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2023/06/13 基本的に崖ですので

美術館って、たのしいな!

ぐるっとパスの消化を兼ねて、世田谷にある五島美術館に行ってきた。
日本画の企画展が目当てだけど、レビューを見たら庭園の評判も良くてうきうき。

駅に開いた穴

美術館の最寄駅。駅自体はそんなに規模が大きくなくて、駅の周りも住宅街っぽい雰囲気だけど、駅舎が洗練されていてかっこいい。有名な建築家が設計したらしい。

駅から美術館までの道のりは閑静な住宅街だった。行ったことないけど都会だと思ってる二子玉川、その隣駅にしては意外と緑が多くて癒される。
ここ住みたいな〜と思ったが家賃相場がそれなりのお値段ですぐに諦めた。周りをよく見たら立派な家だらけだ。この美術館も私邸の跡地らしい。

近代の日本画展。いわゆるコレクション展で、数年おきに同様の展覧会が開催されているみたい

・展示の感想

展示はとても良かった〜〜!大満足。
特に好きだった作品たち↓


・木村武山「阿弥陀来迎図」
  →色が淡いのに鮮やかでとにかく綺麗。美術館で見た仏画で青い髪(螺髪)は初めて見た。よく考えたらそれも全然ありなのに今まで見たことなかったから衝撃。らいごうずって読むのをいま知った。

・川端龍子「武将拝朝図」
  →ハッとした。この日でいちばん印象に残ってるかも。シンプルな背景と白い肌が、丁寧に描き込まれた甲冑に映えて、静かな瞬間を感じる。

・伊藤小坡「虫売」

  →別の美術館で知って気になっていた画家だ〜。着物の柄が細やかで楽しい。売り子さんの羽織の透け具合が絶妙で見入った。どうやって描いてるんだろう。やっぱり表情がかわいらしくて好き。

・川合玉堂「焚火」

パブリックドメイン美術館ありがとう

濃淡で表される木の遠近感(特に好き)、立ちのぼる煙の質感、焚き火を囲む人たちの様子が、うまく言い表せないけど好き。
人物の影が柔らかいところも相まって、作品全体でその場の空気が描かれているようだった。
ネットの画像でも素敵だけど、やはり実物を見られて嬉しい。ほんと、良かったなーーーー!

・庭園の散歩

そのあとは庭園の見学。コンパクトで手の込んだ庭園を思い描いていたけど、全然違った。むしろここからが本番だった。(※長文)

庭園部分は周りの迷惑にならないようになら撮影OKとのこと

庭園に入る前、入口でマップを見ていたら、スタッフさんが丁寧にルートを説明してくれた。
勧められた通りに外周コースを歩く。

いたるところに仏像がある


「左に曲がると古墳がありますので……」
(古墳?)

あった。

iPhone13の超広角モード(0.5x)歪みがち。

高低差が大きい。周りは緑だらけで、遠くの高層ビルを見てやっと23区にいることを思い出せる。

左側の焼物が気になる


富士山のビュースポット(願望)

庭園マップに富士山のビュースポットが記されていた。が、その辺りを歩いてみても、新緑に遮られて敷地外の建物すらよく見えなかった。
ここから見えるといいなぁと思って、ビュースポットからは少し離れた景色の良い場所で写真を撮っておいた。見える?


階段を下りはじめた途端にワイルドな景色が増えてきた。

瓢箪池

ひょうたんのように横に長い池。この辺りは、やんばるみたいな、湿度の高い自然環境に独特のにおいがした。ハイキングしたときも嗅いだことがあるぞ。

思ってた庭園とは違う(楽しい)

ひょうたんで言うとくびれのあたりに怪しげな道を見つけた。外周ではないけど、入ってみる。

ここ山の中じゃない?
本当に大丈夫な道?


なんとか戻って来られた。後から知ったのだけど、あの激しい高低差の正体は崖だった。

庭園マップで「佛域」と書いてあるエリアに突入。

六地蔵が3セットくらいあった

ひときわ気合の入った門が現れた!

階段を上る間にも仏像がたくさん

階段の先にいるのは大日如来像。

さらに階段を上る

庭園の入口にたどり着いて、やっと1周。
外周だけをさくっと歩くと15〜20分らしいが、寄り道したから1時間くらいかかった。

かっこいい松

こんなに体力を使うと思ってなかったけど、庭園の概念を覆されたし、企画展で新しい好きとの出会いもあったから充実した美術館めぐりになった。

今回の展覧会で特に印象深かった川端龍子は、大田区に個人美術館があるらしい。毎日開催されてるツアーでは、庭とアトリエを見学できるとか。
すぐに行こうとしたけど、試験を控えている今は現実逃避でしかないと思って、後に取っておくことにした。未来のわたし、がんばれ……。


