2023/10/13 念願の東洋館
・部屋が決まった
・前回の日記では、引越が嫌すぎという話を長々と書き連ねた。
その後、考えていては始まらないと思い、三連休のうちに不動産屋へ訪問。いくつか内見をさせてもらい、あれよあれよという間に部屋が決まった。
・ネットの記事を鵜呑みにして動きはじめたけど、想定より前倒しのスケジュールになりそうだ。インターネットたち、1ヶ月半〜2ヶ月前に始めましょうって言ってたじゃん……!!!
・毎月手取りの何割も払うのに、そんなに短期間で決めていいものなの……!?!?とか、不動産屋がうっすら信頼できないとか、実際に住み始めるまで隣人のことが全然分からないとか、不安が尽きない。
・あと、勧誘の電話がたくさんきていて面倒。電話でお得な情報を教えてもらっても、わたしは自分の耳経由での情報処理能力を信じていないから一旦断るしかない。というか今どきの20代ってネットで調べる人が多いんじゃないかな。
・もっとのんびり決めてのんびり引っ越したいけど、不動産屋のスピードに飲まれている。部屋や家は生きる上でかなり大事なもののはずなのに、想像以上にサクサクと物事が決まっていく。業界独特の商習慣で回ってる感じがする。
・それでも、引越に向けて色々動き出したからには作業を進めていくしかない。
・全体的にワクワク度が低めだけど、家具の買い替えは楽しみ。
新卒時はとにかくお金がなかったから値段重視で家具を買っていて、急ごしらえで統一感のない部屋になってしまった。家でしごとをするとなると、機能面もかなり大事になるし。
今度は地震対策とシンプルさを両立させたい。
・住んでからのミスマッチを防ぐために、申込前に1週間くらいお試しで住んでみたいよね。インターンだってあるんだから。世の中にはお試しサービスがあるにはあるらしいけど、まだメジャーではなさそう。
・あ〜〜〜〜。覚悟はしてるけど、それにしてもお金がかかるな〜〜〜〜〜〜。
・定義は理解できるけど、礼金って何なんだ。
・わたしは屋根の下で暮らすことができて、大家は定期的な家賃収入を得られるのだから、お互いに礼金を払いあってプラマイゼロにするのはだめか?
・トーハクたのしい
やまと絵展のためにトーハクに行った。昨年末以来、10ヶ月ぶり。
先に常設の東洋館を見に行った。
仏教美術に興味があると気づいた後だから、かなり楽しく鑑賞できた。
ガンダーラ仏に会えて嬉しい。松岡美術館でガンダーラ仏に興味を持ってからトーハクの東洋館にも行きたいと思い続けてて、やっと念願が叶った。
東洋館で特に面白かったのはクメール彫刻。
今でいうカンボジアのあたりで作られた、ヒンドゥー教や仏教の彫像が展示されていた。
美術的にはもっと細かな観点がありそうだけど、わたしは顔立ちに独自性を感じて興味深かった。他の地域で作られた仏像よりも、心なしか東南アジアらしさがある。
ガンダーラ仏に対しても似た気持ち。ガンダーラ仏はギリシャ彫刻の影響を受けて、彫りが深かったりウェ〜ビ〜な髪になっているらしい。
こういう文化の流れを感じる美術がとても好き。
東洋館だけで7割くらいの美術鑑賞エネルギーを使ってしまったけど、肝心のやまと絵展。撮影禁止だったので作品の写真は撮れず。
・平成館までの道に咲きかけの金木犀があり、ほんのりと甘ったるい香りに包まれて秋を感じる。
・会期3日目、金曜の夕方だけあってそれほど混雑していなかった。
第一会場の絵巻系は常に列ができているけど、展示品の前だけ並んでいたから、待てばすんなり見られそう。第二会場は空いてるから、ガラスの前でじっくり鑑賞できる作品も多かった。
・展示品は重文と国宝だらけ。そのうえ量で殴られる、ものすごい空間だった。作品の前に人が並んでいることが多くて基本的に流し見だったけど、それでも全体を見るのに1時間ほどかかった。
・インターネットでもたまに見かける鳥獣(人物)戯画、よく考えたら900年近く前の原本がガラス越しにあるんだからすごいことだ。しかもちゃんと読める状態で保存されている。
・興味深かったのは病草紙、地獄草紙、餓鬼草紙。
病草紙は当時の人々がかかった病気の様子を描いたもので、美しさより記録にフォーカスされている(と感じた)からか絵がかわいめ。昔の人もお腹を壊して苦しんだりしたんだな〜と思うと親近感が湧く。
・あとは、南北朝〜室町時代のきらびやかなやまと絵たちも好き。いかにも美術品!なキラキラ屏風を見るとやはりテンションが上がるし、こういうのを置ける家に住みたい。
・全体の感想。日本美術に飢えていたタイミングでなんとなく訪れてみたけど、そもそもわたしはやまと絵のことを勘違いしていた。近代以降の日本画の中にあるジャンルのひとつだと思っていたから。(日本画の定義を調べたら混乱してきたからこの話はこれでやめます)
・作品を見てめちゃくちゃ刺さった、って感じではなかったけど、やまと絵のこういう部分が後世に影響を与えたのかな〜と想像しながら見るのが楽しかった。
数百年前、物によっては10世紀くらい前に描かれた作品なのにすごく綺麗に展示されていたのも驚き。展覧会の料金は高めだけど、これだけの作品を全国から集めていると思えば納得できる。
・あとはグッズかかわいかったからおすすめです。虎のぬいぐるみが欲しいよ。
・楽しかったけど、目当てが展示されていないタイミングで行ってしまった。わたしは神護寺三像を拝みたい。無理やり休みを作ってまた見に行こうかな〜〜〜〜。
・中毒性が高いパズルゲーム
Twitterのフォロワーに教えてもらって、Jewel Slidingというパズルゲームで遊びはじめた。
やたら爽快感があり中毒性が高い。
ゲームをリトライする時は約3〜5回に1回の頻度で広告動画が出てくるけど、機内モードに設定して遊べば広告を見ずに済む。おまけにスタミナという概念がないから無限に遊べてしまう。
もしかして、慈善事業……?
