく、未だに思い出す。

2日目:初めて青森に行く
新幹線フリーエリアの北限である新青森駅まで行ってみた。
東北で行ったことがあるのは郡山だけで、それも18きっぷを使ったときに乗り換え待ちで1時間ほど滞在しただけだ。福島といっても東北の中ではだいぶ関東寄りだから、今回で一気に本州北限の記録を更新した。

まだ雪の残る新青森駅

この日は3月11日だった。初めて見る東北の景色を目に焼き付けながら北に向かう。

新青森駅からなんとなく青森駅に行ってみたら、駅の周辺がすごく雰囲気の良い港町だった。

手前に写っているのはAファクトリー
土産物屋などの複合施設
八甲田丸 中に入れるってよ

「いま横浜にいる……?」と錯覚する瞬間があった。
しかも、こんなに開放感があって良い場所なのに人が少なくてかなり快適だ。青森駅の近くでぼーっとしたい人はここに行った方がいい。

砂浜に雪が積もる光景 初めて見た

時間の関係上ねぶたの施設に行けなかったけど、駅に展示されているねぶたは見た。大きくて光っているから見応え抜群、おまけにかっこいい。

さいきん浮世絵鑑賞が趣味に加わりつつあり、特に国芳と芳年の武者絵が好きだから、ねぶたの中でも戦いがモチーフになっているものは浮世絵みたいでわくわくした。二次元コンテンツのフィギュア化もこんな気持ちなのかな。

自分用のお土産にイギリストーストなどを買って帰った。青森って日帰りできるんだなぁ。

「ねぶた」と「ねぷた」で異なるらしい。
わたしは青森市で見たからねぶたの方かな。


3日目:鎌倉の美術館に行った
余力があれば最後の力を振りしぼって関東圏を抜け出すつもりだったけど、なかったから鎌倉に行った。

めあては鏑木清方記念美術館。前回の訪問時にポストカード売場でひとめぼれした絵の実物が展示されていると知り見に行った。
その絵はやっぱり素敵だったし、他にもすばらしい美人画や花のスケッチなどがもりだくさんで大満足の企画展だった。

推し作品のポストカードがバラ売りされていなかったから、別作品のポストカードを2〜3枚買った。

敷地内の沈丁花がふわっと香ってた。
花がテーマの企画展だからぴったり。


芳年・芳幾の展覧会に行ったときから鑑賞しながらメモを取るようにしている。生の感想を読み返すのは楽しい。


この3日間で東日本パスを使いまくり、交通費を合計すると3万円ほど元を取った。全体の交通費の半分くらいは青森に行ったときの新幹線代だった。
駅のニューデイズが10%オフという特典もついていたし、行きたいところに行けたから交通費以外の面でもめちゃくちゃに得したと思う。


・推しの誕生日記念上映会に参加

「推し」という言葉にためらいがあるけど、推しに分類されると思うからそう言うね。推しの誕生日記念上映会に行ってきた。

人見知りがちなのと自衛を兼ねて、好きジャンルのことは主に鍵垢でつぶやいている。それゆえ、フォロワーと好きジャンルが被らない限りは同好の士(ルビ:オタク)と交流することがほとんどない。久しぶりの現場(?)でめちゃくちゃ緊張したけど、推しへの愛にあふれたやさしい空間だった。みんな絵が上手すぎる……!

観たのは「Rangasthalam」と「Acharya」の2本。英語字幕ということもあって、ラストまでのあらすじをあらかじめWikipediaで予習していたけど、それでも面白かった。ツイートにも書いたけどRangasthalamが印象深い。ここ最近観た映画で一番かも。

英作文でファンレターを書く体験もした。前日の夜中にDeepLと校正AIと「推し活英語」の例文を使って大慌てで仕上げるという今時中学生の夏休み最終日(想像)みたいな状態だった。物理的にも言語的にも届くといいなぁ。
インド映画のファンコミュニティは、今までいたオタクジャンルと全然文化が違う。新鮮で刺激的な体験ばかりでたのC。


・RRRについてのトークイベントにも行った

受付開始から1分半で締め切られたらしい。チケットを取れたのが奇跡だった。詳細な感想をSNSに書くことは禁止されているから、できるだけ曖昧な感想を書く。


〜感想その1〜
RRRについて調べなければと思っていたことを専門家の視点からわかりやすく説明していただいて勉強になった。

鑑賞をさらに楽しめる知識や作中の時代背景はもちろん、先生の考える批判点を聞けたことも貴重で良い経験だったな。いくら好きな作品でも、手放しに全肯定するのはためらいがあるので……。


〜ちょっと話がずれる感想その2〜
ゴールデンカムイを読みまくっている時にも感じたことだけど、歴史や文化や政治が複雑に絡み合うストーリーは背景を理解するためのコストが比較的高い。

背景をまったく知らないままだと、エンタメ作品として楽しむ分には支障がなくても、作品の問題点や批判の意図が理解できなかったり、制作者が意図的に描かなかったことに気づけなかったりする。

わたしの場合、特に元ネタに関わる人々がいる/いた場合は「面白かった〜!」で済ませることにためらいがある。だから、自分にとって旬でなくなったとしても、作品をきっかけにして知らなかったことを少しずつでも知っていきたいな〜〜。

やっぱり今年はどうにかして民俗学博物館に行かなきゃ……。



・アニメチェンソーマン展にも行った

赤い照明の時に撮りたかった

ここでコン(あの手の形)をして写真を撮ろう!の場所だけど、はじかさーしてやらなかったのを今ちょっとだけ後悔している。