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2023/07/23 よく分からないけど良いもの

スリルがある夏休み

・少し長めに休むことになり、ゆっくり過ごしている。初めてのことでおろおろである。

・はたらきはじめてからずっと、あたし、一体いつまで走り続けられるんだ……?(体育の持久走がものすごく苦手だったな〜…)と思ってたから、一時停止の存在に気づけたことがありがたくもある。

・一方で、自分の後ろ盾のなさは良くも悪くもスリルだらけってことを痛感した。これは単純な損得で考えれば、悪いことの方が圧倒的に多い。今までも覚悟を決めてるつもりだったけど足りてなかった。さまざまな状況がもう少し悪かったら見える景色が一変してたと思う。とてもヒヤヒヤした。


・休むとはいえ、今後のためには先のことも考える必要がある。考えごとが増えた。面倒だけど、自分のことって全部自分で決めた方がいいらしい。
それはしっかり考える予定だけど、とりあえず今はもう少しだけ、のんびりさせていただきたく存じます………!!!!!!

・どうせ休むなら秋が良いってツイートしたばっかりだし、わたしがいちばん避けたかった学生の夏休み期間と被っているし、しょうがくきんのために"機関"に大金を献上したばかりで、勘弁してくれ〜〜〜〜!ってタイミングが重なったけど、たくさん休むぞ!!!!


㊗️クランヴ1st EP発売㊗️

7/14(金)はめでたいCD発売日。池袋のでかいアニメイトに行ってきた。リニューアルしてから初訪問だ!

東京で有名なダンジョン駅といえば新宿だけど、池袋もなかなか複雑。
特に、地下鉄で池袋に来て、目的地付近の出口をめがけて歩いていると、案内表示を見失うことが多い。というか途中でスッ…と消える。いつも乗換アプリとの心理戦に負けている。

最近はようやく、どこから来てもさほど迷わずに東口にたどり着き、なんとなくでアニメイトに行けるようになった。オタクの勘が冴えてきた。

しののんたちが、いる
XlamVもいる

店名の上にどでかく配置されていた。

店内に入ってすぐの場所にも。

びみょうに右側から撮った

店に入るとサイン入りのパネルがずらっと並び、いくつかのモニターにはMVが映っている。

白くて明るい空間に、海で見る夕焼けみたいな鮮やかな色が映える。やっぱりジャケットの背景色がとても好きだな〜〜〜!

すばるのサイン 練習の成果を感じる(かわいい)


告知を見ていたから展開内容は知ってたけど、いざ間近で見ると迫力を感じる。
わたしと同じく初日のポストカード配布に駆けつけたファンもたくさんいて、パネルの写真を撮ったりMVを観たりしていた。

4Fのグッズコーナーは、階段を上ってすぐの場所にビバレンが配置されていて、目に留まりやすくなっている。棚ふたつ分の片面がまるまるXlamVのコーナーだった。気合入ってるなーーー!


今までビバレンのオタクに出会う機会が少なくて、noteやTwitterで感想を放流するだけが多かったから、実際に同じグループを応援するファンの存在を感じられて嬉しい。
あ、でも、昨年夏のアニメイトフェアも行ったな。あれも楽しかった。

CDも手に入ったし、公式ストアで買うか迷ってた夏グッズもを買えて大満足!


CD限定のドラマトラックも聴いた。全員の長所がばっちり発揮されていた。ビバレンのいいところって、全員の仲が良いところだな。本当に。

最新の曲
みんなが恋の顔をしている


コレクション展だけ観た

東京国立近代美術館のMOMATコレクション展、いわゆる所蔵作品展を見に行ってきた。

本来の目的は日本画室の展示だけど、それ以外のジャンルの鑑賞も楽しかった。

原田直次郎「騎龍観音」

かっこいい絵を見て。
もちろん絵があってこそだけど、額縁が作品全体のかっこよさ、神々しさを加速させていると思う。
卍が散りばめられた金ピカの額縁。下手したら絵を食ってしまいそうなくらい印象が強いけど、上手くマッチしててすごすぎ。重文展でも見たけどやっぱり好きだな。

石井柏亭「草上の小憩」

ハイライトの部屋で気になった油彩画。
石井柏亭の名前に聞き覚えがあると思ったら、版画にも携わっていたらしい。

近づいてよく見てみると、絵の表面にオレンジや白のような明るい色が乗っている。固有色よりもかなり明るい色が薄〜〜く塗られているけど、どんな効果を狙ったんだろ。

答えがあった。

「私はそのころ印象主義の描法、光線大気の描写などに相当興味を寄せていたので、この画には人物の描写が殆と済んでいる上に、なお光線を強めるつもりで黄色の線を軽くかけるなどの蛇足も加えられている」

光を描いていたのか!
実際に黄色い線の有無で印象は変わるんだろうか。見比べたいなー。
もしかして、デジタルイラストでいうと、明るい場所に黄色いレイヤーを重ねるみたいなテクニックに近いのかな。