コンボが増えると謎のおじさんが喜んでくれる。
ゲームオーバーになった時は謎の石を見せてくれる、おちゃめな一面も。
けっこう楽しんでいたけど、1日の大半をこのパズルに費やす日もあり、あまりの中毒性に怖くなって早めにアンインストールした。Twitterと同じくらいくせになる。
Jewel Slidingをやめてから数日経ち、スイカゲームに手を出した。いつかのウロマガを読むまでは、少し前に流行ったドラマ「イカゲーム」の続編だと思ってたけど、全然違った。
こっちも中毒性が高くて、何も考えずに延々とできるタイプのゲーム。270円で買えて課金なしでずっと遊べる。
ゲーム自体の楽しさはもちろん、流行りのゲームにリアルタイムで手を出せることが嬉しかった。
わたしは対戦やアクションが苦手で、周りでアクションゲームが流行ってても指をくわえて眺めているだけのことが多いので……。
Jewel Slidingもたまに思い出しては再インストールしてしまうし、スイカゲームも楽しくて、中毒性の高いパズルゲームから抜け出せない。
・パラアニ
今期のアニメは呪術廻戦・パラライ・ヒプマイの3つを追う予定だから忙しい。
特に注目しているのはパラアニ(Paradox Live THE ANIMATION)。
そもそも原作が好きで、アニメ本放送の直前に開催された上映会で評価が良かったこともありハードルが上がっていた。
実際にアニメを観ると、評判に違わず気合の入っためちゃめちゃ良いアニメになっていて大満足。
今まで音源を聴いてイメージしていた場面が解釈一致の映像で再構成されていて嬉しすぎ。
夏準の家の広さ、クラブパラドックスのゆりかもめ沿線にありそうな感じ、cozmezの二人が住むスラムの街・狭い部屋の雰囲気など。こういうシーンを想像していた!ってところがそのまま出てきて嬉しい。
今後はファントメタル関連の描写が楽しみ。
それに、MVのクオリティが高い。カメラワークがライブ映像みたいで、視聴者はヘッズとして画面越しのライブを観ている感じ。
BaNG!!!のMV好きポイント→0:27〜 夏準が"honey" でアンちゃんの方を見るシーン
パラライは幻影ライブが物語の核になっているわりに、今まで具体的な情報が少なかった。数年前に幻影ライブ中の立ち絵がキャラ別に公開されたこともあるけど、アニメとして本格的に映像化されるのはおそらくこれが初めてだと思う。
これが4チーム分観られるの、嬉しすぎ……。武雷管の分もあったらいいな。
パラライはチームごとに作詞作曲の担当が決まっていて、曲の方向性も明確に違うから、これから出てくるアニオリ曲も楽しみ。いろいろな方向からパラライのヒップホップを浴びたい。
・その他
この回の恐山がすごかった。
森なつめさんの漫画を思い出した。もうあのロゴが頭から離れない。
さいきん五分目悟にハマってCG作品を全部見た。世にも奇妙な物語に求めてるものが全部ある。
トーハクに行った帰り、初めてみはしのあんみつを食べた。あんみつを食べたこと自体が初めてだったかも。
思っていたより大きな器で出てきた。ちいさめのどんぶりサイズくらい?
空腹だったからか、あんを口に入れてすぐに美味しさのゲージが振り切れて脳をダイレクトに刺激されたような多幸感を感じる。半分以降は甘さとの戦いになった。
ゆのみが空くとすぐに店員さんが緑茶を注いでくれて、それにかなり助けられた。緑茶と和菓子って合うんだね。