買って良かったぐるっとパス

初めてぐるっとパスを買って、そろそろ利用期間が終わりそうだから利用状況まとめ。

・利用状況

・利用期間:4月半ば〜6月半ば
・訪問した施設:7
・入場料の合計:6400円くらい
・訪問施設の内訳:美術館5、博物館1、庭園1

ぐるっとパスは1枚で2500円だから、大体2.5枚分くらい。好みの展覧会ばかり行ったことも踏まえると、なかなか効率よく元が取れたと思う。

・買って良かったポイント

・気になっていた施設を訪れるきっかけになった
・行ったことのない施設を積極的に選ぶようにしたことで新しい発見が多かった
・東京には数えきれないほどの文化施設があることが分かった
・私設美術館や個人美術館という概念を知った

・次はこうしようかな〜ポイント

・入場料が安めの場所にも行きたい
  →元を取るために入場料が高めの場所を選びがち。たばこと塩の博物館(100円)や上野動物園(600円)を後に回すうちに期限が来そう。安いからいつでも行けるんだけどね。

・普段行かないエリアも攻めたい
  →もっと他に行ってみたい施設はあったけど、遠さなど立地を理由に行かなかった場所が多い。

・美術館めぐりの感想など

・東京にも静かで綺麗で人の少ない場所がこんなにたくさんあると知ることができたのは本当に嬉しい。

・私設(私立)美術館という概念を知った。行ったことはあると思うけど、美術館は公の施設だとふんわり思っていたから、認識の幅が広がった。
創設者の私邸跡に建っていることが多い?

・特に個人美術館は奥が深そう。

個人美術館とは、美術館のうち、一個人が自らの収集品をもとに設立し運営するもの、または特定の作家ひとりの作品に限って収蔵し公開するものをいう。

個人美術館-Wikipedia

Wikipediaの説明だと後者の意味。

それなりに著名な画家は、自宅跡地に本人の名前を冠した記念館がありがちだと気がついた。鏑木清方、川端龍子、川合玉堂……など。
美術館で特定ジャンルの総合的な展示を見た後に、個人を掘り下げる目的で鑑賞しに行くと楽しそうかも。
最近はまったジャンルの中では、まだ清方記念美術館しか行ったことがない。人生の楽しみが増えてしまった。

浮世絵や新版画を鑑賞してても思うのだけど、東京はこういう時に行動範囲を広げやすくてありがたい。東京、家で落ち着いて過ごせない人間にぴったりの街だ。


インターネットをやめられるか→無理


FreedomでSNSの使用時間を制御しはじめてから約2週間。スクリーンタイムの数字は2割くらい減った。

最近iPhoneを機種変更して、旧端末をインターネット以外の用途で使う機会が増えたから、それも考慮するともう少し減ってると思う。

ツイッターを見ていない間はオモコロチャンネルを見たり、iPhoneでショートカットを作ったり、小説を読んだり、noteを読んだりしている。

わたしのインターネットやめたい生活にとっては、オモコロラジオがYouTubeでの更新になったことがやはり痛手で、YouTubeだけは解禁せざるをえなかった。YouTubeってTwitterと同じくらい"インターネット"だな。

とにかく、Twitterに触れる時間を減らすことで、常に脳に詰め込んでいた雑念を少しずつ減らすことには成功している。体感。

あとは、Twitterでふんわり炎上している話題ってTwitterを離れたら大したことないんだなと思えた。
限られた時間で自分のTLを追うので精一杯だから、そのときの学級会的な話題を把握できないままSTT(スーパーツイッタータイム)が終わってしまう。
これはTwitter大好き人間にとってかなり新鮮な感覚だった。


〜最近観ておもしろかった動画〜

亜熱帯で生まれ育ったから雪には漠然とした憧れを持ち続けているけど、ここまで来ると本当に違う世界だ。毛皮のコートってどんな着心地なんだろうか。


パスタを茹でたり肉を焼いたりする機会があるかわからないけどためになった。意味あるんだな…。

この類の体験、あったわ。
土井善晴先生のオンライン講座に参加して、言ってた通りにお米を浸水させて炊いてみたら、明らかにおいしかったなぁ。「高速炊飯 同じ」とかで検索して安心を得てる場合じゃなかった。


その他

・カリスマを追えてないうちに二人くらいブレイクしてた……。時間あるときにストーリーを読まなきゃ。そもそも2期でもブレイク状態で合ってるのかな。

・あすけんが3000円オフクーポンを出していたからnoshを始めた。メインもおいしいけれど、副菜がついているメリットが大きいかも。夏バテで米が無理にならない限り継続したい。

・今更だけど梅田のメジャーデビューアルバムを聞いた。良かったな〜〜。

デビュー発表前の1年間くらいで脱退が相次いだのをTwitterで目撃して、しばらく遠くから見ていたのだけど、これからの梅田も楽しみになる感じのアルバムだった。

・最近買ったインド服がかわいい!柄がめちゃかわいい!特にドゥパッタの柄がお気に入り!
でも全体的に赤い服だから普段着だと浮くかな〜〜。浮くとか考えずに着ようかな。