油彩画を見るたびに、こういう立体感(マチエール?)を観察できるのが楽しいよなぁ〜〜!て思う。西洋の絵画に比べて日本画が平面的といわれるのは、描き方や物の捉え方もそうだけど、画材もそうなのかな。

鏑木清方「墨田河舟遊」

待ちに待った日本画室。でかい屏風が展示されているのってけっこう好きかもしれない。

これは鏑木清方の作品で、屋形船の様子が描かれている。
以前、清方と同門の画家が、まさに同じ感じで屏風に屋形船を描いたものを見たことがある。この頃のメジャーなモチーフなんだろうか。


他にも新版画で好きな画家や、別の展覧会で見て気になっていた画家の作品を堪能できた。

伊東深水の美人画たち


今回は時間と体力に余裕があったから、好きなジャンル以外にもゆっくり鑑賞していた。その中で、自分にとってまったく馴染みのないジャンルでも、なぜか惹かれる作品がいくつかあった。

特に、抽象画とか本当に未知の世界だな〜と思ってたけど、岡本太郎の作品はすごく鮮やかで特徴的で、不思議と目を引いた。
他にも、画家の名前は忘れてしまって、技法や絵画の知識も少ないけど、なんか良い!という気持ちをたくさん体験した。

菊池契月「鉄漿蜻蛉(おはぐろとんぼ)」
葉っぱの描き方がなんかすごく好き


美術鑑賞が好きって話をすると、おハイソですのね…な反応されることがままあるけど、
有名な作品に必ずしも良さを感じる必要はなく、知識がある必要もなく。よく分かんないけどなんか好き、って気持ちも大切にしていきたいな〜〜て思った。

実際、美術館や展覧会に行くたびに新しい発見と好きなものが増えてとても楽しい。推しが無限に増えていく感じ。
それに、画集やネットで知った作品を生で見たときって、音楽ライブで「本物がいる〜〜!!!」てなる感覚に近いから二度お得。


メモ

・Francfrancで売ってるアートボードには、プリントされた絵の部分に人工マチエール(?)があった。すごい工夫だ。

・アニメからチェンソーマンを知り、マキマさんに脳を焼かれたんだけど、実際にマキマさんがいたら本当にコロッとやられてるだろうな〜て思った。そういうできごとがあった。

・関東の開放的なショッピングモールに行きたい。できれば海が近いか、遠くに海が見えるところがいい。なくてもいいけど。横浜?千葉?どこにあるんだろう。

・映画館で観たい映画がいくつもある。が、わたしが興味を持っている作品は上映館が少なく、上映時間も信仰心を試されるような時間帯が多い。
スケジュールを組まなきゃ〜と焦りながら何もしないうちに日が経ち、そろそろ上映が終わってしまうものもある。あ〜〜〜〜。


※イラストはすべてイメージです。←???

・駅のポスターで、駅内の禁止事項として階段の逆走があげられていた。

駅の階段にある「下りる人はここを歩いてください」みたいな矢印を知ってることが前提の文言。ふだん駅を使っていると矢印を当たり前に見かけるし、それが合理的なことも理解できる。実際、朝のラッシュで逆走されると、する側もされる側も大変だよね。

でも本来、階段はどこからでも昇降できるから、階段自体に逆走という概念は基本的にないはずで、読み手と暗黙的に共有した文脈に依存している。
色んなところが同じルールでやってるからそういうものだと認識されてるけど、これもローカルルールだよな〜。よく考えるとおもしろい。

・オモコロウォッチ!で原宿さんが唱えてた構文禁止令、正直わかる。

11:10〜あたりから。

わたしは「エモ(い)」という言葉に思うことがあるので、めちゃめちゃわかると思いながら聴いていた。

わたしはエモいって言葉を古語の「あはれ」的な用法だと思ってるけど、一部では、たとえばレトロな喫茶店とか気だるげな様子とか、「こういうのがエモいよね」という認識ができてるっぽかった。

その定型化されたエモをなぞることで感じられるエモさは、本当にあなたのエモさなのか……!?!?
言葉として存在していて、コンプラ的にも問題がない以上、エモいという言葉を使うのは問題ないし、禁止すべきではない。
ても、定型化されたエモに心を動かされたなら、自分にとって何がエモく感じたのか考え、定型のエモさを掘り下げて、自分が感じるエモさの要素を発見した方がいい、と思っている。

こう書くとかなり面倒な主張だな。
ラジオ内で原宿さんも言う通り、ミームを使うのは簡単だけど、乗っかってるだけになってしまう。

自分の感情の機微は自分なりに言葉を尽くして表現した方がいい。自分の思考を整理できるし、その方が豊かになるから。
考えて言葉で表そうとすること自体に価値があるから、言語化が上手すぎるインターネットびとに尻込みしすぎず、(語彙力)とか多用せず、自分の持ってる語彙を総動員させて、自分だけの感情を手に入れろ!!!

おわり